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概要
東方の「霧の国」(群雄割拠の時代の中国をモデルとした地域)の山岳地帯に棲息する猿の獣人。
猿のように身軽で、その尻尾はぶら下がりやバランス取りに使用される。獣人の中でも人間に近い存在とされている。
尻尾を用いた体術を扱うなど高い知能を持つが、その賢さは狡猾さという形でも現れる。
人間をからかい、翻弄し、小馬鹿にしたような態度をとるが、同時に魔物娘として人間の男性との性交渉に強烈な関心を抱いている。
繁殖期には発情に応じて尻を紅い色に染め、男性をさらっては犯す。
気ままかつ気まぐれで、気に入った男性が相手でもおちょくった態度を崩さない。
が、一度男と交わると、それが頭から離れなくなる。もともと気持ちよい事を我慢することが苦手なこともあり、性交時いがいでもしばしば自慰にふけってしまう。
制御のきかない性欲を持つ彼女達には、交尾のことを仄めかし、そのタイミングをコントロールさえすれば、夫側が主導権を握ることも難しくない。
しかしカク猿との交わりは夫達をも侵し、彼らを彼女達同様の、性の悦びに耐えられない猿並みの好色漢へと変えてしまう。
人間の女性もまたカク猿の群れで生活を共にするだけでやがて同族に転化してしまう。
にもかかわらず、カク猿は魔力の扱いに長けて居らず、魔物に転化させる特別な適性を持つわけでもない。
カク猿の魔力が人間に馴染みやすいためであると言われているが、猿の獣人であるカク猿と人間は近しい存在であり、人が持つ性への脆さもまた彼女達のそれに通ずるものだという。