概要
灰色っぽい巨体に巨大な口、そして頭部~背中にかけて苔や植物が生えた二足歩行モンスター。
『ファイナルファンタジー11』及び『ファイナルファンタジー14』に登場する。
名前を間違えられやすいが「グゥーブー」であり、「グーブゥー」でも「グゥーブゥー」でもない。
湿り気の多い森林や湿地帯等に好んで生息しており、頭部に生えている植物とは共生関係。
基本的にはカムフラージュ兼非常食のように使われるが、共生関係が崩れて
植物に完全に飲み込まれてしまう事もあるようである。
普段はのしのしと歩き回りながら口に食べ物を放り込んでいるのんびりしたモンスターだが、
怒らせると大暴れするため決して安全というわけではないらしい。
しかし、グゥーブーに植物を育てさせている耕地があり、
せっせと植物の世話や収穫をしていたりと、何らかの方法で使役する方法はあるようである。
敵モンスターとしては巨体を活かした力押しを得意とするタイプで、
FF11ではダブルアタック+アッパーカットで近くにいる冒険者のHPを10割持っていく事もあるなど、
接近戦になるジョブからはそこそこ注意が必要な存在だった。
一方で、金策になるアイテムが収穫できる「謎の樹木の挿木」を落とすことや、
単純な打撃攻撃かつ攻撃間隔は長い事から、安全に対処できるジョブでは狩りの対象にされる事もあった。
この「謎の樹木の挿木」を落とすという設定は後にFF14にセルフオマージュ的に登場しており、
メインクエストの1つで貴重な植物の挿木をグゥーブー族から入手するという場面がある。
FF11プレイヤー達からは「どーもくん」という愛称で呼ばれている。
由来は正面から見るとNHKのマスコットキャラクターであるどーもくんに似ているため。
ちなみにどーもくん(本家)の胴体は扁平だが、グゥーブーを後ろから見ると
中々のプリケツなのもチャームポイントの1つとされている。
本当は見た目のモデルは『クロノトリガー』に登場する「ヌゥ」とのことである。
FF14では初期にマウント(騎乗できる乗り物)の一種として登場しており、
グゥーブーに騎乗する事ができたが、後に新生エオルゼアとなって以後は
入手手段がなくなっており、旧版で入手していたプレイヤーのみの特権だった。
・・・が、その代わりに頭にローレルの冠を被った「ローレル・グゥーブー」が
入手可能になっており(旧版との違いは頭部の植物・敷物の有無など)、
グラフィックこそ違うが現在もマウントの入手・騎乗は可能になっている。
余談としてこのローレル・グゥーブー、シルフ達の友達だったが
悪い子のシルフ達にイタズラとして頭の植物を引っこ抜かれまくってハゲてしまったという
ちょっとかわいそうな奴らしく、シルフの長が代わりに冠を被せてあげたのがこの姿の由来らしい。
ちなみに飛行可能である。