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概要編集

シケモクとは短くなるまで吸った(紙巻き)煙草。或いは吸い殻の俗称。

語源は諸説あるが、シケた(貧乏、ケチ臭い)(或いは文字通り湿気っている)+モク(煙:煙草)あたりが有名。


当然ながら煙草は短くなればなるほど吸いづらくなり、まだ燃え残っていても手で持てなくなったりすれば火を消してしまうのが普通である。

…が、そうそう何本も吸うわけにいかない生活困窮者や浮浪者などはどうにかしてフィルター(ないし吸口)の部分まで吸いきろうとする。これも時と場合によって新品の場合であったり、他人が捨てた煙草に再度火をつけるなどしてどうにか吸うわけである。

この「普通の人(場合)はここまでして吸わんやろ」という状態の煙草が、所謂シケモクである。


もちろん一定以下の短さになると持てなくなるので爪楊枝や木の枝を刺して吸ったり、割り箸で挟んだり、煙管にねじ込んで吸う。


ちなみにであるが、味は当然新品を吸うより劣る上にトゲのある喫味(辛くなる)になり、更には普通に吸うより体に悪影響がある(より有害物質が濃い状態で体内に入る)のであまりオススメできる吸い方ではない。

なお、現在普及している着火しない「加熱式タバコ」でも吸い終わった専用タバコを再び機器に挿して一応できるそうだが、こちらでも喫味はかなり悪いそうである。


余談編集

  • 漫画家吾妻ひでお氏は、自伝『失踪日記』で路上生活中にシケモク拾いをしたと告白している。
  • 終戦直後の物資困窮の時代には吸い殻を集める”シケモク拾い”が現金を得る手段として存在した。集めた吸い殻(シケモク)は専門業者が買い取り、これを分解して葉を集めて非公然の「闇タバコ」「闇モク」として闇市で売られたという。当然味は二の次という代物だが需要はあったとか。

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