概要
神々のトライフォースのスピンオフ漫画リルトの誓いのパーティーメンバーの1人。ハイラル城下出身の青年。
リルトには「ゴンちゃん」の愛称で呼ばれる(本名が長くて覚えられなかったため)。
登場人物の中で唯一姓名がある。
性格
名乗る時は必ずと言っていいほど「かの有名なハイラル城下出身」を口にしており、都会出身をハナに掛けたような性格をしている。
自分を勇者と信じそのための努力もして来たが、多勢に無勢とあらばすぐに逃げるような小心者な部分もあった。
当初はマスターソードの使い手に選ばれたリルトに嫉妬して奪い取ってしまうが、恐怖王ハギスに立ち向かうリルトを見て自分にはない“勇気”の持ち主として認めた。
以後はよき兄貴分としての面が出るようになり、リルトを守るためにハギスと対峙するなど精神的な成長が窺えた。なんだかんだで猪突猛進なリルトには出来ないブレーン役を務めている。
ちなみにお姉さん好きであり、途端にナンパ口調になってエセ紳士ぶりを発揮する。
容姿
身も蓋もない言い方をすれば髪色・髪型は孫悟飯とまったく同じ。
体格はミスター・サタンのようにガッシリしているが背丈はそこまで高くない。
実力
戦闘描写が少ないため何とも言えないが、純粋な実力はリルトやカーラには劣ると思われる。ミミズに変身したリッキーにすら負けそうになっていた。
接近戦での戦闘描写は少なく、どちらかと言えば投擲バクダンを使った遠距離戦を得意とする。ハギスの配下たち程度では相手にならず、近距離で放たれたハギスの弓矢を間一髪のところで躱すなど身のこなしも悪くない。
武器
- ショートソード
2巻の戦闘時に取り出そうとしていた武器。結局見つからず使われることもなかった。
- マスターソード
2巻でリルトから奪った際に使用。ハギスに挑むも錆びた剣になってしまいまったく通じなかった。
- バクダン
メインウェポン。原作のように大きいサイズではなく、小石くらいのサイズを複数握り込んで投擲する。
- ナイフ
サブウェポン。滅多に接近をしないゴンザはこれを使って斬り掛かる。またバクダンほどの威力はないが指に挟んで一気に投擲することでかなりの手数になる。
活躍
2巻
悪のトライアングルゾーンを築いた三邪王の1人ハギスの首を取るべく恐怖の森へと足を踏み入れる。ハギスの配下たちを倒していたことから「英雄気取り」と認識されていた。
そんな中、モンスターに襲われていたリルトを助け共に撤退する。直後、マスターソードに気づき嫉妬心に駆られて奪い取ってしまう。そして目当てのハギスと遭遇して挑むが錆びた退魔の剣では文字通り歯が立たず、一方的に打ちのめされてしまう。
リルトが駆け付けて応戦するが、二人揃って衝撃波によって崖下に落とされてしまうのだった。
恐怖ですっかり心を折られた自分とは違い、まだハギスを倒すつもりでいるリルトを見てマスターソードに相応しいのは自分ではないと改心。以後はリルトの度に同行する。
森の地下にある泉で水の女神ジュビと出会い、ハギスのせいで水が汚され実体化できなくなっていることを知る。リルトに代わってジュビのアドバイスを聞き、ナビゲートする形になる。
アドバイス通り行商人バボイの下を訪れるべくお店の入り口をふさぐ岩を破壊するが、二人を盗賊と思ったカーラから攻撃されてしまう。ゴンザはカーラのペット・リッキーと対峙。サンドウォームに変身したリッキーにナイフを投げつけて怯ませ、トドメの一撃を入れようとするが体勢を立て直したリッキーに喰われそうになる。だが間一髪のところでリルトの斬撃によってリッキーは変身を解かれた。
バボイの介入によってカーラの誤解は解け、目玉商品である力の腕輪を見つける。これをリルトが持てば打倒ハギスに繋がると見てるが、値段はなんと99万9千ルピーだった。ゴンザもロクに手持ちがなかったのでバボイに怒鳴られてしまうのだった。
3巻
バボイとカーラは、遺跡の奥にある古代ハイリア人の盾を目当てにここに来ていた。そこでリルトが盾を取りに行き、達成出来れば腕輪を譲る、無理ならマスターソードを置いていくという取引になった。
盾は溶岩の上にある一本道を渡った先にあった。カーラは卑劣にもわざとリルトを溶岩に落とすことでマスターソードを奪おうとするが、二度目はフェアではないとしてバボイに止められた。
溶岩の試練を乗り越えたリルトは古代ハイリア人の盾を獲得。バボイも約束を守って力の腕輪を譲った。盾に関してもハギスを倒しに行くならとリルトに譲られた。
戦力を整えた一行は森の奥にあるハギスの砦へと殴り込みをかける。ゴンザの投擲バクダンが輝き、ハギスの配下や城門を吹っ飛ばして突入に成功する。
しかしハギスの不意打ちによってカーラは負傷し、激怒したリルトとの一騎討ちとなる。一度はリルトが勝利したかに思われたが、ハギスは力の腕輪を超える伝説のアイテム「力のペンダント」によって筋骨隆々の大男となって復活。危険を感じ取ったゴンザは撤退を口にするが、リルトは引かずに勝負を挑む。結果、リルトは打ちのめされてしまう。
見咎めたゴンザはハギスにナイフを投げつけ「もういいだろ。リルトは戦えない」と割って入る。しかしハギスの怒りを買っただけに終わり、落雷を落とされ戦闘不能になる。
4巻
ハギスはカリンを連れて去り、残された一行はバボイによって保護されヘザラ村まで送り届けられた。恩を感じたゴンザはモンスターの侵入を塞ぐ柵を作っていたが、そこへカーラがやって来て差し入れのおにぎりを渡される。
二人ともリルトに一目置いていたが、ゴンザは自分の言葉を聞かずハギスに敗れたことから「あいつはまだガキなんだな」と評価を改めた。そして今度の敗北はいい薬になっただろうとも。
カーラには「随分リルトのことを認めているんやな」と言われるが、それはお互い様と言い返してカーラを赤面させてしまうのだった(カーラの好意はリルトに向いており、ゴンザとはそういう間柄ではない)。
最終決戦ではすさまじい強さを発揮するハギスを抑え込むべくカーラと共に掴み掛かるが、あっさりと振りほどかれ戦闘不能となる。その後、合流したドゥーと共にリルトの勝利を見届けた。
全てが終わった後はリルト、カーラ、リッキーと共に平和になった世界へと旅立って行った。
関連タグ
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