アーチボルド・グリムズ
あーちぼるどぐりむず
ノイエDCの戦闘指揮官にして、元テロリスト。
エルピス事件を引き起こした張本人であり、その結果としてエルザム・V・ブランシュタインの妻であるカトライアが命を落とし、ブランシュタイン兄弟の絆に深い楔を打ち込むこととなった。
つまり、だいたいこいつのせい。
普段の物腰や言動は柔らかいが、敵や非戦闘員を甚振る際には豹変したように興奮したり相手の精神を執拗に抉るような言動を取ることなど、その言葉には美点の欠片すらなく、外道や卑劣漢そのものを絵に描いたようなサディスト。
ただ、彼の家柄は元々高級貴族であり、アーチボルド本人が「グリムズ家は超機人と関わったために没落してしまった」と発言していることから、超機人との因縁が深いようである。
後に龍虎王伝奇の単行本上巻の巻末に収録された4コマでご先祖様と共演。
誰がグリムズ家の財産を食い潰したのかと凄んだ際、彼らは皆目を逸らしてしまった(アーチボルド曰く、相当苦労したらしい)。
アッサムティーをよく飲んでいるが、その理由は血の色に似ているから。
こういった内容から、彼がいかに残虐な男であることがわかる。
オペレーション・プランタジネットではノイエDCの指導者であるバン・バ・チュンを裏切り、彼に致命傷を負わせる。
その後、アースクレイドルでクロガネ隊を迎え撃つが、そこでブランシュタイン兄弟の攻撃を受け、脱出しようとするも機体のハッチが開かず、発狂しながら死を迎えることとなった。
ちなみにアニメ版では致命傷を負いながら脱出しようとするも無駄な努力に終わりハイテンションに爆散。
漫画「RoA」では脱出装置を掴むための両手が千切れて、自分で発生させたグラビトン・ウェーブが引き寄せた巨大な瓦礫に圧し潰されるという自業自得過ぎる末路を迎えるなど、出るたびにちょっとずつ死に方が変わっている。
漫画作品
『スーパーロボット大戦轟外伝』
非公式だが、富士原昌幸氏が描いたOG2の後日談にあたる本作では、自身の先祖と因縁のあったリシュウ・トウゴウとの絡みがあり、アーチボルドの過去が掘り下げられている。
嘗て、龍虎王に倒された7体の妖機人が合体した七獣王がアーチボルドを操者として復活させ、龍王機と虎王機が収容されているテスラ・ライヒ研究所を襲撃。
その目的は、完全復活のために超機人である龍王機と虎王機の魂を喰らうことであり、そのために超機人と因縁のあるアーチボルドを利用していた。
体調不良で十分に戦えないクスハ・ミズハに代わってリシュウが龍王機に乗り込み、ブルックリン・ラックフィールドが搭乗する虎王機と共に出撃。
出撃早々虎龍王に合体したリシュウ達の前に現れた七獣王と共に因縁の対決を挑む。
七体分の生命で圧倒的な再生力を持つ七獣王に苦戦するリシュウ達は龍虎王に合体して一撃必殺の攻撃で仕留めようとするも、リシュウが念動力者でないことに加え、一瞬の隙を突かれて返り討ちに遭ってしまった。
追い詰められたリシュウ達に対し、アーチボルドは稲郷とブランシュタイン、そしてグリムズの家系を巡る先祖代々の因縁を明かした。
超機人の因縁を巡る壮絶な死闘の末、アーチボルドと七獣王は敗北。自身の先祖と戦った相手の末裔に討たれてニ度目の死を迎えた。
巨大な稲妻を纏った一太刀が直撃し、かつての先祖であったジェイべズと同じく機体ごと肉体を真っ二つにされるという皮肉な最期であった。
ジェイベス・グリムズ/エドワード・グリムズ/アリッサ・グリムズ:龍虎王伝奇の登場人物。彼の先祖に当たり、超機人と関わった先祖である。
アリー・アル・サーシェス/ガウルン/オールドキング:テロリスト繋がり。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:中の人が同じで名前に「アーチボルト」が付く人物。
但し、彼は性格こそ難ありだが卑劣漢というわけではない。
河上万斉:中の人が同じで「テロリスト」という共通点がある。
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vsアーチボルド・グリムズ(スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2)
今回は公式スパロボOGシリーズから、リクエストのありました凶悪テロリストです。ブランシュタイン兄弟の因縁の相手で、とにもかくにもその残忍性で印象に残ってます。3,918文字pixiv小説作品