概要
アメリカ海軍の「Navy SEALs」に所属していた元軍人の狙撃手。最終階級は上等兵曹。テキサス州出身。
イラク戦争で、2009年に除隊するまで4回も派遣され、各地の激戦地で実に敵戦闘員160人(非公式では255人)を狙撃で殺害し、敵勢力から「ラマーディーの悪魔」(ラマーディーとは激戦地の一つ)と呼ばれて懸賞金が懸けられるほど恐れられ、味方からは「伝説の狙撃手」と謳われていた。
除隊後は、民間軍事会社「クラフト・インターナショナル社」を立ち上げ、それで得た資金を元に、PTSDに悩む帰還兵や退役兵のためのNPO団体「FITCO Cares Foundation」を設立し、社会復帰に向けた支援活動に取り組んでいた。
しかし、2013年、PTSDを患う元海兵隊員のエディー・レイ・ルースに、退役軍人のチャド・リトルフィールドとともにテキサス州の射撃場で射殺される。享年39歳。
彼は除隊後に執筆活動を行い、戦闘体験を綴った回想録『ネイビー・シールズ 最強の狙撃手』を執筆しベストセラーとなり、死亡した翌年には彼を主役とした『アメリカン・スナイパー』が公開された。