概要
スーパーマリオオデッセイにてマリオが訪れることになるステージの一つ。
「帽子の国」とも通称され、フェルトのような質感の黒っぽい地面や深い霧によって作られたモノクロのような景色が印象的。
造船技術の高さでも知られる国であり、この国の一般住居は「家」であると同時に「船」の機能を持ち、自由に移動させることができる。さらに船と言っても海や川を行き来するものではなく、帆を広げて空中を移動する。しかもパワームーンの力で強化すれば宇宙にまでも行ける。本作のマリオの移動拠点であるオデッセイ号も、元々はこの国で造られたものである。
住民である「カブロン人」は帽子などの被り物とオバケが融合したような姿をしており、本作のマリオの相棒であるキャッピーや、ヒロインの一人であるティアラも元々はこの国の住人。彼らは地味に末恐ろしい能力を持っているのだが、穏やかで伝統と格式を重んじる性格であり、危険性はほぼない。
ゲームのオープニングでクッパとの戦いに敗れ、飛行船から叩き落されたマリオが墜落した地であり、事実上の本作最初のステージにしてチュートリアルステージ。ここでマリオはキャッピーと出会い、共に旅をすることとなる。
マリオが落下する前に一度クッパの襲撃を受けており、自慢の船(兼家)を悉く破壊されてしまっている。一刻も早くクッパに追い付くべく、マリオとキャッピーは隣の国に行く手段を見つけるために本作最初の冒険に出向く、というのがストーリーの流れ。塔の頂上まで登るとブルーダルズと初めて対峙することとなり、トッパーを倒せばダイナフォーへの道(?)が開ける。
ストーリーがある程度まで進むと、オデッセイ号で戻って来れるようになる。この頃には船の修復なども進み、これまで塞がれていた場所に入れるようになっていたり、クレイジーキャップの営業が始まっているなどの変化が見られる。また、敵としてパタクリボーが出現し、彼らをキャプチャーすることで空中を移動し、より広い範囲を探索できるようになっている。パタクリボーを利用しないと入手できないパワームーンも少なくないが、操作を誤って霧の中に落ちてしまうとそのままミスとなってしまうので注意。