うわさ
落ちぶれた男。家族を失った多くの子供達に新しい孤児院を設立するため、この命がけのゲームに参加した。行動が怪しげで、目が泳いでいる。慈善家には見えないが、この男はいったい何者だ?
概要
アプリゲーム「IdentityV」に登場するサバイバーの男性。
原語版表記では「"慈善家"」。クォーテーションマークまで付けている。
日本語版での一人称は「私」。常に周囲を見回したり喋り方などが挙動不審な無精髭の男性。素肌にネクタイを着用している。
ボタン目が右目は青の四つ穴ボタン、左目は茶色の二つ穴ボタンと左右異なっていることから、二次創作等ではオッドアイに描かれることが多い。
さらに固有アクションが独特でよくネタにされることもあるが、ゲーム内での使い方には注意。
同サバイバーの庭師に対して好意を寄せているようだが…?
プロフィール
名前 | クリーチャー・ピアソン |
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出身階級 | 下層階級の孤児 |
年齢 | 30歳 |
誕生日 | 5月7日 |
趣味 | お金 |
長所 | 潜行 |
嫌いなもの | 傲慢な人 |
好きなもの | お金、おとなしい人 |
CV(日本語吹き替え版) | 小西克幸 |
キャスト(舞台版) | 石川竜太郎(EP1~EP3)、山中博志(EP5~) |
性能
外在特質
- 狡猾
懐中電灯を携帯し、懐中電灯でハンターを正面から2秒間照らすと、ハンターの行動能力を喪失させる。
ハンターの任意方向を1秒間照らすと、ハンターを沈黙状態にすることができる。
沈黙状態のハンターはスキルを使用できなくなる。
ハンターは行動能力を喪失する度に懐中電灯に対する適応能力が上がり、照らすために必要な時間が増加し、行動不能になるまでに必要な時間は最大2.5秒増加し、沈黙になるまでに必要な時間は最大1.25秒増加する。
ハンターの沈黙状態が終了した後、5秒以内に再び沈黙状態に入ると、2回目のスキル使用不可状態の持続時間は一時的に減少する。
十分な電池により、懐中電灯の有効時間が50%増加する。
泥棒は更に3つのフラッシュライトを携帯する。
マップ内に設置することができ、より大きな照射範囲を提供する。
各フラッシュライトはマップ内に40秒存在できる。
- 機敏
機敏な身のこなしで、走っている時板・窓を早く乗り越えられる。
- 収集癖
悪癖が治らず、暗号解読時にしばしば部品を盗む。全員の暗号機の調整発生確率が10%上昇し、調整の判定範囲が10%縮小する。
- ピッキング
高いピッキングスキルを持つ。見様見真似で、全員の箱を開ける速度が100%上昇する。
長所
ゲーム開始直後から使えるサバイバーの中でもチェイス能力が高く、ハンターを妨害できるアイテムを所持しているキャラ。
芸者の刹那や道化師のダッシュ攻撃などのハンター自身が突撃してくるスキルに強く、チェイス中に照らすだけでスキルが封印されハンターは迂闊に近づくことが出来なくなってしまう。
攻撃を受けた後ハンターがモーションしてる間に照射したり、ハンターに板を当て気絶している所に懐中電灯を当てると更に行動不能時間を延ばすことができる。
100%照射で風船で持ち上げられた味方を救助することも可能。
アイテムを消耗してもマップに置かれた箱からアイテムを短時間で取り出せるうえ、味方に泥棒が複数いると更に速くなる。アイテムの使用が鍵となる協力狩りなどで活躍する能力である。
また全員の暗号機の調整発生確率が10%上昇するため、完璧な調整を出しやすくなり早く解読を終えることができる。
ある程度ゲームに慣れてきたプレイヤーにオススメのサバイバー。
短所
懐中電灯はハンターに対し即時効果があるものではなく、ハンターの方を向いたまま(つまり後ろ向きに)逃亡する必要があるためチェイス能力やマップの配置を覚える必要がある。
障害物の入り組んだところでは照射が出来ず、ハンターが蛇行したり懐中電灯に対して背を向ければすぐに照射が途切れてしまうため、対策が立てられやすい。
またチェアからの救助に懐中電灯が向いておらず、箱から運任せで救助向きアイテムを取るか、生身で救助できる能力が求められる。
味方全員の暗号機の調整発生確率上昇や判定範囲縮小も調香師や探鉱者などの調整デバフが多いサバイバー使いに嫌われることは多く、特にロボ解読の妨げになる機械技師とは相性が悪い。
衣装(スキン)一覧
UR |
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獅子舞 |
偶然、東の大国からこのプレゼントを手に入れた。これは一年に一度のお祭りに、孤児院に長らくなかった笑い声をもたらした。 |
SSR | |
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海賊遠望者 | 先導者 |
「遠望者」は自分でつけた称号であり、非常に誇らしく感じていた —— あの恐ろしい海賊船長に出会うまでは。 | 自分がその道について熟知していなければ、どうやって彼らを教え導くのか?しかしこの事については…やはり天賦の才が必要なようだ。 |
カカシ | 伝達者 |
何故かは分からないが、この服を着ると危ない気がする。 | どうか審判が下される前に、罪なき者の涙と権力者の羽毛、それぞれに値する錘をご分配くださいませ。 |
闘牛士の口付け | |
柔らかな唇であろうと、鋭い牛の角であろうと、赤は匹夫の勇の最も美しい装いだ。 |
SR | |
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画家 | 塗装職人 |
誰だって夢を追いかけるものだ。でも…クリーチャーが…画家?妙な茶番にならないといいのだが。 | 塗装職人は自分の技術に自信を持っている。昨今流行しているあの落書きは、彼がリードしてきた風潮に由来するものが多い。 |
青ひげ | 虚栄 |
あの一番小さな部屋は絶対に開けてはならない。君は何が起こるか分かるだろう? | 先に衣冠を敬い、その後に人を敬う。クリーチャーは賛成だ。 |
斥候 | 無色の鯨 |
聡明な人は、厄介な事と距離を取る方法を知るべきだ。 | 卑しい虫けらの体はたとえ刺青であっても跡を残したくない。 |
無律の曲 | 宝剣の侍従 |
極限の混乱の中では、神も審議を見分けることができない。 | 宝剣を守ることは栄誉を守ることだ。 |
鉄帽の黒幕 | コイン |
裏切り者からの情報で冒険者の宝を手に入れたが、鋭い牙をも持つソレのせいで彼はだいぶ苦労したみたいだ。 | 見逃してくれ!俺は金にならないぞ。 |
聖誕祭の精霊 | 信号係 |
助けてくれてありがとう。メリークリスマス。 | 真実?それは警官が気にかけることだ。私が知りたいのはこの話が記者の所でどれくらいの金に変わるか、それだけだ。 |
山荒らし | 投資家 |
人は財のために死に、鳥は食のために亡ぶ。霧の山にとって、彼らの命こそが何よりの詫びの印である。 | 過ぎた慈悲は己を滅ぼすぞ。特に、このゲームではな。 |
鋳貨 | |
雇い主が望む限り、どれほど入手困難なものでも手に入れてみせよう。……十分な金さえ払ってくれれば、俺に二言はないだろう。 |
R | |
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ラピスラズリ | ジェイド |
ラピスラズリは東方から入って来た鉱石。貴重ではないが、高く売れる。 | 翡翠はとても良い物だ。純粋な緑であるほど価値がある。 |
アメジスト | |
アメジストは薬にもなる鉱石だそうだ。値も安くない。 |
初期衣装 | ボロい服 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
裏面 | |
これは今まで他人に見せたことのない顔であり、取り戻せない過去を象徴している。 | |
キャラストーリー報酬 |
関連タグ
背景推理(ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における「背景推理」のネタバレを含みます。
1.慈善 | 人々は善人を信頼したがる。だがら私は善人になろうとしている。 |
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「あぁ、当然だ。私は慈善活動が好きだ。」 | |
2.潜行 | 重心を低くして、歩幅を緩める。ハンターに気づかれないよう、静かに合流するんだ。 |
クリーチャー・ピアソンは、どう見ても育ちが良い慈善家には見えず、自分の形跡を消すことに重きを置いているように見える。 | |
3.秘密 | 時の流れの中で、永遠に守られる秘密など存在しない。 |
孤児の日記1:「心優しい婦人が温かくて柔らかいパンをくれたけど、僕はクリーチャーが彼女の財布を盗っていくのを黙って見ていた。僕は悪い人間なんだ。」 | |
4.お宝 | お宝が天から降ってくるのを待つんじゃない。君のその両手で道を切り開くんだ。 |
孤児の日記2:「クリーチャーが言うには、今夜新しい子が入ってくるらしい。無くなったのは左腕だけで、ラッキーだったみたい。少し休まないといけないってヴェロニカが言っていた。そういえばヴェロニカが抱えてたシーツは、全部真っ赤に汚れてた。翌日の朝ごはんに間に合うといいけど。」 | |
5.真相から逃れる | 真実から真逆の方へ進む方が、俺にとって安全で心地がよいんだ。 |
1枚の写真:クリーチャー・ピアソンと障害を持つ子供たちが写っている。後ろの壁には「家、幸せいっぱいの家」と書かれた壁掛けが吊るされていた。 | |
6.協力 | 街角で物乞いをするには、協力が必要だ。それはここでも同じ。 |
1件の報道:クリーチャー・ピアソンが経営するホワイトサンド・ストリート初の孤児院が、正式に運営開始される。 | |
7.灯台下暗し | 光だけで、影は見えない。人はいつも、華やかさの裏に隠された汚濁を知らない。 |
写真:孤児院で、クリーチャー・ピアソンと祭服を着た神父が、障害を持つ子供たちの演奏の指揮をとっている。 | |
8.人目を忍ぶ | それらのパペットは不気味な気配を放っており、まるでこちらを見つめているようだ。 |
クリーチャー・ピアソンへ宛てた手紙1:精神障害を患っていると診断された孤児院の子どもたちは、教会が設立した精神病院に入院させ、一元管理すべきです。 | |
9.絶体絶命からの生還 | ハンターがどんどん近づいてくる。でも私は絶対に諦めない。二度と捕まったりしない。 |
資料:クリーチャー・ピアソンのマグショット。左下には「窃盗」と書かれている。 | |
10.新たなスタート | どんなに最悪な展開になったとしても、何とか意欲を取り戻すんだ。 |
1件の記事:先週、教会病院の巡回健診で、ホワイトサンド・ストリートの孤児院には、軽度の異なる精神疾患を持つ子どもが12人以上いると分かった。ホワイトサンド・ストリートの孤児院は教会によって改装され、児童精神病院として使用されるとのこと。 | |
11.遠くへ逃げる | 1回目の逃走成功は運が良かったからと言えるかもしれないが、私は運任せの人間じゃない。 |
クリーチャー・ピアソンへ宛てた手紙2:賢明な選択だと思います。神はあなたの慈悲に感謝するでしょう。もちろん、政府はあなたの経済面での損失を補償いたします。バイシャ・ストリートには新しい孤児院が必要です。この件はあなたに任せるのが最適だと思っています。 |
※バイシャ・ストリートは中国語版の白沙街(ホワイトサンド・ストリート)を直訳した誤植
背景ストーリー
教会が意図的にホワイトサンド・ストリートに孤児院を開設した時、ピアソンはやるせなくも経営権と土地を教会に譲り渡し、バイシャ・ストリートを離れた。
少なくない賠償金を獲得できたとはいえ、ピアソンにしてみれば、それは新しい孤児院を建設するには足りなかった。
そこで彼は、他人のポケットから賛助金を失敬することにした。
しかし、彼はまず、心ある協力者を見つけるべきではないだろうか。
誕生日タスククリア
1年目
デューク主教への手紙
尊敬なるデューク主教:
ホワイトサンド精神病院で被害に遭われたことについて、残念だと思います。
腐って悪臭を放ている沼地に立ったことがないから、それらの一文もない者の恐さを感じられないのはもちろんです。
彼らに屋根付きの部屋で寝させたり、黒いカビが付いているパンを食べさせたり、毎日労働をさせたり、生存の希望とまだ価値あり者である錯覚を与えたりすることで、その抵抗する勇気を抑えきれます。しかし、ご募集していただいた医者さん(※1)は全然このポイントを無視して、一生懸命にあれらの奇怪な薬剤の研究に取り込んでいたに過ぎませんでした。この人たちを完全に狂人や馬鹿にすることには何のメリットがありますか?彼らは通常の仕事さえもできなくなり、一銭も稼いでもらえませんでした。
素早く多額の投資金が入手できます。新しい精神病院はすでに計画中です。主教様の病者に対する慈悲の心はこの慈善事業を推進するのに役立てると思います。ホワイトサンド精神病院の病者たちを新しい精神病院に移転し、過去の苦しみを忘れさせると、主教様が地元の人々にもっと高く評価されるでしょう。もちろん、あの善行は経済的リターンをもたらすこともまります。財産や功名などが気にならないという気持ちがよくわかりますが、それ以外に私の感謝の意を表すものがなさそうです。ご許して。
返信をお待ちしております。
敬具
クリーチャー・ピアソン
補足
「デューク主教」はクリーチャーから孤児院の経営権を譲渡された教会の責任者で、おそらく背景推理7に登場する神父のこと。
ホワイトサンド精神病院を運営して庭師や泣き虫の背景推理に登場する治療法を行わせた結果、患者たちを「完全に狂人や馬鹿にする」=精神病を悪化させることになってしまった。
冒頭の「被害」とは患者による殺傷事件のこと。この事件によりホワイトサンド精神病院は地元住人から非難を浴びている。
※1:英語版は「The doctors」と複数形であり、サバイバーの医師も含めた教会の雇用した複数人の医者を指している。
2年目
クリーチャーの荘園日記
第一夜
エマ・ウッズさんはとても可愛らしい人だ。
明るい彼女を見ていると、十数年前に逃げ出した少女のことを思い出す。優しい俺様が精神病院の警備員に知らせて送り返さなかったら、彼女はとっくに路頭で野垂れ死んでいただろう! でも、俺は忘れちゃいない。人の物を横取りした「太っ腹」なマクガレンは、礼として俺に硬貨を13枚渡した。たったの13枚!患者のパンでも包んで俺を追い払った方がマシじゃないのか? デューク神父はなぜこんなケチな奴を代理人に選んだんだ。
可笑しなことに、マクガレンさんの面子はすぐに潰れた。
精神病院のホワイト姉弟の一件は、収拾がつかなくなるところまで深刻になった。 あの腕がない姉は、俺の下ではただの聞き分けの良い金づるだったが、精神病院では自我を失うまで薬漬けにされたらしい。そしてその弟も妙なことに、なぜか首を切られていた。
惜しい、なんて惜しいんだ。優秀な助手たち、愛し合う家族。
今、チャンスがやって来た。ゲームに勝てば、俺はホワイトサンドの第二の王国を築くことができる。 可愛いエマを俺の王妃にしよう――新しい孤児院ではもっと大勢に愛される代理人を試すべきだ。
その時になれば、もう「上流階級」の連中に媚びへつらう必要もなくなる。
それまでは自分の行動に気を付けるんだ、クリーチャー。