うわさ
ルカ・バルサーは世間が注目する天才発明家だった。
監獄に閉じ込められていた間でさえ、心に秘めた願いを諦めることはなかった。
再び自由を手に入れた今、彼はずっと思い描いていた偉業を成し遂げると決めた。
それを止められる者はいないだろう。
概要
アプリゲーム「IdentityV」に登場するサバイバーの男性。
日本版に実装されるまではルカ・バルサと探偵(プレイヤー)に呼ばれていたため、pixiv内にはそちらの表記の作品もある。
プロフィール
名前 | ルカ・バルサー |
---|---|
年齢 | 21歳 |
出身階級 | 不明 |
誕生日 | 7月10日 |
趣味 | ピアノ、随筆 |
長所 | 電磁気学、機械工学 |
嫌いなもの | 騒音、刑具 |
好きなもの | 書籍、音楽、科学実験 |
CV(日本語吹き替え版) | 梅原裕一郎 |
キャスト(舞台版) | 穴沢裕介 |
カッコ付きで「囚人」がサバイバーとしての正式名称。
のちに、「」付きは探偵によって定義されたコードネームのようなものであると公式から公開された。
容姿
茶髪をポニーテールにした男性サバイバー。首元には手錠のような首輪と囚人服を纏っているのが特徴。
(`⊗﹁◓´)
性能
外在特質
- 電気回路制御
「囚人」は荘園地下の電気回路を熟知しており、電線の接続状態を変えることによって暗号機の接続を変えることができる。接続された暗号機は解読されている間、互いに解読進捗を伝送することができる。
【使用方法】
持ち物(手袋)をタップすると、「囚人」の脳内にマップ上の暗号機の設置状況が浮かび上がる。その状態で回路を改造し、暗号機の間の接続状態を調整できる。
【回路接続】
「囚人」はまだ解読が終わっていない2台の暗号機を繋ぎ、接続回路を作ることができる。クールタイムは30秒。「囚人」1人につき、接続できる回路の数は1つのみであり、1つの回路につき、接続できる暗号機は2台のみである。回路が接続されると、すべてのサバイバーに表示される。
サバイバーが接続されている暗号機を解読すると、自身の解読進捗を一定の比率でもう一つの暗号機にリアルタイムで伝送することができる。その際、自身の解読速度は伝送する比率によって低下する。
伝送する比率は自由に調節でき、0%-48%の間で変化する。同時に、回路の老朽化のため、伝送される解読進捗には距離によって10%-20%の間で消耗がある(自身の解読速度は消耗による影響を受けない)。
回路はハンターに破壊されることができ、破壊された暗号機の回路は45秒以内に再び接続できない。接続されたいずれかの暗号機の解読が終わると、回路は自動的に閉ざされる。
- 「導体」
【電荷集中】
例の事故は「囚人」の体質を変えてしまい、彼を電荷を集中できる「導体」にした。「囚人」が接続された暗号機を解読すると、その暗号機の附近は電荷が集中し、放電エリアとなる。ハンターが放電エリアに入り、且つ長時間留まると、感電して気絶状態になる。
ハンターは感電するごとに電荷への抵抗力が永久に強くなり、感電による気絶時間は最大0まで減少する。回路が閉ざされる、または破壊されると放電エリアも消える。
【電荷強化】
「囚人」は持続的にチャージできる。「囚人」が放電エリアにいる間はチャージ速度が大幅に増加する。
チャージが完了すると、1回の強電流を放つことができ、付近にいるハンターに電流衝撃を与え、1秒の間気絶させる。
電流衝撃の効果はかなり大きいため、ハンターの電荷抵抗には影響されない。
- スーパー回路
安全を重んじた結果、「囚人」は予め二つのゲートの間に憶測的な回路を接続した。ゲートを開く段階になると、二つのゲートの間のパスワードロックが自動的に繋がり、パスワードロック間で解読の進捗状況を互いに伝送することができる。
ゲート間の回路の接続は非常に複雑なため、その接続回路の伝送比率を調節できるのは「囚人」のみであり、0%-48%の間で変化する。また、回路の老朽化のため、伝送される解読進捗には一定の消耗がある。消耗の比率は15%に固定されている。
ハンターはゲート間の接続回路を破壊することができる。破壊されると、「囚人」はこの回路を再び接続することができない。
- 過度な集中
自身の暗号機解読速度が5%増加する。接続された暗号機を解読すると、解読速度が更に5%増加する。
暗号機の調整に失敗しても、硬直時間は30%減少する。
しかし、この過度な集中力は「囚人」の周囲を感知する能力を弱めるため、感知できるハンターの距離が20%減少する。
主な立ち回り
解読特化サバイバー。回路の設置により離れた暗号機2台を同時解読できる能力を持つ。
自身は安全な所で解読しつつ、チェイスに弱いポジションや味方の暗号機を引き継いで解読するなど、チェイスよりも解読に集中できる立ち回りが重要となる。
特に終盤の味方の暗号機引き継ぎが強く、その場に行かなくても解読できるためハンターの妨害を受けることなく通電することができる。
またハンターは暗号機の揺れでサバイバーの位置を把握するため、揺れている暗号機に近づいたら同時解読中の2台目だったため誰も近くにいない、といった攪乱にも使うことができる。
ゲーム終盤までの味方の動きを考えて解読する2台目を選びたい。
2台目に解読していた暗号機をゲーム終盤まで誰も解読することができなければ、ただ解読者の解読速度が遅くなっただけになってしまう。
なお、解読特化でありながら板窓操作にデバフを抱えていないうえ、わずかながらハンターに対抗する術を持っている。
とはいえ狙われた場合ハンターの存在に気付くのに遅れやすく、チェイスも強いわけではないので、「囚人」を操作するならまずは狙われないことを意識しよう。
同じく2台解読できる機械技師との違い
- ロボットの操作や充電残量を気にせず解読できる
- 味方が負傷しても「囚人」は解読速度が落ちない
- 虚弱特質の機械技師よりチェイスを得意とする
- 「導体」によるハンターの気絶・風船救助が可能
- 回路は設置すれば誰でも使用することができる
- 「囚人」は2台のゲートを同時解読できる
- 味方が負傷していない・ロボがある場合の解読速度は機械技師のほうが速い
- 2台同時解読中の解読速度は機械技師のほうが速い
- 「囚人」はチェアに座ると一切の解読ができない
- ロボットによる救助・治療・耳鳴りによる妨害ができない
- 「囚人」は他のアイテムを所有できない
衣装(スキン)一覧
UR | |
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バイパー | 霊犀調査員 |
終わりの時だ。この旅も、私の人生につきまとう寒さも。私を導いてくれたものは、私をここから出すことに必死だったが、「彼女」は私に選択を迫ってくる――約束を果たすか、運命を正しい軌跡に戻すか。 | 謎の【幽霊社】に加入した後、彼は心霊現象調査員となり、自分で発明した奇妙な道具を使って心霊に関する様々な噂の背後にある真相を調べている。 |
太宰治 | |
武装探偵社メンバー-太宰治の服装。 | |
文豪ストレイドッグスコラボ |
SSR | |
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電解 | 映写室 |
彼は科学と錬金術の間の微妙な関係を利用し、「石を金に変える」ショーを完成させた。本当の賢者の石は、対価を美化するための嘘であることを知らずに。 | 大都会の映画館に苦しみや悲しみ、忠告や批判は存在しない。しかし彼が秘密裏に行った編集によって、ようやく空虚な映画に有名なシーンが出現した――たとえ一瞬であっても。 |
ベン・ハー | 冬蝉 |
恨みゆえに生を、愛ゆえに自由を。 | 真理のために高らかに歌うか、権威にひれ伏し、謙譲に声をひそめるか? このか弱い羽が風雪を弾き飛ばすに至らないなら、私が燃料となり、固い氷を溶かそう。 |
卒業の日 | |
その制服を脱いだ時、彼はようやく気付く。真理を目指す道のりに、嵐が付きまとうとは限らない。 | |
レイ | L |
レイの服装。 | Lの服装。 |
約束のネバーランドコラボ | デスノートコラボ |
天海蘭太郎 | Rice |
「超高校級の???」。鋭い洞察力を持ち、注意深く周囲を観察する。 | Riceからのプレゼント。 |
ニューダンガンロンパV3コラボ | B.Duckコラボ |
R | |
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緑のパン | 灰色塗料 |
緑になったパンを口にできるか?中にいる人間にとってそれは問題にならない。 | 素手で塗料に触れると全身が痒くなり、最悪そのまま命を落とす。 |
黄土の壁 | |
中にいた時は、壁と睨めっこの日々だった。 |
初期衣装 | ボロい服 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
関連タグ
IdentityV サバイバー(IdentityV) 隠者(IdentityV) VAL組 VALE組
背景ストーリー
ルカ・バルサーはかつて親切で、警戒心がないように見えた。
彼がどこから来たのかは誰も知らず、彼の家族に会った人もいなかったが、立派な教育を受けており、高いプライドを持ち、そして科学発明品に興味津々なのは確実だ。
当たり前のことに、ルカは有名な大発明家の門下に入り、発明家のアシスタントになった。
ルカはそこで大いに重んじられて、大発明家の事業を受け継ぐ者として期待されていた。しかし、ある学術紛争の後、全てが変わった。
大発明家は彼の研究成果をこっそりライバルに売ったルカが卑劣な裏切り者だと主張する一方、ルカは大発明家が才能を尽きた無能者だと訴えた。
事件真相はどうだったか分からないが、実験室で電力事故が発生し、大発明家は事故で死亡した。ルカは不可逆的脳損傷を受け、さらに殺人容疑で訴えられた。
ルカは絞首刑に処されたが処刑の直前になぜか赦免された。
元の状態に戻れなかったルカは記憶力が悪くなり、集中力も前には及ばず科学研究に従事することができなくなり、財産も発明家の未亡人への賠償金として支給された。
しかし、ルカは元の発明を完成させることを諦めなかった。
完成には大金が必要のため、荘園からの巨額の報酬付きの招待状が届いた時、彼は危ない橋を渡ることを決めた。
背景推理(以下ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における他キャラの「背景推理」のネタバレも含みます。
1.孤光 | 短くて、危険で、太陽のように眩い幻覚。 |
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1篇の日誌:父の本箱から3枚の手書き原稿を見つけた。天才の作品だ。数ページ欠けているようだが、関係ない。いつか私が完成させる。 | |
2.インピーダンス | あなたに成功をもたらすものは、同時にあなたの邪魔をする。 |
1枚の破られた入学通知:ルカ・バルサー閣下のようなお方を我が校に迎えることができ、光栄の至りでございます。近い将来、あなたのご家族もきっとあなたを誇りに思うことでしょう。 | |
3.媒質 | エネルギーの伝達は、衝突によって果たされる。 |
1枚のオークション取引記録:高い骨董の取引記録の中で、アルヴァという競売者が信じられない価格で手書きの原稿を1枚競り落とした。 | |
4.チューニング | あなたは所有者であって、創造者ではない。 |
1つの噂話:城内の貴族の1人が長年新興産業への投資に失敗したせいで全財産を失い、妻の嫁入り道具をオークションに出して借金を完済した。激怒した妻はその衝撃で命を絶え、息子は彼を許せず、家を出ていった。 | |
5.結合 | 智恵の共振には、酷似した魂が必要だ。 |
1枚の広告:工業博覧会が近日城内で行われます。世界各地の発明家がこの場に集まり、この市からも、大発明家アルヴァ・ロレンツが出席いたします。 | |
6.校正 | 実験にはそれぞれ、異なる検証基準がある。 |
1篇の日記:1枚の手書きの原稿と引き換えに、やっとロレンツの門下に入ることができた。だが私自身の方があの原稿より何倍も価値があることを、いつか彼も分かるだろう。 | |
7.相互誘導 | 時間は、全てを解決しない |
1枚の古い写真:写真に写っている2人の内1人は作業着を身に纏った駆け出しのころのロレンツ。もう1人は豪奢な服を着た、ルカ・バルサーにそっくりな若者。 | |
8.臨界 | 才能の実現条件は何だ? |
1つ目の実験記録:実験の手順は異なれど、実験結果はどれも失敗に終わっている。初期の実験者サインはロレンツ、途中からはロレンツとバルサー、最後の方はバルサーだけになっている。 | |
9.相互反発 | 狂人か、盗賊か? |
1枚の通報ファイル:アルヴァ・ロレンツが自分の実験室が盗難にあったと通報。無くなったものにはクライアントとの取引ファイルと、個人の手書き原稿がある。警察はロレンツのライバルに疑いをかけた。 | |
10.極 | あなたはきっかけが必要だっただけだ。 |
2つ目の実験記録:実験者はバルサー。実験手順は全く同じ。実験結果は空欄。 | |
11.オーバーシュート量 | 最初の変化、最大の誤差。 |
1枚の警報:ロレンツ実験室で爆発発生。今回の爆発では3人が被害に遭った。2人は重傷、1人は軽傷。現時点では、警察はロレンツのアシスタントであるルカ・バルサーが非合法の実験を行ったことによるものだと推測している。 |
※背景推理2の「ルカ・バルサー閣下」は中国版だと卢卡斯・巴尔萨克(ルーカス・バルサーク)と少し名前が違う。
※背景推理11の「今回の爆発では3人が被害に遭った」は中国版だと「这次爆炸造成三人丧生(爆発が発生し3人が死亡)」となっている。
誕生日タスククリア(1回目)
一通の古びた推薦状
尊敬なるロレンツ教授:
こんにちは。先日、ライデン工業・芸術博覧会でお話しさせていただいた、ルーカス・バルサークと申します。博覧会の後、どうしても内心の興奮とあなたに対する尊敬の念を抑えきれませんでした! 突然の手紙をどうかお許しください。
博覧会以前、幸運にも教授の文章を拝見したことがありました。それで私は、あなたの電磁学における研究と電磁論の初歩的な仮定に多大な興味を持つようになりました。そして、博覧会であなたと簡単ながらも貴重な交流の機会を得て、あなたの研究室に入りたいという考えがより一層強まりました。
実は、博覧会であの偉大な作品を見た瞬間、私はこれこそが自分の生涯追い求めるものだと確信したのです! 目の前のそれはただの模型であり、構想の域に過ぎませんが、あなたの理論の導きと実験の論証を経た後にはきっといつの日か「永遠の完璧な機械」が実現されると信じています。
また、もうすでにご存じかもしれませんが、ある国の科学院がまた「立方体倍積、角の3等分、及び永久運動を示すいかなる機械の審理も拒否する」というような政策を可決したらしいです。これによって、今後私たちの研究所が払わなければならない対価は倍増するかもしれません。ですが尻込みするつもりは決してありません。科学に身を捧げる対価なんて、私も、私の一族もとうに経験済みなのですから。
この一連の研究が彼らの言うような道具や時間、才能の無駄であるとは思いません。私たちも収穫がないわけではありません! あの人のことはあまり語りたくありませんが、私の父親、彼はこの研究に家業を全て注ぎ、なんとか未成熟の理論の仮定を見出しました……それらの実験記録や理論の仮定についての手記、そして磁の方向を変化、制御することによるエネルギーについての私本人の論文は、手紙の最後に添付してあります。ぜひお目通しいただき、可能であれば貴重なご意見をいただけたらと思います。
お忙しい中、私の自己推薦状をお目通しいただきありがとうございます。あなたの学生になれることを期待しております。
敬具
ルーカス・バルサーク
誕生日タスククリア(2回目)
筆記の乱れた日記の1ページ
真相は緻密な計算の隙間に記録されている。見間違えるはずはない。あれは確かにヘルマン・バルサークの筆跡だ。
オークションでロレンツが大金をはたいたのも、あの人の手稿が全て彼に隠されたのも全部、手稿の行間に彼があの人を裏切った証拠があるからだ!
あの人が死んだ真相はどうでもいい。
しかしアルヴァ・ロレンツ、かの名声轟く大発明家、「完璧な機械」の第一人者、私の師。そんな彼が、あくどい手段で売名を図る偽善者だったとは!協力者の成果を横取りすることで地位を固めているなんて。
その盗作対象もよりによって……ああ、反吐が出る。
時間を考えると、彼はあの人よりも前から腐っていたのかもしれない。
忘れるべきではなかった。鼠は群れで生き、ハイエナは協力を必要とする。
アルヴァ・ロレンツはあの家を捨てたろくでなしと長年手を組んでいた人間だ。人格に期待できるはずがないだろう?
今まで「ロレンツ2世」と言われて浮かれていた自分が恥ずかしい。
彼になるなどあり得ないし、なる気もない。自分で思考できない人間はただの動物、いや、昆虫以下だ。このノミ、サバクトビバッタ、シャクトリ、キョジンツユムシが!