概要
第69話「空中溶解!ホバーパイルダー」に登場した、妖機械獣。
ゴーゴン大公があしゅらに貸し与えた妖機械獣で、口から腐食光線、眼から破壊光線を放つ。
また、水中のみならず、空中も泳ぐようにして移動が可能。尻尾での打撃と、尻尾からの放電も強力である。
接敵・交戦から(本機が一時撤退した事で)帰った甲児曰く「まるで顔はお化けそっくり」。
腐食光線により、ホバーパイルダーを破壊。ジェットパイルダーが登場するまでの間、マジンガーZを行動不能にさせる事に成功した。
劇中の活躍
ゴーゴン大公からあしゅら男爵は、グシオスβⅢを貸し与えられ、光子力研究所へと出撃させる。人工知能を搭載されており、Dr.ヘル一味を見下しているのか供与されている兵器にもかかわらず性格は反抗的。
グシオスはマジンガーZと対決、しかし初戦はあしゅらの命令に乗り気でないために退散した。
やがて、光子力研究所のバリヤーの圏内に出現。汚水処理場を襲われ、甲児はパイルダーオンができない状態に。
ホバーパイルダーのまま対戦する甲児だが、力の差は歴然。しかし弓教授の「マジンガーZを地下で移動させ、地面から出してパイルダーオンさせる」という作戦により、再びパイルダーオン。
スクランダーでグシオスと空中戦を繰り広げるマジンガーZだが、地上でボスボロットと鉢合わせしたグシオスは、そのまま捕らえて人質に。
グシオスを発見し攻撃するマジンガーZだが、後頭部に腐食光線を浴びてパイルダーを熔解させ、攻撃回路の一部を故障させてしまう。
ドリルミサイルとアイアンカッター、そして光子力ビームにより、グシオスをかろうじて破壊するマジンガーZ。しかしホバーパイルダーは修復不能なほどに熔解して破壊されたため、新たなパイルダーを作り出す必要があった。
甲児は長くともに戦ってきた、ホバーパイルダーに別れを告げるのだった。
敗戦後はブロッケン伯爵から「口程にもない」と吐き捨てられるが、Dr.ヘルからは「我々が今までどうやっても破壊できなかったパイルダーを破壊してのけたのだから、これを勝利と言わずに何という」と称賛しており、負けたとはいえミケーネの妖機械獣の強さをまざまざと見せつけたのだった。
OVA「マジンカイザー」6話にも、多くの妖機械獣とともに登場。
地中から出現してマジンカイザーと戦った。
原案デザイン
石川賢が原案デザインを手がけた。
原案では、両腕の二の腕部分が太かったが、決定稿では反対に下腕部の方が太くされ、より安定感が増したデザインになった。