サンソン(ふしぎの海のナディア)
さんそん
「奇跡ってぇーのは、自分の力で起こすもんです!」
CV:堀内賢雄
本名「サンソン・レーヴェンブロイ」(理由は後述)。
グランディス・グランバァ率いるグランディス一味の1人。相棒のハンソンと共に、グランディスを姐さんと呼び慕い、また従う。
初登場時はグランディスに従いブルーウォーターの所有者であるナディアを3人で追っていたが、ガーゴイルが支配するネオ・アトランティスで再会したジャンと自分たちの利害関係が一致し、ナディア救出に協力したことがきっかけでジャンにとって頼りになる兄貴分の1人として振舞うことになる。
容姿は、緑色の短髪で長身の優男。その見た目に反して人外と言えるほどの怪力の持ち主で、ネオ・アトランティス製の人型タンクを素手で破壊したほど。だが、超科学で作られたノーチラス号の壁は流石に壊せない。その筋力は後天的に得たもので、その前はガリガリに瘦せ細っており、アプローチをかけた女性に「軟弱な坊ちゃん」と馬鹿にされていたらしい。そこから死に物狂いで鍛え上げた結果、馬鹿にされなくなった、とのこと(その時着ていた服からすると、グランバァ家に仕えた後の話であるようだ)。
射撃の名手でもあり、遠く離れた場所からでも機械の急所やら動物やらを仕留めることができる。おまけにスピード狂であり、グラタンのハンドルを握ると人が変わる。
身だしなみにはこだわりが有り、スーツケースの中には同じ様な服が何着も揃っている(本人曰く「一着ごとにわずかに違う」とのこと)。
また食にもうるさく、同じメニューが続くと食べなくなる。
美しい女性に対してはキザな態度で必ずアプローチをかけるが、あくまでも社交儀礼。のめりこむことはない。
また、相手から感謝されたりすると、気恥ずかしさからクールな態度でとぼける。
詳細は不明だが、かつては恵まれない家庭で育ち、後に運転手としてグランディスの生家であるグランバァ家に仕えた。
しかしグランバァ家は没落し、他の使用人はグランディスを見捨てたが、彼とハンソンだけは彼女の元を離れなかった。
過去にグランディスに恋心がなかった訳ではないようだが、作中ではほぼ主従関係の様子である。
ネモ船長の一存で島でのキャンプ中、ジャンケンに負けて薪拾いを任された折に、迷子になっていた上にガーゴイルの手下に追われていたマリーを発見。それを前後してガーゴイルのメカに追われてトロッコで逃亡し、紆余曲折を経て無事生還。その延長線でマリー(およびナディア)が灼熱病に侵されたことを知った際には真っ先に駆け付けてマリーを名指しで心配していた。ネモ船長に頼み込み海底にある薬草を採取しに同行し、事なきを経ている。
エピローグでは16歳になったマリー・エン・カールスバーグと結ばれ39歳にして一児のパパになる予定。
それまで名字は不明だったが、妻となったマリーがレーヴェンブロイと名乗った事で判明する。