概要
テンジクザメ目テンジクザメ科テンジクザメ属に分類される魚の一種。
学名はChiloscyllium griseum、英名はGrey bambooshark。
全長75cm程に成長。
分布
パキスタンからインド、スリランカのインド洋、マレーシアやタイ周辺海域の沿岸部の浅海に分布しており、サンゴ礁を好む。
かつて日本、台湾、フィリピン等の西部太平洋域にも生息しているとされていたが、現在は同属のイヌザメとの誤認の可能性が高いと考えられている。
特徴
生殖様式は卵生。
幼いうちは明瞭な横縞が入るが、成長とともに徐々にぼやけていく。
イヌザメよりも一回り程小さいが、外部形態は非常によく似ている。
シマザメは背鰭が鎌状にならず、胸鰭と腹鰭の間がより短いこと等からイヌザメと見分けることが出来る。
個人でも飼いやすいサメとして知られるが、2メートル程度の水槽が必要となる。