CV:代永翼(ボイスCD)
概要
ロスの親友。幼馴染みでもある。
年齢は作者の方針で明確には決められていないが、ロスよりも少し年上らしい。
誕生日は4月5日で、ロスの誕生日である5月4日と鏡合わせになっている。
好物はクリームシチュー。
濃茶の髪に青紫色の瞳で、鼻の頭には絆創膏が貼られている。※初登場時
髪色は後に、ある理由から黒いメッシュの入った銀色へと変化。
何故か目の色も青紫→完全な青に変わった。
身長は少年期・成長後ともにロスよりも高い。(作者談)
とても明るくポジティブな性格で物事を深く考えない。軽い中二病の気あり。
ロス曰く「頭が残念」であり、突飛な発言をしては「いつもの頭の病気か」と認識されている。
愛すべき馬鹿。
ロスとは非常に仲が良い。
初登場は第2章の中盤と遅めだが、「戦勇。」の第1章~2章においてストーリーの根幹にいると言っても差し支えのないキーキャラクター。
SQ版では第10話にて、ロスの友人の花火職人として早々に登場するもクレアという名前は明かされなかった。
ネタバレ
※以下、作品自体のネタバレを多大に含むので注意して下さい。
およそ1000年前に、まだ少年だったロスと同じ村で暮らしていた。
まだ見ぬ広い世界に憧れながらも平凡な毎日を幸せに過ごしていたが、ロスの父親=初代魔王ルキメデスの凶行によりロスの目の前で惨殺されかける。
しかし、その際に体に魔力が宿ったことで一命を取り留め、同じくルキメデスによって左半身を吹き飛ばされて死亡したロスのことも、自分の半身を代わりとして与えることで生き返らせた。
目覚めた魔力が甚大だったことから、体を魂ごと奪われ魔王の器として使われることになる。
結果、ルキメデスを通常の方法で殺すことがクレアの死を意味するというある種の人質状態となってしまう。
これが実力では初代魔王ルキメデスを凌駕しているロスが彼を殺せない最大の要因だった。
そこから魔王に体を乗っ取られた状態で意識なく眠り続け、子供だった親友や自分の肉体は青年のものとなり(7〜9歳分ほど成長している)、解放された時には実に1000年以上もの歳月が流れていた。
…にもかかわらず、それらを含めた全てを「びっくりだわ」の一言で済ませてしまい、さほど気にしていないというオリハルコンメンタルの持ち主。
1000年前の時点で両親はいない=孤児であったことが作者により明かされており、その後の作中でも少しだけ触れられている。
「魔王の器」時は瞳の色が違う他(赤色)、髪色も初代魔王ルキメデスによって銀色に染められるなどしており外見が大幅に異なっていた。
しかし、救出直後伸ばされていた髪を切り、メイク・アクセサリー(頭部の羽飾り)・十字模様の入ったコンタクトレンズなどを全て取り払ったことで、劇的なイメチェンを果たしている。
ルキメデスが着用していたコスチュームに関しては「すごいダサかったもんなー」と何度も繰り返すなど、笑顔で酷評していた。
しかし実は本人のファッションセンスも負けず劣らず酷い為、第3章で身につけている衣服はロスが選んだ「無難」なものである。
ロスのことは、本名のシオンから「シーたん」と呼んでいる。
クレアを救う為に魔王を追う旅に出て勇者と評されるようになったロスのクレアシオンという呼称の前半部分は当然、彼の名前が由来だと予測できる。
また「ロス」という偽名も、クレアの(自ら名乗っていた)ニックネームが元である。
アルバたち現代の勇者が持っている勇者証は、クレアがラブ&ピースをイメージして考えたマークがデザインの元になっている。
これは、そのマークが描かれた焼き物をクレアから『仲間の証』として渡されていたロス=伝説の勇者クレアシオンが身につけて旅をしていた為である。
自由の身となった後はロスと共に2人、世界を見てまわる為の旅に出た。
第3章の冒頭はプロローグ後、そんな旅の最中の二人から始まる。