概要
和名 | クダウオ |
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学名 | 𝘖𝘤𝘩𝘦𝘵𝘰𝘣𝘪𝘶𝘴 𝘦𝘭𝘰𝘯𝘨𝘢𝘵𝘶𝘴 |
分類 | コイ目 コイ亜目 コイ上科 コイ科 クセノキプリス亜科 Hypophthalmichthyini族 オケトビウス属 |
体長 | 20~40cm |
分布域 | 中国、北ベトナム、朝鮮半島、(ロシアのアムール川流域に移入) |
中国の長江流域などに生息するコイ科の淡水魚。
ウグイに似ているがウグイの仲間ではなく、系統的には中国四大家魚やガンユイ、カワアカメなどが近い。
以前はウグイ亜科に分類されていたことがある。
環境破壊や食用目的の乱獲などにより個体数が減少し、IUCNの絶滅危惧種に指定されている。
形態
体色は背側が灰黒色で腹側が銀白色。
体型は細長く円筒型。
頭部は小さく、先端が尖る。
体側には淡黄緑色の縦帯があり、胸鰭、尻鰭、尾鰭は薄いオレンジ色。尾鰭は黒く縁取られる。
ウグイの胴体を長く伸ばしたような異様な見た目をしている。
生態
大河川や湖に生息し、長距離を回遊する習性を持つ。
7月~9月頃は湖で生活する。
上中層を遊泳し、水生昆虫や甲殻類、小魚、動物プランクトンなどを捕食する。
繁殖期は4~6月で、河川本流の上流部に遡上して急流で浮遊卵を産み、卵は河川を流下しながら発生する。
孵化後は約3年で成熟する。