作品情報
概要
同じくカヅホ作の『キルミーベイベー』のように、登場人物が数人しか登場しない。
クラス委員長の長倉蓮、科学部部長の鈴園沙衣、科学部部員の盛本雨柚の3人が沙衣のトンデモ発明でたいがい大変な目に合うサイエンスコメディである。
全体的にバイオレンス要素が強く、ネタもエグいブラックなものが多く、たびたび全員死亡エンドを迎える。
第51回星雲賞にノミネート。結果は忍者蝙蝠男との対決に敗れた。
登場人物
- 鈴園沙衣 (すずぞの さい)
(向かって右側)
CV:赤﨑千夏(CM)
B組のマッドサイエンティストな科学部部長。アホ毛と白衣がトレードマーク。成績は極めて優秀であり学年トップ。毎回謎の発明を製作して、長倉と盛本に実験させている。しかし自らが被害を被ることも多い。
- 長倉蓮 (ながくら れん)
CV:田村睦心(CM)
A組のクラス委員長で、眼鏡っ娘(しかし成績はあまり良くない)のツッコミ役。視力は悪くないのだが「知能が引き立つ」ということで眼鏡を着用している。日々謎の実験や発明をする沙衣を注意するが、少々ズレているのでいつも被害を悪化させている。
- 盛本雨柚 (もるもと うゆ)
実験その6から登場したC組の科学部員。お菓子につられて入部した天然キャラ。体が極めて強靭で肉体再生能力も強いため、沙衣の発明の実験による被害を最も被っている。しかし本人は全く気にしておらず、実験のためと言っては躊躇せずその身をさらしている。その極めて高い耐久性はあの人物を彷彿させる。
- 柿野日奈 (かきの ひな)
実験その52から登場したD組の奇術部員。垂れ耳のような外ハネした髪型と2本のアホ毛が特徴のフレンドリーな人物。奇術ショーの協力を科学部に申し出て以来、度々化学準備室に顔を覗かせるようになる。得意な奇術は復元系だが、披露した後には大抵悲惨な結末が待っている。
- 戯崎乃子 (ぎざき のこ)
実験その52から登場したE組の奇術部長。得意な奇術は切断系。柿野とは対照的に感情を滅多に表に出さないクールな性格。鋸を常備しているというブラックな作風を加速させてしまいかねない要素を持つが、当の本人は暴走した発明品による巻き添えを柿野以上に被りがち。非常に小柄な体躯のため、頭頂部しか映らないこともしばしば。
- 犬サボテン
「動物ではなく植物なら飼うのを反対されにくい。」という理論を基に鈴園が創った合成生物。サボテンの体だが、4足歩行で動き回り犬並の知能を持つ。頭を撫でてくれた盛本に懐いているせいか、盛本と同じくらいに、鈴園の発明の被害を被っている。ちなみに性別はメス。作者の「描き忘れが多い」というお詫びの気持ちとして描かれた擬人化イラストで明らかになった。
- 最強メカサイボーグロボ
盛本雨柚のクローンから造られたサイボーグ。長倉蓮の無能により危機が訪れた未来を変えるべく、過去に送り出されたというターミーネーター的キャラ。長倉蓮の醜く生に執着する姿に心を動かされ自爆した。
CM
2015年4月10日にTOKYOMXにてCMが放送された。CVは上記の通り、田村睦心と赤崎千夏。なんともわさわさする配役である。