メイン画像左のスキンヘッドがギレム、右の繋がり眉毛がガルド。
概要
原作22話「シーフードフライ」で初登場。アニメ版では9話Aパート「シーフードフライ」に登場した。
酒豪かつ大食漢のドワーフ二人組。
ギレムは酒職人で、ガルドはガラス職人である。ギレムは以前からの常連客(先代店主がいた頃から)で、原作22話(アニメでは9話Aパート)でガルドを連れて、ねこやの扉まで案内した。
ギレムは山岳部に扉を発見したため、そこに案内されたガルドは、最初はギレムにからかわれたものと思っていた。
ギレムはこの扉を通り、ねこやでウイスキーやビールなどの味を知った事で、自分でそれらの再現を試みた。後に「新たな火酒」として、ウイスキーの再現に成功する。
また、ガルドはビールのジョッキを見て、装飾の無いその透明なつくりに感銘を受け「こちらのシンプルな方が、酒の美しさを見せる」と考えを改め、以後は装飾を廃した、透明度が高く、酒の種類に合わせたガラスの杯を作るようになる(それまでは装飾に凝った杯を作っていた)。
年齢は不明だが、店主は「ちっこいじいさん」たちと覚えている。
出現する扉は山岳地帯にあるため、最初はギレムによる丸太の掘立小屋が作られた(ただし、ギレムは大工仕事が苦手なため、あまり良い出来ではなかった)。
後に、ガルドが石造りの頑丈な小屋に作り直す。表向きは「休憩所」であり、そこに鋼鉄製の頑丈な扉を据え付けて施錠する。
山岳部にあるため、利用するには毎回登山せねばならず、冬場には降雪の中を進まねばならないため、やや不便。
のちに、施錠をし忘れてしまったため、休憩所を利用した人間の商人・ヨハンに、ねこやの扉を見つけられてしまった事もある(下記参照)。
好物
元々は、山奥に住み、魚介類およびそれらの料理を口にする機会が無かった。しかし、ねこやにてそれらの料理を口にしてから、魚介類をつまみに酒をたしなむ事を覚える。
原作22話(アニメ9話Aパート)にて、ガルドはギレムに勧められ、シーフードフライをはじめとする海の幸を気に入り、以後はそれを注文するようになる(ちなみにねこやのシーフードフライは、組み合わせが日替わりで異なるらしい。ガルドが最初に口にした日の組み合わせは、タラ、イカリング、ホタテだった)。
後に、ウイスキーとビール以外の酒、および季節限定の酒のつまみとなる料理も勧められ、それらも気に入るようになる。45話「バーベキュー」では、串焼きにした魚介類を、59話「アサリの酒蒸し」では、アサリの酒蒸しを頼み、日本酒の熱燗とともに口にしていた。
また、47話「カキフライ」でも、限定メニューであるカキフライを頼んでいる。ギレムは以前より知っていたが、ガルドはこの時が初めてで、頼んで好物になる。
「エビフライ」こと、ハインリヒ・ゼーレマンもまた、二人がカキフライを注文する事に興味を覚え、この時にはエビフライを頼む前に注文。カキフライに舌鼓を打ち、新たな好物となる。
ヨハン
人間の青年で商人。88話「カナッペ」に登場。
なお、「マカロニグラタン」の幼馴染みと同名だが別人である。
元は噂で、ギレムが作った『ドワーフの新たな火酒』ことウイスキーの存在を聞きつけ、それを仕入れようと山岳地帯に赴いていた。
その際、ガルドが作った石造りの休憩所を発見。施錠されていなかったその小屋に入り、中に出現したねこやの扉を発見し、異世界食堂に入り込む。
そこでウイスキーの水割りとカナッペを注文し、その美味に大いに満足したのちに、ウイスキーひと瓶を土産に購入し戻る。
しかし扉から出た時、先に扉を使われて入れなくなったガルドとギレムに鉢合わせ。この時にはウイスキーを渡す事で事なきを得る。
以後、翌週までの七日間をドワーフの街に滞在し、ギレムの酒を仕入れるのみならず、再び二人のドワーフとともに異世界食堂に入り、ともに酒を楽しむ仲に。
また、一瓶しかないウイスキーの土産もまた、酒好きの貴族への贈答品となり、そこから商売の幅を広げる事にも成功する。