「いつも何だかんだ文句を言いながらもやっぱり皆を助けてくれる、本当は優しいのに素直じゃないあなたが好きです」
「お、おいめぐみん、大変だ!俺、本当にお前の事が好きかもしれん!」
概要
『この素晴らしい世界に祝福を!』の主人公・佐藤和真と、ヒロインの1人であるめぐみんのカップリングタグ。
このカップリングは公式であり、人気投票でめぐみんが1位になった事でめぐみんルートに決まったと思われる事もあるが、人気投票前のWeb版時代から大まかな流れは変わっておらず、人気投票の結果は関係ない。
メインストーリーの内容や順番を変更し、オリジナルの書き下ろしストーリーを多数追加した理由の1つが、『カズめぐ』をイチャラブから日常的な雰囲気の恋愛にするためなので、(作者の意図に関係なく)書籍版は『カズめぐ』のために作られたといっても間違いではない。
つまり、めぐみんが人気だったからカズマと公式カップルになれたのではなく、めぐみんがカズマと公式カップルだった事がめぐみんの人気の理由の1つだということである。
カズマ
「一緒にいるとなんか落ち着くし、あいつといると妙に自然体でいられる」(原作12巻でダクネスに)
めぐみん
「最初は奇行の目立つ変わった人だなくらいに思っていましたが、それが面倒見のいい人だなに変わり、一緒にいて安心する人に変わりました」(スピンオフ『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』、『我ら、めぐみん盗賊団』でクリスに)
という感じで、共に気付いたら相手の事が好きになっていたらしい。
主な経緯
大きな出来事
- 原作5巻
めぐみんの実家で、めぐみんと一緒に寝る事になったカズマがバレンタインデーの話をしている途中、めぐみんがカズマに初めて自分の好意を伝える。
- 原作9巻
魔王軍幹部を倒した後、宿でカズマの部屋へ訪れためぐみんがカズマに告白。一線を越える手前でカズマがめぐみんの様子がおかしいことに気付き、未遂に終わる。
翌日、カズマの好みのタイプを聞いためぐみんが、カズマの好みに近づこうと髪を伸ばす決意をする。
- 原作11巻
塩漬けクエストを全て解消した日の夜、カズマの部屋へ訪れためぐみんが「そろそろ、仲間以上恋人未満の関係になりたいです」と、カズマに告白。
その他、中学生レベルのイチャイチャが多数。
2人の現状
- 原作12巻
めぐみんの告白を受けて、カズマはめぐみんへの好意を自覚し、まずは2人で仲間以上恋人未満の関係から始める事にする。この時点ではアクア・ダクネスの2人には内緒にする方向に決まる。
- 原作13~15巻
カズマが自分の気持ちに素直になったため、めぐみんへの好意を隠さなくなり、めぐみんの気持ちにも余裕が生まれる。2人の口から将来を意識した言葉が出るなど、恋人同士と呼べる関係になる。
- 原作16巻
魔王城へ出発する前日の夜、2人で一線を越えようとするがディープキスまでに留める。その後は時々イチャイチャしながら魔王城へ、到着後カズマからめぐみんへの全財産を使ったプレゼントが。
余談だが、終盤のめぐみんの場面は原作者・暁なつめが、「小説投稿サイトに書き始めた当初からずっと書きたかった場面」との事。
- 短編集『よりみち!』
カズマがめぐみんをおんぶするのを楽しみにしている事が、バニルに見通された。
- 短編集『よりみち2回目!』
カズマが食べたアイスをめぐみんが食べ間接キスをした。
まとめ
カズマは美女や美少女を見るとすぐに鼻の下を伸ばす様なスケベだが、めぐみんに対しては奥手だったりと、めぐみんに対する気持ちは意外と一途で誠実。
めぐみんの方は本編中盤に告白してから、常にカズマ一筋のベタ惚れであり、カズマが優しさから他の女の子のために命懸けになる度に嫉妬したりしている。
2人とも人前で積極的にイチャイチャする事はないが、2人きりだとすぐに2人だけの世界に入ってしまうなど、バカップル一歩手前といった所である。
公式Twitter質問より
- めぐみん
【いつカズマの事が好きだと自覚しましたか?】
「毎日おぶわれている内に広い背中だなと思うようになり、その内安心を覚えるようになり、ああ、自分はこの人が好きなんだなと……何を言わせるんですか」
【カズマと爆裂魔法どっちかと聞かれたらどっちを取る?】
「私は欲張りで諦めない女なのでどっちもです。たとえあの男が違う世界に行ってしまったとしても、世界の壁なんて爆裂魔法で打ち砕いてみせようじゃないか!」
- カズマ
【ダクネスにしたようにめぐみんにお姫様抱っこをする予定はありますか?】
「めぐみんの日課に付き合ってる最中に、一匹だけで現れたコボルトを追い掛け転んで、足を挫いた結果お姫様抱っこされた事ならある」
めぐみんはパーティーだと攻撃担当なため非常に高レベルである。
そのため筋力などのステータスがカズマ以上に高くお姫様が抱っこも余裕で出来るイケメンである。
2人とも現状や過去については答えた反面、先の事に関するような質問には答えてくれなかったが、最初に後日談に関する様な質問は答えないと宣言されている上、カズマが魔王戦後(つまり後日談)に「告白とかちゃんとする」と言っているので、後日談に期待したい。
- その他
【カズめぐについて一言】
「とっととくっ付けと思う」
【イチャイチャしているカズマとめぐみんを見てどう思う?】
「昔は恋愛なんて、みたいなスタンスだったのにめぐみんも堕ちたものだなと思います。めぐみんが恋愛にかまけている間にライバルの私はさらなる高みを目指して差を付けるので、特に興味はないです」
他にも多数めぐみんに対して、カズめぐの未来への質問が寄せられていたが答えられなかった。後日談に関するような質問には答えないと最初に宣言されており、後日談が非常に楽しみだ。
2人の周囲
12巻で仲間以上の関係になって以降、2人(殆どカズマ)がリア充になった事を自慢するため話しまくっている事もあり、2人の関係が殆どの冒険者や一般人に知られている。
公式Twitterでの【カズめぐについて一言】という質問に対し、リーンが「とっととくっ付けと思う」と答えた事からも分かる通り、周囲にはバレバレの様である。
- 紅魔の里
14巻でめぐみんの同級生ねりまきは、カズマとの会話から『カズめぐ』が進行している事を知り驚愕、あるえに至ってはめぐみんに、「めぐゆんに戻るんだ!」と説得する始末(その発言にキレたカズマが、あるえとケンカを始めそうになる)。
ふにふら・どどんこは最初こそ「あのめぐみんが!?」と驚いていたが、話が進むにつれカズマを「めぐみんの彼氏」と呼ぶ様になる。
Web版と書籍での変更点について
カズマ達が紅魔の里に向かう事になった経緯や道中で起こった出来事、カズマとめぐみんが仲間以上恋人未満の関係になるまでにかかった時間などが変わった件について、作者が「Web版のめぐみんがチョロすぎた」と発言した事があり、2人の恋愛関係の進展をゆっくりにする事で、めぐみんのチョロさの緩和を狙ったと言われている。
道中での野営中にカズマが死亡するトラブルが無くなった事も、ギャルゲーの様に特定のイベントを経て"相手"を好きになるのではなく、カズマとめぐみんが日々の生活を通して相手を好きになる様にしたのではないかと言われている。
ラブコメ?
作者は9・12巻のあとがきで「イチャラブは控えたい」、「本気のラブコメはちゃんと別作品などで」と答えていたが、物語中盤に入る前に『カズめぐ』がスタートすると、ツンデレなカズマと恋にも全力なめぐみんの甘酸っぱいやりとりが話の中で何度も繰り返されていたため、ラブコメ色が濃くなっている。
『このすば』は登場人物達の成長や変化が、一部の例外を除いてとても小さいのが特徴なのだが、最も大きく変化した2人の恋愛関係はスケールの小ささに比べてとても印象的(※)で、本来は異世界を舞台にしたRPG風の日常系ファンタジーコメディのはずの『このすば』がラブコメ扱いされる事もある程である。
※本編やスピンオフの口絵や本文イラストでも、2人の恋愛関係を描いたものが多数登場し、全体で見ても割合が大きめ。
余談
めぐみんは作中で一番カズマのセクハラ被害に遭っているが、めぐみんも同様の行為をカズマに何度も繰り返している。
カズマからめぐみんへのセクハラ
- めぐみんのパンツをスティールする(少なくとも2回以上)
- めぐみんのブラジャーをスティールする(少なくとも2回以上)
- 寝ているめぐみんの手を握る
- 寝ているめぐみんの隣に上半身裸で横になる
- 夜の紅魔の森で何度もめぐみんの胸を触る……など。
めぐみんからカズマへのセクハラ
- カズマの腰からタオルを剥ぎ取って全裸にする
- カズマの下半身にイタズラする(計2回)
- 二日酔いで起きようとしないカズマの服を剥ぎ取り、強引に着替えさせようとする
- ベッドの上で上半身裸のカズマから服を剥ぎ取ろうとする……など。
なおめぐみんは紅魔の里を旅立つ少し前に、占い師であるそけっとに将来の仲間について占ってもらったが、そけっとからは「この未来は変えないほうが良い」と言われて結局何も教えてもらえず、代わりに「セクハラされても短気を起こさないように」という不穏な助言をもらいとても困惑していた。
そけっとの占いで判明した変えない方が良い未来というのが、『カズめぐ』だったと考えて間違いないだろう。
映画のパンフレットインタビューにて作者が、「(カズマの相手として)収まるところに収まるのはめぐみん」と話している。
ちなみに日本以外では『kazumin(カズみん)』、中国や台湾では『真惠』と表記される。
関連イラスト
関連タグ
ゆいゆい:カズめぐ推しなめぐみんの母。
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