玩具
玩具としては2010年から2013年に展開された。
元は永井ゆうじ原作の漫画『ペンギンの問題』とのタイアップ商品であり、バランスタイプのブルー、レッド、グリーン、コントロールタイプのイエロー、スピードタイプのブラック、パワータイプのホワイトが販売され、従来通りにカスタマイズが可能であり、鎧、バレル、マガジンなどのパーツも登場した。
これらを総称して『ペンビー』と呼ぶ。
また、メタルファイトベイブレードの『ベイ太』に相当する筐体として『B-太』が登場。ベイ太にベイポイントカードが対応していたようにこちらの筐体にはビーポイントカードというICカードが対応(実はベイポイントカードも対応している)。ポイントをセーブし、一定数貯めればグッズと交換できる仕様であった。ただし、ベイスタジアムの体裁を取っていたベイ太とは異なり、こちらはいわゆるアーケードゲーム機となっている。パーツに描かれたコードを読み込ませてビーダマンをシューティングゲームのコントローラーにするという画期的なシステムであった。
こうした版権作品とのタイアップはビーダマンの黎明期から行っている為、この点は原点回帰したと言える。
(以上の情報は小学館『別冊コロコロコミック1月号増刊』ペンギンの問題新公式ファンBOOK』(2010)P141〜P156より)
2011年にはペンギンの問題とのタイアップを終了し、コアをカスタムできるようになった『コアチェンジシステム』を導入。
これによりお気に入りのデザインの機体があれば、コアだけ取り替えるという芸当ができるようになり、同じタイプのコアでもコアによって性能が変わるという多様性や奥深さを生み出している(例えばパワータイプのアクセルコアはラバーの圧力で発生させるドライブショットが自慢だが、バーストコアは重みを加えた力強いショットが自慢といった具合)。
無論、バレルやマガジンといったパーツはペンビー時代のものと互換性がある。
本項で『クロスファイトビーダマン』と言えば大抵このシリーズのメディアミックス作品を指す。
アニメは同年10月からテレビ東京系にて52話まで放送、漫画もコロコロイチバンで連載開始された。
モチーフは動物となっており、主役格のビーダマンは四神や四龍など中国神話の幻獣が元ネタとなっている。
モチーフとなった生物のオーラが実体化するなど、爆転シュートベイブレードを連想させるチョイスとなっている。
2012年には両肩に設けられた紋章に圧力を掛けて発射できる『エンブレムチャージシリーズ』が発表され、第2期である『eS』で活躍するのはこちらのシリーズ。
2022年現在はベイブレードが第3シリーズの『ベイブレードバースト』として長期化しているが、現時点でビーダマンは復活しておらず、『クロスファイトシリーズ』が現時点での最終シリーズになっている。
『ボトルマン』という事実上の後継作が存在するので復活は難しいか。
あらすじ
20XX年。世界中の子供たちの間で大人気の競技「ビーダマン」には、まことしやかに囁かれているある噂があった・・・。
"選ばれたごく一部のビーダーだけが参加できる、秘密のビーダマン大会があるらしい"・・・と。
その名は「クロスファイト!」果たしてその正体とは・・・。
第2期(eS)についてはクロスファイトビーダマンeSを参照。
登場キャラクター
※年齢の日本語での公式ソースについては、現在スバルのみ2期のあにてれ公式サイトで確認可。また、当該サイトが1期の内容であったころに8人のみ記載があり、アーカイブ閲覧可。他はWikipediaなどに掲載されたデータが広まっている状態。年齢記載のあるフランス版公式サイトで年齢が異なるキャラクターについてはそれを併記する。
東ブロック
本作の主人公。11歳。
明るく好奇心旺盛な性格で、「ミステリー!」が口癖。
愛機はパワータイプの『アクセル=ドラシアン』(CV:伊藤健太郎)。モチーフは青龍。
12歳。
気さくだが理知的でみんなを引っ張る大人びた性格。関西弁のメガネイケメン。
愛機はコントロールタイプの『ステア=イグル』。モチーフはワシ。
11歳。
明るく元気なアメリカ育ちの帰国子女。“魅せるプレイ”を信条としている。
愛機は連射タイプの『ワンサイド=シャークス』。モチーフはサメ。
11歳。
プライドが高く高慢な態度を取る事が多い一方、女子が大の苦手という一面も。
愛機は連射タイプの『ロール=サソード』(CV:金光宣明)。モチーフはサソリ。
11歳。
基本的にはおおらかな性格だが、勝負事には人一倍熱い情熱を発揮する。正義感が強く仲間思い。
愛機はパワータイプの『トルク=ベアーガ』。モチーフはクマ。
カケルに憧れてビーダマンを始めた新米ビーダー。11歳?(フランス版10歳)。
愛機はバランスタイプの『プロト01』(37話まで、最終回で再び愛機とした)、特殊タイプの『スマッシュ=ドラゴルド』(CV:東地宏樹)(39話以降)。モチーフは黄龍。
西ブロック
西エリアのトップビーダー。11歳。
クールな性格で他人には一切心を開こうとしない。カケルのライバル的な存在となる。
愛機は連射タイプの『レブ=ドラヴァイス』(CV:竹内良太)。モチーフは白龍。
12歳。
鋭い眼光であまり周囲に馴染もうとしない不良キャラ。スバルをライバル視している。
愛機はコントロールタイプの『ストローク=オロチ』。モチーフは大蛇。
ライオンをこよなく愛するビーダー。12歳。
「ライオンよりもかっこいい」と言われるドラゴン使いであるカケルやスバルを敵視している。
愛機はパワータイプの『スピン=レオージャ』。モチーフはライオン。
北ブロック
12歳?(フランス版11歳)。不良。
B-クリスタルと対戦し破壊した張本人。
愛機は特殊タイプの『ツイン=ドラゼロス』(CV:檜山修之)。モチーフになったのは黒龍。
本職はキッズモデルであり、札付きのナルシスト。12歳?(フランス版11歳)。
クロスファイトが公になってから、自身も大会に参加することになった。
愛機は特殊タイプの『ドリフト=ジャッカー』。モチーフは孔雀。
ノースシティで有名なアメリカンフットボールの選手。12歳?(フランス版11歳)。
バサラとは幼なじみで、彼の良き理解者。
愛機はパワータイプの『バースト=バイソン』。モチーフはバイソン。
南ブロック
南ブロックから東ブロックへ移籍した選手。11歳?。
WBMAの特別スタッフを務めている。基本敬語口調で礼儀正しいが、本当は自惚れが強く冷徹で計算高い。
愛機はコントロールタイプの『フォース=ドラグレン』(CV:遊佐浩二)。モチーフは赤龍。
南ブロックの選手だったが、西ブロックに移籍することになった。11歳?。
ナオヤの舎弟で彼を尊敬している。現在はオウガと仲がいい。
愛機はコントロールと連射を兼ね備えたバランスタイプの『ラウンド=タイガル』。モチーフは白虎ではなく、単にホワイトタイガー。
サウーズの町に住む町長ホセの孫。(フランス版12歳)
彼の一族が管理している聖地の番人。
愛機は連射タイプの『ローディング=ダイルス』。モチーフはクロコダイル。
その他
明るく人当たりの良い都会肌の少女。カケルの幼馴染。
愛機は連射タイプの『ワンサイド=ラビット』。モチーフはウサギで未商品化ビーダマン。
落ち着いた性格でウサミミカチューシャを着けた選手たちのアイドル。クロスファイトの進行スタッフを務めている。
愛機はコントロールタイプの『ステア=スワロー』。モチーフはツバメで未商品化ビーダマン。
視聴手段
本作品に興味を持ちこれから視聴してみたいというかたは、下記のような方法で視聴が可能である。
放映時は15分アニメ全52話の構成だったが、配信では2話ずつをまとめ30分全26話となっている。
・本作品はDVDが市販されておらずレンタルのみとなっている。店頭よりもオンライン(宅配)レンタルのほうが借りやすい可能性が高い。参考:TSUTAYA DISCAS
※TSUTAYA DISCASでは2期のみ動画配信でも視聴ができる。こちらでは予告やエピローグのカットもなし。
・そのほかにアニメ配信サイトでの視聴も可能であり、こちらのほうが手を出しやすいかと思われる。ただし、奇数話の予告(キャラクターの掛け合いあり)がカットされている、2期最終話のエピローグ(登場人物たちのその後が垣間見れるもの)がないなどの細かい変更もある。
・備考:DVDのジャケット(1期は描き下ろし)は以下のようなサイトで一部閲覧が可能である。
TSUTAYA 在庫検索 1期も閲覧できるが一部のみ、オモテ面のみ。
DMM.com 2期のみだが裏面まで閲覧できる。
・海外版はアプリでも配信されている。サンプル画面も閲覧できる。
1期(Crossfire)詳細 iTunes、Google Play、Amazon版。
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他言語
B-Daman Crossfire B-Daman Fireblast Crossfight B-Daman