概要
漫画「ONEPIECE」に登場する、サボとポートガス・D・エースのBLカップリング。
世界観における立場は革命軍のNO.2である参謀総長と、白ひげ海賊団二番隊隊長。
幼少期に盃を交わした義兄弟で、ルフィを弟に持つ長男二人である。
プロフィール
幼少期
名前 | 年齢 | 身長 | 血液型 | 誕生日 | 好きな食べ物 | 出身地 |
---|---|---|---|---|---|---|
サボ | 10歳 | 100cm | X型 | 3月20日 | ラーメン | 東の海ゴア王国 |
エース | 10歳 | 103cm | S型 | 1月1日 | 熊鍋 | 南の海バテリラ |
青年期
名前 | 年齢 | 身長 | 血液型 | 誕生日 | 好きな食べ物 | 出身地 |
---|---|---|---|---|---|---|
サボ | 22歳 | 187cm | X型 | 3月20日 | ラーメン | 東の海ゴア王国 |
エース | 20歳(享年) | 185cm | S型 | 1月1日 | ブートジョロキアペペロンチーノ | 南の海バテリラ |
幼少期ではエースの方が3cm身長が高いが
青年期になると、サボの方が2cm上回っている。
つまり成長期を迎え、二人の身長差が逆転したことがわかる。
注目したい萌えポイントの1つである。
ストーリー
幼い頃に出会ったサボとエースは、「強くなって海賊になる」夢を叶える為、5年もの間、共に海賊船を買う為の財宝を集めていた。そこにルフィが加わり、有名な悪ガキ三人組となる。
将来の夢を語り合った際に、全員が船長志望であることが発覚したが、同じ船の仲間にはなれなくとも三人の絆は「兄弟」として繋ぎ、この絆は何があっても切れないと交わした盃に誓い合った。
その後ダダンの家を出て、秘密基地を作った三人で共に力を着けていくが、街中でサボが父親に見つかっていた事をきっかけに事態は急変する。
実はゴア王国の貴族嫡子であったサボを連れ戻そうとした父親が、買収した海賊の手によってサボの目の前でエースとルフィが危機に晒される。
二人の命を助ける事と引き換えに、父親に従って生きることを選択したサボは、必死に振り切れと叫ぶエース達に背を向け、泣きながら父親と共に去って行った。
その後、エースはサボにとっての本当の幸せが何なのかがわからず、サボの不在をぐずるルフィを宥めながら、本当に嫌ならまた必ず戻ってくると、サボの強さを信じて様子を見る事にした。
一方、高町へ連れ戻されたサボは、義弟ステリーから「世界政府の視察団の目に触れないよう、明日の夜にグレイ・ターミナルで火事を起こし国の汚点を焼き尽くす」と聞き、その事実を知りながらも平然と日常を送る王族や貴族に絶望する。
エースとルフィの身を案じたサボは、二人に知らせようと端町に向かうが、既に大門は閉ざされゴミ山は隔離されていた。
何度も門番に立ち向かうも追い払われ、結局サボは二人を助ける事はおろか、会うことすらできなかった。
その頃、大火事に巻き込まれたエースとルフィは、国王に騙されたブルージャム海賊団と対立。
隠し持っている財宝の在処を聞かれたエースは、あれはエースとサボが長い時間をかけて集めたものだと拒絶するルフィを遮り
「サボもわかってくれる!! 今はお前の…今はおれ達の命が大事だ!!」と、宝よりも兄弟を大切に想ってくれるサボへの信頼を見せた。
しかし、そのサボを罵られた事で諍いとなり、再び命の危機に瀕するも、二人を探していたダダン達に助けられる。
手負いのルフィはドグラ達に連れられて先に脱出するが、敵と向き合ったら逃げない事を信条とするエースはダダンと二人でその場に残り、ブルージャムへ立ち向かう。
その翌日、重傷のダダンを背負ったエースが無事に生還し、ルフィを始め全員で喜んだ直後、ゴミ山の様子を見に行っていた筈のドグラから〝サボの死〟を告げられる。
エースは激昂してドグラに掴みかかるも、一人海賊旗を掲げて海へ出たサボの幸せが家には無かった事を知り、「何で奪い返しに行かなかったんだ」と悔やむ。
そしてサボの仇を取ってやると一人飛び出そうとした所をダダンに取り押さえられ、これ以上暴走しないよう木に縛り付けられる。
その間、ルフィがサボの名を呼びながら号泣するのを聞き、動揺からか「うるせェな!! 男がめそめそ泣くんじゃねェ!!!」と外から怒鳴りつけるも、ルフィの泣き声は一晩中続いた。
翌朝、一旦落ち着いたエースはドグラから出航前に出したらしいサボからの手紙を受け取り、一人森の中を歩きながら、サボの手紙を読み始める。
手紙には、二人の安否を気遣い、一足先に出航することへの詫びから始まり、誰よりも自由な海賊になって、広くて自由な海のどこかでまた兄弟三人いつか必ず会おうと綴られていた。
そして最後に、エース個人へと宛てられた文章があった。
「——それからエース おれとお前はどっちが兄貴かな 長男二人弟一人 変だけどこの絆はおれの宝だ ルフィの奴はまだまだ弱くて泣き虫だけど おれ達の弟だ よろしく頼む」
エースはこれまで決して涙を見せず、弱音一つ吐かなかったが、この時初めて、人知れずサボの死を嘆き、大声で泣き叫んだ。
このサボの手紙に書かれた言葉が、後のエースの行動や性格を形作る事になる。
二人の出会い
「どっちが勝ってもいいだろ いつか二人で使う海賊貯金」
「貯め始めてもう5年になるな …苦労した」
(巻五十九第583話"不確かな物の終着駅"より抜粋)
この会話から推測するに、二人の出会いはおそらく5歳頃だと思われる。
当初ルフィに対する態度から見ても、幼少期のサボとエースは他人に友好的ではない。
(三ヶ月以上無視、危険な道を通るだけでなく吊り橋から叩き落す、友達の誘いを「だまれ」と一蹴する、秘密を知られた為に殺そうとする等)
にも拘わらず、二人が出会い親友となるまで仲良くなった経緯は謎である。
しかしお互いの事は心から信頼しており、逆を返せばルフィと出会うまではお互い以外の人間を信用していないようにも見える。
-秘密の隠し場所-
サボとエースが、5年間掛けて貯めた財宝を隠してある場所。
サボの住むグレイ・ターミナルと、エースの住むコルボ山を結ぶ中間の森の中にある。
海賊貯金を隠す場所として使っているので、二人がその日の成果を話し合う場所でもある。
ちなみにエースの後をつけてきたルフィに、隠し場所を知られた時は
「殺そう」 「よし そうしよう」と、二人揃って口封じを即決した。
なかなかに過激派である。
(殺しのやり方がわからなかった事と、ポルシェーミが現れた為、本当に手を下す事はなかった)
またその際、サボが「だからお前もここに住めってのに…!!」と言った事から、
過去にもサボがエースへ共に中間の森で暮らそうと誘いかけていた様子が窺える。
-海賊貯金-
サボとエースが二人で使う為に集めた五年間分の財宝。
海賊船を買う為の貯金だったが、サボとの別れ、グレイ・ターミナルの火事により紛失。
またサボが出航の際、財宝に手を付けなかった事を知り、二人で使うことに意味があった為か
エースも「結局サボは使わなかったんだ… ……だからおれももう…別にいい」と、執着しなかった。