概要
1966年4月14日生まれ、 テキサス州サンアンジェロ出身。
本名：グレゴリー・アラン・マダックス（Gregory Alan Maddux）
ニックネームは「Mad Dog」（狂犬、柔和な容貌とは裏腹に闘争本能が強かったことと名前の響きを掛け合わせて）、「The Professor」（教授、普段は眼鏡をかけていたことから。後年、視力を矯正）。
選手時代の所属はシカゴ・カブス (1986 - 1992)⇒アトランタ・ブレーブス (1993 - 2003)⇒シカゴ・カブス (2004 - 2006)⇒ロサンゼルス・ドジャース (2006)⇒サンディエゴ・パドレス (2007 - 2008)⇒ロサンゼルス・ドジャース (2008)。
現役通算23年で355勝227敗。最多勝利 3回（1992年、1994年、1995年）最優秀防御率 4回（1993年 - 1995年、1998年）を誇り、特に1994，95の二年連続で防御率1点台（1.56，1.63）を記録。
球速はキャリア初期に93mph（約150km/h）に達する程度、最終的には86mph（約138km/h）を下回っている。
一方シンキング・ファストボール（ツーシーム系の沈む球）とサークルチェンジ、他にカットボールやスライダー、カーブを織り交ぜて投球のほぼ全てを打者の手元で微妙に動かし、打者のタイミングを外したり、バットの芯を外すピッチングをしながら、フォーシームのきれいな速球やチェンジアップを際どいコースへ投げ込み三振も狙って取れることから「精密機械」と呼ばれた抜群の制球力で、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。
この為、一試合で100球未満で完封した時は「マダックス」と呼ばれるようになった。
現在はテキサス・レンジャーズのGM補佐とスペシャルアシスタント。
カブスとブレーブスは在籍時の背番号『31』を永久欠番にしている。（カブスはマダックス以前に同じく『31』をつけたファーガソン・ジェンキンスと連名。）
2014年1月8日に資格取得1年目でブレーブス時代の僚友トム・グラビンと共に野球殿堂入りも果たしている。
実兄の5歳上の実兄マイク・マダックス（マイケル・オースリー・マダックス、Michael Ausley Maddux）も元投手で9球団を渡り歩き、2021年現在、セントルイス・カージナルスで投手コーチを務める。（コーチとして4球団目。）
