概要
CV.植田佳奈
カルバード共和国のトップ女優ジュディス・ランスターの母で往年のシャンソン歌手ドミニク・ランスターの娘。
かつては絶大な人気を誇った舞台女優。15年前に舞台女優を退いているが、現在も母ドミニクと同様に舞台の演出などに協力をしている。普段は故郷のアンカーヴィルでカフェ・ブラッスリー…【黒猫の夜亭】の店主として働いている。尚、黒猫亭は元芸能人が経営するというフレーズは使わず、純粋な店の味で地元に親しまれている。
人物
二十代の娘がいるとは思えないほどの若々しい美女で、アークライド解決事務所もその美貌に驚いている。
アーロン・ウェイ曰く「現役の娘より美貌とオーラが倍増し」とのこと。
二代目のグリムキャッツであり、D∴G教団の壊滅作戦にもドミニクと共に水面下で共和国軍に助力していた。また、現役の頃に当時月光木馬團だった黄金蝶との付き合いも長く、猟兵のように対立、共闘をしていた仲で現在はお茶飲み友達として付き合っており、裏方面の顔の広さもドミニクに引けを取らない。
そして、ジュディスの二人目の天敵で、ドミニクと共にジュディスのグリムキャッツのあり方を見守る一方、私生活のだらしなさに親子二代で手厳しい上に際どい場面の撮影に難色を示して安売りせずに婿捜しに使えと結婚を急かしている。一方のジュディスも再婚を勧めている。
現役脚本家であるジュディスの父とはジュディス誕生後も彼女自身が(女優兼怪盗として)現役だった事から結婚する事はなかったが、ジュディスが父として年に一度会っている事から不仲というわけではないようである。
母のドミニク同様引退したものの未だグリムキャッツとしての能力を一部使う事が出来るようである。
活躍
黎の軌跡Ⅱでは存在が示唆されただけであったが、界の軌跡で本格登場。GLORIA舞台版の演技指導に訪問したところをヴァン達と出会う。結果、ジュディスにとってはセカンドハウスに祖母と母親が襲来する悪夢が現実となってしまい、こってりと絞られる羽目になった。この際、ジュディスもヴァンにSOSを求めるが、ドミニクの時同様に逃げられている。
その後、残滓の出現に伴う混乱を追うヴァン達に自宅兼拠点の黒猫亭を活動拠点として提供し、翌日にドミニクがクロード・エプスタイン博士及びシーナ・ディルク、ラトーヤ・ハミルトン博士…そしてアニエスの祖母リリヤと五十年以上前の友人であった事を明かし、グリムキャッツの変身道具幻夜のコンパクトがオクト=ゲネシスの派生作品で、ドミニクが共和国各地で芸能活動を行う一方で、何かを焦っていることに気づいていたことを伝える。