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プロフィール

名前シア・カーン
英名Shere Khan
性別
種族食肉目ネコ科ベンガルトラ
アニメ版日本語版CV加藤精三
アニメ版英語版CVジョージ・サンダース(初代)→トニー・ジェイ(2代目)
実写版吹き替えCV伊勢谷友介(初代)→小山剛志(2代目)
実写版原語CVイドリス・エルバ
初登場作品ジャングル・ブック

概要

黒髪の人間の少年モーグリの命を狙っているベンガルトラである。

その強さと凶暴さからジャングルの動物たちに恐れられているが、火と銃声を嫌っている。

1967年のアニメシリーズでは

後半にて初登場。獲物であるシカを狙っていたところ、ハティ大佐らゾウの行進がやってきたために取り逃がす。その後茂みで大佐とバギーラの会話を聞いており、モーグリが一人になったことを聞きつけカーのもとを訪ねるも、異様に体が長かったためここにはいないと言われ取り逃がす。(実際はこの時カーのとぐろの中で絞殺されそうになっていた)その後はハゲタカらとともに歌い踊っていたところに突如として現れ、モーグリを発見。襲い掛かろうとするが、同じくモーグリを発見したバルーにより猛獣同士の肉弾戦となる…ところまではよかったが、終始バルーはシア・カーンの俊敏性に圧倒。しかしバルーと彼の一声をきっかけに至急救援に向かったハゲワシがシア・カーンの気を引いてくれたおかげで、落雷も相まってモーグリはシア・カーンの唯一の弱点である火の付いた木を尻尾に括り付けることに成功。意表をつかれ戦意を喪失したシア・カーンはジャングルの奥地へ逃走することとなり、ハゲワシたちから

「ざまぁみろだ!www」

などと陰口をたたかれるのだった。

だが。続編では陰口をたたかれた報復として、新たに群れに加わった個体に

「皮肉だな、お前の名前が…『ラッキー』とは…!」

と、強烈な一言を浴びせ、その場にいたほかの4話(すべて前作で登場した個体)を逆に戦意喪失、敗走させた。

その後はモーグリとシャンティを襲撃。あと一歩のところまで追い詰める…が、しかしすんでのところで落下。遺跡にあったトラの石像に押しつぶされた。周りも溶岩があり、直接的な描写はないが事実上は圧死または餓死するのを待つばかりとなった。

2016年の実写版では

かつてモーグリの実の父親を殺害したが、その後赤い花により顔面を負傷。右目が盲目となった。

水の休戦の際に姿を現し、オオカミたちを脅す。その際に嗅覚で人間だと察し、

「ジャングルに入れてはならんのだ、大人になった人間はな!!!!」

と力説をかますが、オオカミの群れも一歩引かず、雨期になれば環境が変わり休戦も終わるだろう、その時にはモーグリのせいで大勢の仲間が犠牲になっても後悔するな、と言い放ち去る。その後ゾウの群れと遭遇した直後のモーグリとバギーラを奇襲。だがその際に混乱に乗じてアジアスイギュウの群れが暴走を始め、結果的に取り逃がす。

そしてシオニーに姿を見せたシア・カーンは、アキーラたちにモーグリの行方を尋ねる。しかし、アキーラたちが人間の村へ向かったことを説明すると、

「なるほど…分かった。」

と納得して、事態は収束した…

かに見えたのだが

「ではあの小僧に…出てきてもらおう!!!

と、アキーラの喉元に噛みついて一発で仕留めたうえ、遺体は自ら谷底に投げ飛ばした。

さらに子供たちにカッコウによる残酷な生態を引き合いにモーグリのことを脅すなど、シオニーを占拠してしまう。

そして案の定モーグリは戻ってきたのだが、その手には松明を持っており、動物たちが彼のことを恐れたため、父親がしたようにやってみろ、と促したが、モーグリは松明を川に投げ捨てたため、シア・カーンは何もかも失ったモーグリを仕留める準備をしたが、ここで先述のアニメ版のようにバルーが掟を輪唱しシア・カーンに立ち向かうことになる…だけではなく、今度はバギーラやラクシャ率いるオオカミの群れもモーグリ側につく。それに応えるかのようにシア・カーンも

全員食い殺してやる!!

と言い放ち、こうして最終決戦の火ぶたが切られた。

以後最終決戦の終盤についてネタバレ注意

バルーとシア・カーンはほぼシア・カーンが優勢となっておりコミカルに描かれていたアニメ版と異なり、ここでこそ互角の勝負を繰り広げるが、最終的にはシア・カーンがバルーに噛みつき劣勢状態となる。ここでオオカミの群れも加勢するが、バギーラの機転によりモーグリは火の海と化した森の中へ向かう。

(ちなみにここで初めてバギーラはモーグリのことを人間のようにやれと評している。)

しかし、シア・カーンはモーグリが死んだ木によじ登ってもなお猛追。ただ、モーグリはシア・カーンが跳びかかろうとした隙に自ら設置したブランコに飛び移った。一方シア・カーンは体重が重すぎてぽっくりと枝が折れ、火の海にドボン。結果こちらではアニメ版と違い最終的な安否が描写された。

余談

  • 実写版は先述の通り明確に死亡演出があり、続編の製作こそあるが再登場はないだろうとされる。(アニメ版も踏襲しながら原作にもある程度順次したオリジナルストーリーものになるため続編に関しては原作における続編にてラスボスを務めるこちらの動物がヴィランとなるだろう、と予想する声も)
    • にもかかわらず実写版において声優が交代しているが、一口に言えば、これはやっちゃったことが原因だ。本作は2020年6月に地上波初放送されたが、そちらから3か月ほどでこのようなことが発生したため、タレント声優から本職声優へ差し替えられ、現在はDisney+においては2代目となる小山氏のものが配信されている。
  • なお先述のシア・カーンの最期は『ライオン・キング』の1994年版のムファサの殺害シーンを参考にしたという。また、本作はCGでリアルな動物が描写されることから本作公開後『ライオン・キング』も実写化できるという見解がDオタの間で語られ、日本公開から1か月経たずでこの作品を監督したジョン・ファブロー監督のもとでフランチャイズ25周年記念作として製作されることが発表、日本では2019年8月にめでたく公開されたが、世界観が似ているからなのか、監督もまさかここで『ジャングル・ブック』の経験が多く活かされるとは思ってなかったとDisney+における音声解説で明かし、その一環としてスカーの落下の演出もまたシア・カーンの最期を応用させたという。先述の実写版『ジャングル・ブック』続編の構想もあるため、ジョンはそちらに専念し、代わりに『ライオン・キング』フランチャイズ30周年の続編であるのみならず特殊な立ち位置となる作品であり2024年末に公開を控える『ムファサ<ライオン・キング>』においてはアカデミー作品賞受賞の経験を持つ巨匠・バリー・ジェンキンスが後継してメガホンを握ることになった。

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  • シア・カーンの手下

    プロローグ

    記念すべきリクルート第1回目を終えた手下達 疲れ果ててハイタワーに帰って来ると そこには 人間の少女が 「今日からこの子も手下として、リクルート活動する。それ以外はここハイタワーのメイドをしてもらうからね。」 「「「「ハァ〜〜?!」」」」 「あとのことはスキャターに聞いて」 「「「「スキャター!!」」」」
  • 子猫のみる夢

    事故で大怪我をした子猫が、夢の中でジャングルブックのネコ科2匹に会う話。 人間について彼らが何を思うのか? ジャングルブックの登場ネコ科は、ディズニー作品ではなく原作小説の方になります。これ、二次創作?オリジナル?どちらになるのかな??? そして猫バンバンの普及です。猫ちゃんの事故が減りますように。

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