「悪く思うなよ。大人ってのは汚いもんなんだぜ」
「もう付き合っちゃえよ!!!」
解説
大陸北方にある村に住んでいた僧侶の男性。
持ち前の能力は高く、治癒や解呪などを取り扱う《女神様の魔法》の腕は天性の才と呼べる程で、シュタルクが受けた毒を一瞬で治すほどの実力者。
少年時代に聖都で司祭をしていた頃のハイターと面識があり彼の事を尊敬している。
ちなみにザイン(‟Sein”)とはドイツ語で「存在」を意味する。
人物
プロフィール
人物像
酒、タバコ、ギャンブル、女が好きな破戒僧。
他人への面倒見も良く、僧侶らしく悩める者への助言も的確。作中では、喧嘩をしていたフェルンとシュタルクの仲を取り持った。
基本的には常識人であり、ボケ役しかいないフリーレン一行の唯一のツッコミ役。また情緒の育ってないフリーレンを始め、まだ子供っぽい所のあるパーティ唯一の大人としてまとめ役を担った。
作中の動向
早くに両親を亡くしており、かつては幼馴染の「戦士ゴリラ」と共に冒険することを夢見ていたが、実の兄を置いてはいけずに諦めた過去を持つ(ちなみにそれを聞いた兄はザインの人生で初めて見るくらい叱った)。
以降は村で燻っていたものの、フリーレン一行と兄に勧められる形で、行方知れずとなった友人の安否を確かめるべく、フリーレンたちの旅に同行する。
ゴリラの行先のヒントを得たことで4巻35話でフリーレンらと別れるが、フリーレンはいつか再会できることを期待していたが、136話にて北部帝国編で再会を果たすことができた。
この時、ザインは一人で帝国まで戦士ゴリラを探していた。同じ頃、フリーレン一行は影なる戦士による襲撃に遭っており、毒矢が当たったシュタルクが倒れた。ザインが近くにいることを察知したフリーレンは、魔力によるSOSを発出。これに気づいたザインはフリーレン達の元へと駆けつけ、女神の魔法でシュタルクを救命。その後もザインは助言を行い、敵の司令塔を特定することに貢献。最終的にフェルンがロレを撃ち倒し、影なる戦士は退却した。
その後はゼンゼ、ファルシュとも合流し、ザインはフェルンとシュタルクから顛末を聞き取ったあと、自らの冒険についても語り始めた。帝都に着くまで色々なパーティーの世話になり、冒険自体は楽しかったが、メンバーが弾ける筋肉のおっさんばかりで、お姉さんが1人もいなかったことにがっかりしていたのだった。