概要
『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』に登場するロボットのような存在。
ゾナウ族の技術で作られたもので、様々な種類が存在する。また、原理的にはゾナウギアと同じなのか青銅に似たボディを持ち、倒すとバッテリー回復に使われるゾナウエネルギーを必ずドロップする。
種類
一般ゴーレム
リンクに友好的なゴーレム。攻撃はしてこない。メインイラストのゴーレムがこれに当たる。
それぞれ職業によって「執事ゴーレム」「製錬ゴーレム」「狩人ゴーレム」などに分類される。(外見は同じ。)
高度なAIのようなものを有しているのか言葉を話すことができ、リンクに様々なことを教えてくれるチュートリアル的な存在。また、狩りを行っていたり木こりをしていたりと、独自の生活サイクルを築いている模様。
余談だが、勇気を試す島などにいる"儀式"の実行役の執事ゴーレムはリンクが儀式中にコースから大幅に外れると「今お迎えに参ります」と言われ、ゴーレムのいる地点まで戻される。さらに儀式実行前には繋がっていない遥か上空の空島まで送ってくれる。
もしや飛べるのだろうか?
朽ちたゴーレム
一般ゴーレムと思われるものが朽ちて動かなくなった姿。
調べるとゾナウエネルギーが手に入る。
廃坑などに兵隊ゴーレムのような円形の朽ちた何かが転がっていることがあるが、そちらからは何も回収できない。
兵隊ゴーレム・隊長ゴーレム
あらゆる敵を攻撃するゴーレム。一般兵にあたる兵隊ゴーレムとリーダー格である隊長ゴーレムの2種類が存在する。いわゆるボコブリンやモリブリンポジションの存在。前作で言えば小型ガーディアンに相当する。
基本的に空島に生息しており、ときおり地上でも見かけることがある。地上では、天変地異によって生じた、空島からの落下片の周辺に登場することが多い。また、彼らは魔王の配下ではないため、祠の個体を除き赤い月では復活せず、独自の周期で復活するようになっている。それを示すようにボコブリンなどの魔物に対してもリンクと同様に攻撃する性質がある。地上には魔物対ゴーレムの集団戦を見られるスポットがいくつか存在している。(それぞれ木の板で仕切られており、それらを燃やすなどして破壊すると、戦いが始まる。因みに戦力的には拮抗しており、大抵互角の戦いを演じる。)
隊長ゴーレムは、兵隊ゴーレムの上位種であり、戦闘能力が兵隊ゴーレムに比べて高い。スクラビルドを使って様々な武器を生成する能力を持つ。ほとんどの隊長ゴーレムの出現する付近にはゾナウギアが置かれており、それらを器用に扱って戦ってくる。
魔物に青・黒・白銀の上位種が存在するのと同様に、兵隊ゴーレムと隊長ゴーレムにもそれぞれ中等・上等・特等の上位種が存在する。ストーリーを進めたり、たくさん強い魔物を倒していくと上のクラスのゴーレムが登場してくるようになる。特に特等クラスになると体力・攻撃力ともに非常に高くなるため油断せずに気をつけて戦おう。
倒すと角、ゾナウエネルギー(と所持していた武器)をドロップする。上位クラスの隊長ゴーレムは、貴重な大きなゾナウエネルギーを落とすことも。角は全個体が刃物状(下等兵隊ゴーレムはナイフ状、下等隊長ゴーレムはフランベルジュのような形状をしている)になっており、スクラビルドを行うことで武器として扱える。ゾナニウム系統の武器を入手したら、是非付けてみよう。
角はスクラビルド以外にも、空島で入手できるとある防具の強化に必要。
ラウル曰く、「遺跡を守るために作られたもので、彼らには悪気はない」とのことだが、ある執事ゴーレムからは、「彼らには敵だと認識されているので手心を加えないことを勧める」と言われる。
特務隊長ゴーレム
戦いの教え系の祠にのみ登場する特殊な隊長ゴーレム。通常のゴーレムと違い体が白い。その祠で伝授される内容(例えば投げの極意の祠ではアイテムを投げつける攻撃、弓の極意では頭に矢を当てるヘッドショットなど)でしか倒すことは不可能。倒した際はゴーレム特有の角は落とさず(そもそも角がない)、ゾナウエネルギーのみを落とす。なお、戦いの教え系の祠では1度クリアするとその祠の特務隊長は二度と再出現しないため、このゴーレムをウツシエで撮影する前に全ての戦いの教え系の祠をクリアしてしまうと、そのセーブデータでは二度と自身の手でこのゴーレムの撮影が出来なくなるので注意。(もちろん撮り直しもできない)
ブロックゴーレム
各空島を守っている中ボス級のゴーレム。地底にも迷宮の下層をはじめいくらか存在する。
コアとなるブロックを中心として、ボディが複数のブロックで構成されており、自由に組み換えることができる。ブロックゴーレムにも下等・中等・上等の等級が存在している。
最初は柱のような形になって周囲を警戒している個体もいるが、戦闘では巨人型・キューブ型・UFO型になってリンクを攻撃してくる。どれも質量を活かした強力な攻撃で、序盤の装備で当たれば致命傷は免れない。
倒し方は、弓などでのチクチク戦法もできるが、基本的にはまずボディのどこかにあるコアブロックを見つけ、次にウルトラハンドでこれを掴みレバガチャ(接着したオブジェクトを分解する動き)でブロックを引き離す。これによりバラバラになるため、その隙にコアブロックに一気に攻撃を叩き込むというのが基本的な戦い方となる。
上等個体はコアの位置を一定間隔で入れ替えるので注意。
またコアブロックを狙わずとも、一定以上ブロックを引き剥がすことでもバラバラになる。
コアが空島から落下した場合、即座にチャンスタイムが終了し次の形態に移る。
柱形態
最上部に設置したコアから濃いオレンジ色のランプを回し、周囲を警戒している。
音にも反応する割に動かなければ密着されても、何なら上に乗られても気づかないというガバガバな索敵である。
攻撃するかリンクを発見すると巨人形態に移行し、以降は見失ってもロードするまでこの形態にはならない。
巨人形態
デフォルトの形態。柱形態から最初に移行し、この状態で歩き回っている個体も存在する。
トレーラーでの腕を振り下ろす攻撃に加え、等級が上がるとブロックを高速移動させて体を再構成して押し潰す攻撃、足踏みして衝撃波を起こしながら追い回してくる攻撃を行う。
ブロックが纏まりになっていないため、ブロックを剥がしていくゴリ押しが効きづらい。
矢などをコアに当てて怯ませ、直にコアを掴んで引き剥がすと良いだろう。
なお、それぞれの攻撃は腕の先・爪先に相当するブロックにダメージ判定が発生する。つまりは両腕先・両脚先のブロック計4個を剥がせば攻撃を無効化できる。
キューブ形態
サイコロのように転がって攻撃してくる。
距離を取りつつ引き剥がせばいいが、時折ジャンプしてプレス攻撃を行う。
シンプルに逃げつつブロックを引き剥がし続け、コアが見えたらそれを掴んで引き剥がすと良い。
また、コアに攻撃を当てると転がりを一時的にやめる。チューリの矢に頼るか、大砲などの爆破攻撃をぶち込んで動きを止めるのも良いだろう。置かれたものを識別する機能が無いためバクダン花など即効性のアイテムを踏ませて自壊させる戦法も有効。
UFO形態
空中に板のようになって浮き、複数のブロックを投げつけて来る。投げられたブロックは数秒経つと消滅する。
飛ばしてきたブロックをモドレコで戻してそのまま乗るか、トーレルーフでダイレクトに上に乗ればコアを攻撃できる。
中等と上等ではかなり高い場所を飛行しているのでトーレルーフが届かないが、キースの目玉などをスクラビルドした矢を適当に放つなどでダメージを与えれば高度を下げる。バクダン花をスクラビルドした矢かゾナウギアの大砲での攻撃であれば直接コアを狙わなくても真下からダメージが通り高度を落とせる。
また、体を構成しているブロックはスクラビルドでき、採掘効果と攻撃力+3が付く。これでコアを殴っても良い。
ちなみにミネルゴーレムのスクラビルド機能を悪用し、密着してXとR/Lを順番に連打することで物凄い勢いでブロックを引き剥がせる。UFO形態には効かず、等級が高い相手では被弾する可能性が高いが、強行軍でさっさと倒したいならやっても良いだろう。
また、ルージュの雷を起動し弱点付近を射抜くことで強引にダメージを通すことが可能。特に高度が上がる上位種のUFO形態に有効。
倒すとゾナウカプセルやエネルギーと共に確定でスクラビルド専用素材であるブロックゴーレムのコアがドロップする。これをスクラビルドで武器に付けることでコアブロック粉砕武器を作成することができる。
また、ブロックゴーレムの中には宝箱が貼り付いた個体がおり、中には宝の地図が入っている。地底のどこかを指しており、そこに行けば強力な装備が手に入ることも。賢者の遺志を入れている個体もいる。
ちなみに一回分解すれば宝箱は離れるため取り逃げも可能。宝箱は最初は貼り付いているが再度接着することは不可能で、他の物体を貼り付ける事もできない。
雷鳴の島にいる個体に宝箱があれば、稀に雷が落ちてダメージを負う事がある。
ミネルのゴーレム
メインチャレンジ「太古よりの導き」でリンクが作るゴーレム。
詳細はリンク先記事を参照。
コーガ様のゾナウゴーレム
コーガ様4戦目で戦う、偉大なるお方に献上するべく廃坑を巡りかき集めたゾナウエネルギーの結晶で復活させたゴーレム。偉大なるお方は既に持ってるのだが。
ミネルのゴーレムや奪われしゴーレムと形状は同じだが、イーガ団の装飾が付けられている。
奪われしゴーレム
メインチャレンジ「太古よりの導き」で出現するストーリーボスのゴーレム。
詳細はリンク先記事を参照。
関連タグ
ガーディアン:前作で登場した古代兵器で、古代文明が残した守り人という点でゴーレムはコイツらの立ち位置に似る。強さは桁違いだが...