「己の力を欲望ではなく、人類と地球の未来のために使う者であれば、何人であろうと拒みはしない!」
CV:宝亀克寿
概要
ディバイン・クルセイダーズ(以下、DC)内部では、総帥のビアン・ゾルダークを古くから支援してきた男。階級は大佐。
ビアンの娘であるリューネ・ゾルダーク、ビアンの同志であったゼンガー・ゾンボルトとレーツェル・ファインシュメッカーことエルザム・V・ブランシュタインとは面識があった。
元々は民族解放運動や反連邦運動に携わっており、政治的手腕にも定評がある。
基本的にはDCの当初の理念である「異星人と戦うための軍閥による地球圏統治」に忠実な人物。
L5戦役後、アースクレイドルを統括するイーグレット・フェフと組んでいたシャドウミラー等の支援のもと、各地で活動していたDC残党を取り纏めてノイエDCを創設、その指導者となった。
当初は地球連邦軍との戦いを優位に進めた。
また、演説では地球連邦政府の軟弱なやり口を、連邦軍が進める軍備再編計画「イージス計画」を揶揄する形で「今の時代に必要なのはイージスの盾ではなくハルパーの鎌」と非難した。
その後、異星人勢力であるインスペクターがノイエDC対連邦の戦争に乗じる形で地球圏への侵攻を開始したことで、連邦軍との一時的共闘を決断。それを機に、ヴィンデル・マウザーはノイエDCと手を切りインスペクターに乗り換えることを決断する。ハガネ及びヒリュウ改の部隊との共同となった北米奪還作戦「オペレーション・プランタジネット」の最終局面で、シャドウミラーに寝返ったアーチボルド・グリムズの奇襲によって乗艦であるライノセラスが大破、インスペクターとシャドウミラーの攻勢を受けて両軍が追い詰められる事態となってしまう。
更に、アインストの大軍が乱入して戦況が混沌とする中、鋼龍戦隊を始めとした味方を逃がすためにインスペクターの指揮官機であるグレイターキンとガルガウへ特攻を敢行、死亡した……。
「若者達よ、生き延びよ! 生き延びて、我等の母星を守れ!」
「ノイエDCに……いや、若き戦士達に! 栄光あれぇぇぇぇっ!!」
バンの死後、ノイエDCは瓦解。
かつてのDCと同様に、残党は再び連邦に対抗するために戦力を整える者、「ハガネと合流し、ビアン総帥の意志を継げ」というバンの遺言に従って、鋼龍戦隊と協力することを決めたユウキ・ジェグナンとリルカーラ・ボーグナインのように連邦軍と合流して異星人や別世界の脅威と戦う者、己の欲望を優先させて破滅した者とに分かれることとなった。
「Record of ATX」では、専用機であるヴァルシオン改・タイプGFに搭乗してオペレーション・プランタジネットに出撃した。