カトライア・フジワラ・ブランシュタイン
かとらいあふじわらぶらんしゅたいん
CV:前田愛
エルザム・V・ブランシュタインの亡き妻。エルザムより3~4歳年上だった。
ミドルネームの『フジワラ』は旧姓であり、その名前の通り日本人の血を継いでいる。
穏やかな性格で、ライディース・F・ブランシュタインとレオナ・ガーシュタインから慕われている一方で、任務で不在がちなエルザムの帰りを健気に待つなど、芯の強さを併せ持っていた。
特技は料理で、その腕前はエルザムに匹敵するほどであり、エルザムが驚くような新しいレシピを常に考えていた。
茶道を嗜んでおり、ライの祖母と共にライに茶道の楽しさを教えたことから、ライが茶道にはまるきっかけを作っている。
だが……エルピス事件でコロニーの独立運動の阻止を目論んだカール・シュトレーゼマンの依頼を受けたテロリストの1人、アーチボルド・グリムズによって人質に取られ、毒ガスが仕掛けられた区域に閉じ込められてしまった。
隔壁を強制開放されて毒ガスがコロニー全体に広まって住民が皆殺しにされることを危惧したカトライアはエルザムに自分毎隔壁を撃って破壊するように促し、最期はエルザムに撃たれて死亡した……。
カトライアの死後、京都に墓が建てられ、エルザムやライ、レオナが墓参りに訪れている。
この事件がきっかけで、カトライアを手にかけてしまったエルザムは心に深い傷を負い、「大義の為には親しい人間を犠牲にしなければならない」というジレンマに苦しむようになった他、カトライアに想いを寄せていたライはエルザムを逆恨みし、ミドルネームの『Von(フォン)』を捨てて『Fujiwara(フジワラ)』と名乗り、ブランシュタイン家を出奔してしまった。
尚、αシリーズでも死亡しているが、事件の経緯が違うのかエルザムもブランシュタイン家を出奔しており、ライがエルザムを逆恨みするようなことは無かった。
因みに、OG2で語られたシャドウミラーがいた並行世界ではテロ作戦が成功してカトライアだけでなくエルザムやマイヤーも死亡しており、結果、コロニー独立運動は潰されてしまったらしい。