概要
玩具「ビーダマン」の初期シリーズ、「スーパービーダマン」系列で
発売されたバリエーション商品。ボンバーマンシリーズで登場する
ゴールデンボンバーをモチーフにしており、他の色ボンバーマン系とは
一線を画する金色のメッキ加工が施されている特別感のある一品。
コロコロコミックで連載された漫画『爆球連発!!スーパービーダマン』ではサラーが
最初期に使用するビーダマンとして登場した。
内部構造が通常のビーダマンと大幅に異なり、後頭部から装弾し腹部から発射する
通常方式に対して本機は腹部から直接装弾し、後頭部にあるアイポイント(作品によっては「ボンボリ」とも)を
下に押し込む事で回転の掛かった弾が垂直落下→本体腹部にあるスロープを転がり落ちて変化球が発射されるという仕組みになっている。
アイポイントの下にはこの回転を制御する為のダイヤルパーツがあり、回す事で
「カーブ」「バックスピン」「ドライブ」「シュート」という4種の変化球を撃ち分けられる。
…と、コンセプトだけ書くと非常に魅力的に見えるが、実際の商品にはかなり難点が多く、
愛好家や直撃世代の中ではスパビー世代きっての残念機体として有名。
具体的には
- 発射方式の関係上、同世代のビーダマンに比べてもパワーが無い。締め撃ちも不可。
- パワーがなさすぎて回転が掛かっている事すら実感しづらい。
- アイポイントの付け根パーツが細く発射時に折れやすい。
- 特殊機構の関係上、カスタマイズパーツはほとんど付けられない。OSギアはギリギリ付けられるがアイポイントが動かしづらくなり、意味がない。
など。
前述の漫画版では発射力も充分にあり、サラーの変化球テクニックと合わせて
活躍していたが、全日本ビーダー選手権編では金色のボディに
自陣に隠されているはずのターゲットが映り込みチームに危機を招いてしまう。
加えて、OSギア世代の強化パーツが取り付けられないというデメリットも存在しており、
サラーはこれらの弱点を克服したスタッグスフィンクスへと乗り換える事になる。