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概要編集

カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物CV: 緒方賢一

トルキエ将国の「十三人の将軍(ヴェズイール)」の一人で、第7州管理官(イダーレ)。主人公マフムートの養い親であり、精神的指導者でもある。

都市計画において力を発揮したことを称えられ、「大都市のカリル将軍(シェヒル・カリル・パシャ)」と通称される。


「君はもっと色々な人と会って、色々なものをみてきたほうがいい。それから戻ってくればいいよ」


人物編集

プロフィール編集

生年月日トルキエ暦6年/帝国暦382年4月4日
身長142cm

初登場時(第1話、4月3日)で68歳であるが、その翌日には誕生日を迎えて69歳となる。


経歴編集

トルキエ暦54年/帝国暦430年ごろ、47歳で将軍(パシャ)となる。

トルキエ暦63年/帝国暦439年に勃発したトルキエ将国-バルトライン帝国間の戦争で活躍。このとき戦災孤児となったマフムートを救い、彼が新兵学校(セラーム)に入るまでの間、自邸で養う。戦争終結後は祖国復興に力を尽くし、トルキエを商業国家として繁栄に導く。再建した建築学校でゼキら後進の育成にも力を入れた。

将軍会議(ディワーン)において大将軍(ビュラク・パシャ)に次ぐ権力を持つ「十三人の将軍(ヴェズイール)」に就任すると、その温厚な人柄で多くの人々に慕われる。

トルキエ暦76年/帝国暦452年、南ルメリアナに進駐したバルトライン帝国常備軍に対抗するトルキエ軍の総指揮官として遠征。天上の都(チェロ)郊外でピノーら陸軍と戦って敗れた。享年70歳。

カリルの死は多くのトルキエ人の悲嘆を招くに留まらず、将軍会議(ディワーン)においてザガノスの権力が強まる直接の原因ともなった。


性格・信条編集

マフムートをはじめとする若者たちに対して温かく、ときには厳しく接する老人。将軍会議の重鎮とは思えぬ茶目っ気あふれる言動と包容力で人を惹きつける。

12年前(トルキエ暦63年)の戦禍に強く心を痛め、将軍の地位にありながら戦争を止められなかったことを悔いていた。この経験が、戦争回避に全力を尽くす国づくりにつながり、また同時に自責の念が、帝国との戦いで総指揮官の座を求めることになった。

対バルトライン帝国穏健派(非戦派)で、将軍会議(ディワーン)の席ではしばしばザガノスと対立する(あくまでも政治上の話であり、プライベートでは険悪な関係ではない)。


エピソード編集

  • 一人称は「ボク」。また現在ファンの間で定着しているマフムートの愛称「マフ君」は作中で彼のみが呼んでいる。
  • 身長が特に低く、マスコットキャラクターのような外見の老人だが、個人の武勇ランキングでは全キャラクター中10位。作中に登場するトルキエ人としては最強の武人である
  • 妻子があるが、作中では登場しない。
  • カリル邸の敷地内には、マフムート以外にも何人かの孤児が養育されていたようである(原画展での一問一答コーナーによる)。

関わりのある人物編集


別名・表記ゆれ編集

カリルファイアーエムブレムシリーズの登場人物


関連タグ編集

将国のアルタイル

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