神としてのサチャママ
名前は「木の母」または「地の母」を意味するとされる。
森の蛇であるといい、他の蛇の神に風のウェイラママ、水のヤクママ、地のパチャママがいる。
殻を持った蛇の姿で描写されるほか、二つの頭を持った蛇の姿で表されるともいう。
UMAとしてのサチャママ
19世紀の目撃
ペルー・エクアドル国境のパスタサ川でボートに乗っていた宣教師が、全長15メートル以上、太さ約2メートルのサチャママを撃つ。
現地住民によれば大きいものでは40メートルにもなり、凄まじい吸引力で12メートル離れた位置の獲物でも吸い込めるという。
1997年の目撃
1997年8月14日の夕方、ペルー北部のナポ川流域のヌエボ・タクナ村に出現し、大規模な破壊をもたらした。
その日、ジャングルで重いものを引きずるような音がして、ナポ川沿いで巨大なサチャママが姿を現した。夕暮れであったため、詳細な姿は見えなかったが、頭部に象の鼻に似た二本の触手と90センチの耳のような構造、突出した吻部をもっており、体の中程に貝のような殻を持つ蛇のような生物だったという。
サチャママはナポ川に飛び込み、発生した渦によって数隻の船が水中に引き摺り込まれた。
サチャママが移動した場所は長さ487メートル、幅9メートルの溝ができていて、木々が根こそぎに倒されていたという。
知事らが現場の被害状況を確認するためにやってきており、被害の写真も残されていることから、少なくともこの日ヌエボ・タクナ村で大規模な破壊があったことは間違いないらしい。
正体
正体に関しての説は複数あり、巨大ナメクジまたはカタツムリ説、巨大曲頸類のカメ説、殻を除けばアシナシイモリに似ていることからミニョコンの近縁種説、またただの災害に過ぎないとして洪水や竜巻説もある。
関連タグ
外部リンク
ShukerNature SACHAMAMA - A SNAKE IN A SHELL?