概要
神々のトライフォースのスピンオフ漫画リルトの誓いのヒロイン。パーティーには加わらない。主人公リルトの幼馴染。一人称は「あたし」。
正体は、神々のトライフォースのゼルダ姫の遠い子孫。大賢者モートネの血脈を受け継いでいる。
みなしごだったところヘザラ村の村長ドゥーに引き取られ孫娘として育てられて来た。ドゥーはハイラル王家に仕える騎士(ナイトの一族ではない)であり、彼がカリンを引き取ったのは天界にいるゼルダ姫の手引きだった様子。
物語序盤に、ハイラルの支配を目論む恐怖王ハギスによって拉致されてしまう。本作の目的はカリンを取り戻し、ハギスたちを打倒することにある。
性格
明るく元気で優しいと、まさに幼馴染を地で行く美少女。勇者を目指すと公言して皆に笑われているリルトを唯一応援している。
そんな彼女の将来の夢は「リルトのお嫁さん」。
しかし自分の正体を知ってからは大きなショックを受け、もう普通の女の子には戻れない恐怖から恐慌状態が続いてしまう。
容姿
茶色の髪をおさげ(二つ結び)にして背中に流している。
年齢は15歳前後と思われるが、その割にはロリっぽい体型である(これはリルトも同様)。
実力
戦闘能力はないがゼルダ姫に匹敵する封印能力を持っており、ガノンも恐れるほど。
両手から波動を放つことで相手の動きを封じたり、強化アイテムの力を解除することが出来る。更に力を引き上げれば対象を封印してしまうことが出来るが、未成熟なカリンの身体では反動に耐えられず神経が焼き切れて死ぬと言われている。
言ってしまえばこれである。
活躍
1巻
勇者を目指すリルトを応援して仲良くしていた。しかしある日、ハギスの先兵ウルゲ率いる一隊が村を襲撃。ドゥーが応戦に出、カリンは壺の中に身を潜めていた。
しかし怒ったリルトがウルゲに壺を投げつけたことでカリンが見つかってしまう。ウルゲの目的は賢者の末裔であるカリンを連れ去ることだったのだ。
リルトとドゥーは負傷しながらも共闘してウルゲに立ち向かい、最後はリルトの死力を尽くした一撃で勝利する。しかし負傷が酷く余命いくばくもなかった。カリンは必死にリルトに呼び掛け「助かったらお嫁さんになるから!」と告白する。直後、カリンは怪鳥型モンスターに拉致されてしまった。
2巻
目覚めたカリンは森の奥にある砦に幽閉されていた。そこへハギスが現れ「お前はゼルダ姫の子孫だ。間もなく復活するガノンを封印して一緒に世界を救おう」と声を掛けられる。突然のことにカリンは困惑してしまい、ハギスもすぐには答えなくていいと引き下がっていった。
自分を普通の女の子と任じていたカリンにとって“世界を救う鍵”という立場は荷が重いものだった。
3巻
カリンは夢の中でリルトが生きていることを感じ取る。しかしリルトが溶岩に落ちる悪夢を見てしまい恐慌状態になる。侍従の少女に宥められながら落ち着きを取り戻すが、実は密かに賢者の力が覚醒しつつあった。
砦に乗り込んで来たリルトがハギスに敗れた時、飛び出したカリンは封印能力によってハギスの動きを封じる。しかし力続かず気を失ってしまう。
ハギスはついに賢者の力が目覚めたと狂喜し、リルトたちに興味を失くしてカリンを再び連れ去ってしまう。
4巻
目覚めたカリンはハギスの本性を知って「ガノンよりあなたを封印してやりたい!」と泣き叫ぶ。しかし未成熟な肉体でそんなことをすれば神経が焼き切れて死ぬと通告される。
リルトならハギスを倒してくれると信じ、カリンはガノンの封印を決意する。
そして最終決戦の地。ガノン封印の場。
カリンは復活した直後のガノンに封印術を行使して再封印に成功する。そこへリルトたちが駆け付けるが、既にカリンは死を待つばかりの状態であった。
リルト「カリン!!」
カリン「よかった…リルト…やっぱり来てくれたのね…?」
リルト「ご…ごめんな、ごめんなカリン…オイラ、もっと早くお前を…」
カリン「リルト…そんなに悲しむことはないわ…」
カリン「あたしは死ぬのは怖くない…これは賢者の宿命なんだって…」
カリン「ガノンは封印できたわ…あとはリルトが…ハギスを…」
リルト「何が宿命だ!! そんなカンタンにあきらめてどうすんだよぉ!!」
リルト「ハギスは倒す!! オイラが必ずハギスをぶっ倒すから…そしたら一緒にヘザラ村に帰ろう!」
カリン「…ごめんね…ごめんねリルト…」
カリン「光の世界(ハイラル)を……………必ず…守っ…て…」
リルト「こ…こんな…こんなバカなことって」
リルト「こんなことになるのが宿命だなんて…………」
リルト「これじゃ、なんのために生まれてきたのか…わからねぇじゃねえかよぉお…ぅぅ………………」
激怒したリルトはハギスと壮絶な死闘を演じ、カリンの仇討ちを果たしたのだった。そしてカリンは、天界にいるゼルダ姫が遣わせた妖精の力によって復活を果たす。
エンディングでは平和になった世界に旅立つリルトを見送るのだった。
「ちょっぴり寂しいけど…あたし待ってる! あなたが帰って来るその日まで…
大丈夫…あなたならきっと…
みんなに勇気を与えていける…強い勇者に――――――!!」
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???(ネタバレ注意)