シノプリオサウルス
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しのぷりおさうるす
中国に生息していたプリオサウルス類
1944年に、歯と3つの背骨をもとに記載された。坐骨と大腿骨も報告があるが不確実。
属名シノプリオサウルス(中国のプリオサウルスの意味)からも窺えるように、一般的にプリオサウルス類の中のプリオサウルス科に含まれるとされるが、エラスモサウルス科に含まれることのある首長竜レウロスポンディルス(Leurospondylus)と類似しているため、プリオサウルス類以外の首長竜の可能性も考えられる。
発見された地層は白亜紀当時内陸だったと考えられ、湖や川などに生息する淡水性の首長竜であったと考えられている。
さて、このシノプリオサウルスであるが、かつては模式種S.weiyuanensis以外にも種が含まれると考えられていた。
それがS.fusuiensisで、5本の歯を元に記載された(うち一本は紛失)。その後長い間模式種と近縁な首長竜とされていたのだが、2008年の研究でS.fusuiensisはスピノサウルス科だと判明した。スピノサウルス亜科の特徴とバリオニクス亜科の両方の特徴を持ち、歯の形や発見された地域からシアモサウルスに近いものだと考えられている。
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