コンビニ弁当とは、弁当の形態の一種である。
概要
名前通り、コンビニエンスストアで販売・提供されている弁当のこと。
一般的にプラスチック製の容器に、ご飯が4~5割ほど、主菜が3割、副菜が2割ほど入っている。肉や油物が多いため不健康なイメージもある。
揚げ物やハンバーグなどを主菜に据えた商品が多く、特に唐揚げとエビフライ・白身魚のフライは鉄板のメニューと成っている。
これ以外にもご飯をチャーハンに変えた「チャーハン弁当」や、うどんやそばにおかずを添えた麺類中心の弁当、天丼やカルビ丼をメインに据えた丼系弁当なども存在する。
価格はおおよそ300~600円前後が多い。
一方、コンビニ弁当によって潰れた町の食堂も多く、ファスト風土化の一翼を担った側面もある。
プラスチックや割り箸を多用するため、昨今の環境活動家の暗躍によりコンビニ弁当すら食べられなくなる時代も洒落にならんレベルで迫ってきている。
かつてはオーソドックスなメニュー中心であったが、2010年代以降はコンビニ各社がエスニック料理やコラボラーメンなどに力を入れており、往年よりユニークな品揃えとなっている。1990年代の感覚では奇異の目で見られるような珍品も、現在では普通に扱われることもあり、食の多様化が窺い知れる。
また、2000年代辺りまでは弁当の日に小学生がコンビニ弁当を持って来ると教員がその子の家族の子育て方針を疑って家族に連絡をするなど「恥」「家庭に問題がある」と白眼視されるほど風当たりが厳しかった。
しかし2010年代以降は労働環境の変化などからその限りではなくなっている。