曖昧さ回避
グラキエスについては「グラキエス」を参照。
概要
真っ白な着物に身を包み、雪女のような印象を与える女性幹部。
当初は敵として登場するが、主人公がジョッシュの場合にのみ、説得により仲間にすることができる。
それまでのマロ目で威圧的な雰囲気が後ろで束ねていた髪を下ろすことで、一変して柔らかな雰囲気になり、クールでありながら一般常識が無い(実年齢1歳未満)天然キャラになる。
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それらのギャップ、及びEDの展開に魅せられ、多くのファンがいる。
しかし、主人公がリムの場合はメリオルエッセで一番早く死亡することになってしまう。
このためリム編のシナリオが、ジョッシュ編より評価が低いと言われる一因となっている。
上記のように敵バージョンと仲間バージョンで容姿が変わるが、『D』において仲間バージョンになってからは顔アイコンしか公開されていなかったため、絵師によって服装が色々と異なる。
辛うじてアイコンから窺えるのは首筋のピンク色のモノだけで、そこからの派生か、ピンクのタートルネックが服装の主流。
が、もしかするとピンク色のチョーカーなのかも知れないし、断定は出来ない。
戦力として見る場合、乗機であるファービュラリスの武装が非常に優秀で援護役として重宝する。
さらにサイフラッシュ並の広範囲MAP兵器(流石に敵味方識別や移動後発射は無理だが)も持ち、十分に一線で活躍できる実力を持つ。
逆に、前半に敵として出てくる時にはそれらが非常に厄介な相手となる。
主人公であるジョッシュと並び、キャラ設定等は装甲騎兵ボトムズのフィアナをオマージュしているのではないかとファンからは噂されている。
PS3の『第二次スーパーロボット大戦OG』にも参戦。
ゲーム発売から長いこと謎にされてきたが、ついに全身絵が公開され、仲間時はピンクのタートルネックシャツに白の上着を羽織っている事、雑誌スパロボ魂(2013年春号)で公開された設定絵では意外なズボンを履いている事が判明した。
また、敵バージョンの全身絵も書き直されており、こちらもかわいい。
ちなみに生足かつ裸足である。
声優は『小松由佳』が担当する。
続く『スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ』では、何とPV第二段にてジョッシュと共にフォルテギガスで戦闘する姿が確認されている!!
関連イラスト
関連タグ
ジョシュア・ラドクリフ スパロボD 雪女 ルイーナ メリオルエッセ ウェントス
※以下、彼女の結末についてのネタバレ
砕かれたデザイア、氷のさだめの行きつく先
『D』のEDにて、敷島博士の口からジョッシュにグラキエースについて衝撃の事実が語られる。
それは、彼女をはじめとするメリオルエッセは崩壊因子が組み込まれている上に老化を抑制する遺伝子がなく、寿命は長くて3年だということ。そして、それを回避する手段はないとも(一応敷島博士は「ゲッター線を照射する」という解決策を考えはしたが、この案は「さすがにもうゲッター線を使う気にはならない」と自身で却下。そして、「欠陥を解消したクローンを作る事はできる」という手段を提案はしたが、同時に「それはジョッシュの望む答えではない」とも察していた)。
グラキエースにさだめられたあまりに非情な運命に打ちのめされながらも、ジョッシュはそれを胸に秘めたまま彼女と共に生きる事を決める。いずれ来る離別の時まで、彼女の居場所で在り続けるために。
スパロボで戦いを終えた主人公とヒロインがあまりに報われない結末を迎えるというこの展開に多くのプレイヤーは衝撃を与えた。
同時に、グラキエースのモチーフはフィアナだと多くのプレイヤーが確信した瞬間でもあった。
そして、ジョッシュとグラキエースの新たな出会いが描かれた『第2次OG』でもまた、EDで同様の事実が明かされるがこちらは物語が完結していないため、『MD』でも引き続きグラキエースは登場している。
このままラキはOGシリーズでもジョッシュにとっての『触れ得ざる者』となってしまうのか?
それはOG最終作で明かされるのであろう。
関連タグ(ネタバレ)
フィアナ:ほぼ間違いなく元ネタである寿命2年のパーフェクトソルジャー。なお、名前が「炎」と「氷」でちょうど真逆になっている。
アリエイル・オーグ:第2次OGで同じくOGシリーズ初登場を果たしたリアルロボットレジメントの主人公。彼女も寿命3年の人造人間だが、原作では寿命問題が解決した事も示唆されている(OGではそこまで至っておらず、延命手段が見つかるまでの時間稼ぎとして戦いがない時は冷凍睡眠している)。