概要
「エクエストリアガールズ」に登場するEQG世界のトワイライトスパークル。他のEQGキャラと同様、所謂「並行世界における同一人物」であり、TV本編の彼女とは別人(現に初登場である3作目のラスト、「spring breakdown」で対面を果たしている)。なお、サイトワイの名はあくまでTV本編の主人公と区別するための名であり、劇中での名はあくまでも「トワイライトスパークル」である。(TV本編での主人公である彼女を指す場合、「プリンセス・トワイライト」と区別されることの方が多い。)
人物像
本編でのトワイライト同様、彼女もまたクリスタル高校一の秀才であり、高い学力を誇る。
だが、こちらの世界では苦楽を共にしてきた友人達や、自らを優しく導いてくれたセレスティアのような教師にも恵まれず(当のプリンセストワイライトも、ピンキーパイらと親しくなる以前にも(Mane5程の思い入れはないにせよ)明確に友人と呼べる人物たちが居たという点でも対照的である)、挙句シャイニングアーマーやケイデンスともそこまで親しくないという鬱屈とした環境で育つ。その上、学園トップの成績と要領の悪さが仇となり、殺伐とした空気のクラスメートから妬まれ孤立している。なお、彼女の恩恵で、学園には大量の賞状やトロフィーなどが飾られているが、それが彼女の心を満たすことは無かった。
また、そこまで気の弱くなかった彼女と異なり殺伐とした環境が原因なのか、こちらでの彼女はどちらかと言えば引っ込み思案な性格である。その為、性格などはTV初期のフラタシャイに近い。現に3作目終盤までは真の意味で味方と呼べる人物がペットであるスパイク以外に居なかったことが、彼女の孤独感を一層際立たせている。なお、サンセットらとは当然赤の他人であるためか、3作目時点で初対面であるはずの自分やスパイクを知ってることに困惑していた。
キャンタロット高校で巻き起こる不思議な力に注目して独自に調査を進めており、常にペンダント型の測定器を携帯している。実はこのデバイスには自動的に魔法を吸収するというとてつもない性能が秘められているのだが、作った本人は全く気づいていない。これが三作目での騒動へと発展していくことになる...
Legend of everfree(エバーフリーの伝説) 以降
周りの暖かな姿勢に感化されたのか、ティンバースプルースと関りを持てたことも相まってか、比較的前向きな性格になり、プリンセスの方に近い性格になった。特にTVSPcoaster of friendship(友情のジェットコースター)でヴィニエッタ・ヴァレンシアのスマホに吸い込まれた際、自分達がスマホに閉じ込められたと勘違いしてハッキングをかけようとしたこともある(実際はパーク内の空き部屋に転送されていただけだった)等、いろいろはっちゃけている。
また、「Betteer than togather」「Holidays Unwrapped」では友人たちの滅茶苦茶な行動に突っ込んだりするなど、唯一の常識人にして頭脳担当のポジションが確立した。
Legend of ever freeにて入手した能力は「魔法(the magic)」。ユニコーンのように念力を使って物を浮かせたりすることができる。
容姿
黒い眼鏡にポニーテール等、大きな差別化が図られている。なお、3作品目終盤で紙がほどけた際にはエクエストリアの方のトワイライトに近づいていた。
活躍
「Rainbow rocks(虹の冒険)」
先行登場。自らが作成したリストを見上げ、キャンタロット高校で不可思議な事件が起きていることを確信した。
「Friendship games」
学園に見切りをつけ、エバートンの履修を希望するも、シンチ校長からフレンドシップゲームへの参加を交換条件として提示され、仕方なく参加することになる。
勇気をもってチームメイトに話しかけるもボロクソにこき下ろされ、大声で悪態をつかれ、おまけに悪意はないのにも関わらずサンセットらに危害を加えてしまったことで疑いの目を向けられてしまうという憂き目に遭う。
決勝の数学証明問題対決でも、サンセットを制して見事勝利を納めるも、負けても笑顔で抱き合うサンセットらと異なり、勝っても労りの言葉一つかけてくれないチームメイトを目の当たりにしたことで、ますます心の傷が深まってしまう。
スポーツ対決においてはアーチェリー種目の選手に選ばれる。が、不得意な運動であるが故に失敗を重ねた挙句、サワースウィートに罵倒されてしまい号泣してしまう。見兼ねたアップルジャックにアシストしてもらうことでクリアーすることができた。
が、モトクロスで自身が知らぬうちに蓄積した魔法が暴走し、レインボーダッシュらに危害を加えてしまうという事態が発生、なんとか被害は最小限に抑えられたものの、この一件が原因でサンセットに強く問い詰められ、耐えきれず逃走してしまう。
最後の対決を目前に控えた際、自身が魔法について調査をしていたことを知られてしまい、勝つために魔法を開放するようシンチ校長とチームメイトに強要され、魔法を開放するも...
「助けて...!!嫌ぁぁぁぁぁーーっ!!!!」
なんと暴走した魔法に意志とは関係なく取り込まれ、悪しき怪物、ミッドナイトスパークルへと変身してしまう。
魔法に侵されたのか正気を失い、周囲の危害も顧みずエクエストリアへの扉を開こうとする。
「こんなことをしてたら、この世界が壊れちゃう!」
「それが何よ?向こうには魔法がある!!私は何もかも理解したいんだ...!!」
サンセットシマーの忠告も聞かず暴走を続けるが、そこに巻き込まれた生徒達を助ける過程でデバイスが彼女らに反応。友情の魔法が彼女を止めるカギになると確信したサンセットが再び立ち塞がる。
「あなたは間違ってる!!力が強くなった気がしてるんでしょ?望みが全部叶う気がして!私も経験した...あなたと全く同じ間違いをしたの!ティアラをつけたら、今のあなたと正に同じ様に、魔法の力に飲み込まれた!!欲しいものが全部手に入れられる気がした...!!」
「一緒にしないでくれる?お前と違って私は、欲しいものは本当に手に入れる!!」
「できるわけない。どんなに力を手に入れたとしても、あなたには仲間がいないから…!」
「本当の魔法っていうのは、信頼と 忠実さ 笑顔 優しさ 親切」
「貴女の気持ちはよくわかる。だから一番大切な魔法を見せてあげる!!」
「友情の 魔法を」
エクエストリアに通じる裂け目を消され逆上し、変身したサンセットシマーと空中で激突。しかし単純な力量では上回っていたのか、終始彼女を圧倒し追い詰める。だが...
「トワイライト!!」
「スパイク...」
唯一の心の支えであったスパイクの呼びかけによって気が逸れ、その隙を突かれ魔法を撃ち込まれる。
飲み込まれた空間の中、サンセットが呼びかける。
「手を取ってトワイライト 正しい道を教えてあげる 誰かが私にそうしたように」
それに応じて彼女も手を取り、元の姿へ戻ってゆく。
「本当にごめんなさい...こんなことになるなんて思わなくて...」
「解ってる。私の経験からすると...許してもらえるわ」
その後、シンチ校長は全員から見限られ、フレンドシップゲームズは「双方が勝者」という形で決着。一同とも和解した。
騒動終結後はケイデンス学生部長に友情について学んでいきたいと告白。新たな目標...すなわち友情について学ぶことを見つけたことでキャンタロット高校に転校していった。その後、エピローグにてプリンセスの方の自分と対面した。
「Legend of everfree(エバーフリーの伝説)」
前作で大暴走してしまった事がトラウマになってしまったのか、半ば二重人格化したミッドナイトスパークルの幻影に悩まされており、エバーフリーのキャンプも心から楽しむことができず、自らに好意を寄せる青年、ティンバースプルースの思いにも答えられない、苦悩の日々を送っていた。
そんな中、キャンプ場が経営難に陥っていたため、どうにかキャンプを盛り上げたいと考えていた管理人、グロリオーサがエクエストリアの魔法に取りつかれ、ガイア・エバーフリー(gaia everfree)となって一同を森に閉じ込めようとしてしまう事態が発生。このピンチにMame6らも得た力を駆使して戦うも、次第に追い詰められてゆく。そこで、切り札となるサイトワイに魔法を開放するよう頼むも、ミッドナイトスパークルに変身してしまうことを恐れ躊躇してしまう。
だが、それでも尚自らを信じてくれる仲間たちの呼びかけに答え、魔法を開放することを決意。
一度はミッドナイトスパークルに意識を乗っ取られかけるもこれを振り払い真の力を開放。グロリオーサをもとに戻すことに成功した。
その後、セレスティア校長の働きでグロリオーサのために皆の協力で「クリスタル・ガーラ」を開催。その際ティンバースプルースとキスしかける...
が、グロリオーサに妨害されたことでキスはならず。しかし二人は後日再会を誓うのであった。
「The dare canterlot high(キャンタロット高校物語)」
「Dance Magic(最高のミュージックビデオ)」
前作に引き続きエバーフリーのキャンプ場のためにバイトをするなどして資金を集めていたが、ラリティのダンスコンテストで一攫千金を狙う案に(半ば同調圧力に屈する形で)賛同し、ビデオ制作に取り組むことになる。その後、自身のアイデアを盗まれたと嘆くラリティと共にクリスタル高校に潜入。その後、考えを改めたサワースイートらと共に再度ビデオ制作に取り組むことに。今回はラリティ中心の話になる為、活躍は控えめ。なお、図書館以外の場所には行ったことが無かったらしい。
「Movie Magic(撮影所は大混乱)」
ダーリンドゥーの映画の撮影を見学しに訪れる。その際、映画のセットである神器が盗まれてしまうという事態が発生。長きにわたるいたちごっこの末、自身の推理でついに犯人を暴き、撮影を再開させることに成功した。
「Mirror Magic(魔法の鏡)」
前話で撮影所を追放されたジュニパー・モンタージュの恨みを買ってしまい、エクエストリアの魔法が憑依した鏡に閉じ込められ、危うく鏡の世界もろとも消滅しかける羽目になってしまうも、スターライトグリマーの活躍でなんとか脱出に成功した。その後、自らの過ちを悔いるジュニパーに対して3作目での過ちを告白。ジュニパーとも和解した。
余談
オーディオコメンタリーによると、ミッドナイトスパークルの声を当てるにあたり、演者のタラ・ストロング氏はノリノリで演技していたとのこと。