ラングリッサーⅣ
レーゲンブルク連邦王国の四将軍の1人であるギザロフ将軍の息子。
ギザロフの元帥就任に伴い、空位になった将軍職に就く。
ローゼンシル姫の婚約者だったアルダン将軍が死んだことにより姫と結婚、ギザロフの魔眼に操られたクレオネス大王の遺言によりレーゲンブルク連邦王国の大王になり、異を唱える第一王子フレデリックの派閥と国を二分する戦争が勃発。
実はギザロフの息子ではなく、不老不死の実現に繋がるとして邪神ゲンドラシルにそそのかされてギザロフが実験的に作ったクローン。
剣術も魔法も優れたギザロフの才能をそのまま受け継いでいる。
邪神ゲンドラシルには復活策の1つとして、優秀なギザロフの若いクローンの肉体を用意させておく思惑があった。
Aルートでは、王城でも研究所でも終始父ギザロフと行動を共して同盟軍に立ちはだかる。クルーガーを先に撃破するとギザロフも激昂した発言をするので、ある意味本人には最も幸せな顛末とも言える。
Bルートでは、王城で同盟軍に敗北後、魔族軍に研究所を襲撃されて死を悟ったギザロフは、邪神が封印されている水晶と己で叶えたかった野望の実現を託してクルーガーを逃がす。しかしクルーガーの肉体は邪神に乗っ取られてしまいクルーガーの人格は消滅。クルーガーの肉体を得た邪神ゲンドラシルは邪神クルーガーを名乗った。
Cルートでは、ギザロフに見放され、出生の秘密を知らされると共にお前の親は自分ではなく研究所の装置だと嘲笑われる。ギザロフに復讐を誓うクルーガーは邪神ゲンドラシルの甘言によりボーゼルが死の間際にランダムテレポートさせた魔剣アルハザードを入手する。邪神は魔剣の力を使ってクルーガーの肉体を乗っ取って完全復活を果たしクルーガーの人格は消滅した。人知れず歴史の表舞台から消えるこの末路が正史とされる。
小説版では、ギザロフに肉体を乗っ取られている。敵側だがどうにも幸薄い人物である。
ラングリッサーモバイル
『IV・V』の時代から150年を経て復活。
メインストーリー第二部において、当初は仮面を付けたレインフォルスの姿で登場。
邪神ゲンドラシルの魂を肉体に宿しながらも、『ラングリッサーIV』とは違いクルーガーの人格も共存している。
クリムゾニアの協力者であるシリカと邪神と契約を結んだ手駒であるヴィンセント将軍を利用して、レインフォルスがクリムゾに持ち帰った魔剣アルハザードを手に入れ、レーゲンブルクの王城でカオスを召喚して力の半分を吸収、世界を破滅させるため手始めに世界樹を焼き払って行く。
さらには復讐のためにギザロフの記憶体を滅ぼしに行こうとしたが、ギザロフが作った魔剣コントロール用改造人間イプシロンに魔剣の力を封印されて撤退を余儀なくされた。
ロシュフォール城にてカオスの残り半分の力を授かったマシュー一行に追い詰められ、逃げようとしたところをギザロフの改造人間たちに襲われ死亡。
邪神ゲンドラシルの魂はクルーガーのメンタルがギザロフに劣っているのが敗因として、クルーガーの魂に対して幼少時の記憶改竄をすることでギザロフ並の精神力に鍛え上げた。
そして予備として保存されていたギザロフのクローンに宿って復活しようとするが、ギザロフの記憶体は罠を張っており、魂に対する攻撃を受けてしまう。強化されたクルーガーの魂は攻撃から何とか生き伸び、クルーガーだけの人格と邪神の力を持つ邪神クルーガーになった。