「影よ、彼の者の影を捉えよ!」
概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。
英語名は『THE SHADOW』、漢字名は『影』。
実体化するとローブをまとった人間の姿を取る。
その名の通り影を操る能力を持ち、複数の人間の影を集め纏うことで巨大化することもできるが、本体以外の影は光に弱い。
また、影そのものが実体化しているような存在であるため、大きさをある程度自由に変化させることも可能。使い方次第で呪縛魔法にもなる。
クロウカードの中では『光』や『闇』などと並んで一二を争うほどの素早さを持つ。更に普段は実体が無いため触れることも難しいので、クロウもその扱いには苦労したらしい。ただし、『剣』を(強い意志で)使えば触れることが可能である。
ケルベロス曰く「偏屈」な性格。
原作ではカードを集めるさくらの噂を聞きつけ、彼女を試すためにわざと騒動を引き起こし、捕まえに来るよう仕向けるような行動を取った。
作中では
クロウカード編
原作ではさくらの兄・桃矢がバイトをしていた店で、アニメではさくらの通う友枝小学校で初登場。いずれも客や児童の影を操り、棚を倒す・机を山積みにするなどの悪戯をしている。
封印の際は、原作では先に封印した『雷』で点けた公園の街灯の光で、アニメでは知世が点けた学校の照明によって本体を炙り出された。
その後は自身の特性を活かし、実体のない『霧』を包み込んで動きを封じるなどの活躍を見せた。
特にアニメ版第7話では、物音に厳しい『静』に対し、さくらの影を長く伸ばして間接的な封印に成功させている。また『静』が取りついた絵の描き主の娘である女の子を救った。
さくらカード編
原作・アニメ共に、エリオルの魔法で小学校内の空間が歪められた際にさくらカードに変えられる。
はぐれた知世の影を捉え、彼女を見つけ出すことに成功した。
影さえ有れば自由自在に動け、実体を消して動けるため物音もたてずにどんな隙間にも入り込め、さらに影なので当然光の速さで動けるため、主に人探しや敵の動きを封じる目的などで使われるなど、意外と多様性に富んでいる。
関連イラスト
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奈良シカマル(の術):「影を使って、他の影や実体のある物に干渉を与える能力」繋がり