ガラム

がらむ

インドネシア製のタバコの銘柄。日本においては煙草葉にクローブが混ぜられた「クレテック」と呼ばれる煙草の代表格である。

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解説

インドネシアのグダン・ガラム社で製造されている紙巻き煙草の銘柄。正式名称は社名と同じグダン・ガラム（GUDANG GARAM：「塩の蔵」の意）。

葉タバコにクローブ（丁子の花の蕾）を混ぜた『クレテック』と呼ばれるタイプの煙草である。

非常に固く巻かれ、巻き紙には丁子の油脂でシミができていることが多い。

火をつけるとパチパチと火花が散り、熟しきったバナナに似た独特の甘い匂い、丁字に由来する清涼感のある刺激的な匂いが漂う。

香りはかなり個性的で、これを「エキゾチックな南国の香り」と捉えるか、「吐きそうになる異臭」と捉えるかによって好き嫌いがきっぱり分かれる。

公共の喫煙場で吸うには勇気が要る煙草の一つである。

また、着火していない状態でもかなり匂いが強く、カバンの中などで匂い移りしてしまうことがあるため、保存する際は要注意。

日本の一般的な煙草と比べると、ニコチン、タールともかなり多い。口当たりが軽く感じられるためうっかり誤魔化されそうになるが、チェーンスモークなどしようものなら頭痛になること必至である。

ついでにフィルター部分が何故か異様に甘い。

日本では販売されていないが、煙草葉をトウモロコシの皮で円錐形に巻いた「クロボット」が元祖ガラムである（葉巻扱い）。