概要
両名ともに『遊戯王ZEXAL』におけるライバルのポジションである。
作中では、主人公である九十九遊馬とこの二人で三勇士という呼称を用いられている。
自己犠牲精神が強い、不幸な境遇、兄属性持ち、対遊馬仕様のツンデレなど共通点が多い。
ちなみにどちらも端正な容姿であると公式で言及されている。
遊馬とアストラル、それぞれの大切な弟妹を守るために協力する運びとなったが、
一度顔を合わせれば喧嘩になっているのが現状である。
ハルトは勿論、遊馬に対して気遣いや優しさをみせたりするカイトがかなり挑発的で無遠慮であり、
璃緒や遊馬にとって落ち着きのある兄貴分の凌牙がむきになり、子供染みた対抗心を燃やしている。
お互いに随分とイレギュラーな関係を築いているといえよう。
4つ年が離れているが精神的な成熟度合いも肉体的な成長度合いにも余り差異はないように見える。
カイトが幼いのか、はたまた凌牙が早熟なのか……。
余談だが、カイトの中の人は映画『シャークボーイ&マグマガール 3-D』でシャークボーイを演じた。
作中の二人
カイトは第13話から、凌牙は第1話から登場しているが、この二人が初邂逅を果たすのは22話のことである。
- 22話
遊馬の持つ『皇の鍵』を巡ってデュエルすることになるが、凌牙はカイトのライフを1ポイントも削ることが出来ず完封負けを喫した挙げ句、魂まで持っていかれるという散々な結果に終わった。
その後遊馬の奮闘によりカイトと引き分け、無事魂は戻ってきたものの、このデュエルの勝敗が二人の関係を決定づけることとなった。
- 68話
遊馬の身を案じて病院から抜けだした凌牙は、崩壊が始まったハートの塔の中に潜入する。一方ハルトのために動き出したカイトは瓦礫の下敷きになってしまったのだが、小鳥、オービタル、通りすがった凌牙に救出され紆余曲折あって行動を共にするようになる。
地下のゴミ処理場にて、囚われのアストラルとハルトを助け出すために、遊馬と手を組みフェイカーと雌雄を決する。
……のだが、68話までの険悪なムードはどこへやら、この短い間に、まるで数年来の友人のように親しくなっている。
・素直に戦法を褒める、思いを引き継いで戦おうとする(カイト)/69話
・苦しんでいる凌牙を気遣う(カイト)
・ランク3・4主体のデッキのはずなのにレベル8のモンスターを2体も特殊召喚しカイトに託す、
・復讐の発端のひとつでもある天城家に力を貸そうとする(凌牙)/70話
この他にもいきなり下の名前で呼び合ったり、ちょっとした掛け合いをやったりと、距離が急速に接近しすぎた感はある。
……二人に一体どんな心境の変化があったのだろうか。
遊馬と共に物語の根幹に関わっていくであろう重要なポジションを担っているため、今後の共闘に期待したい。
漫画版について
カイトはアニメと同じく、ハルトの『病気』を治療するという名目でナンバーズを収集しているが、
凌牙はというと瑠那と共にナンバーズの抹殺を狙い、敵対関係にある。
アニメ版以上に関係性が薄く、唯一の接点は凌牙の相棒の瑠那がカイトと面識がある程度である。