プロフィール
概要
「本好きの下剋上」に登場するエーレンフェストの領主候補生。
ジルヴェスターとフロレンツィアの長女。ヴィルフリートの実妹。
養女となったローゼマインの義妹にあたり、優秀で優しい姉を心から慕い尊敬している。
何かと頼り甲斐のない兄姉のサポートに回る優等生。
人物
淡い金髪をくるくると巻いた美少女。
産まれてまもなくヴェローニカに取り上げられ甘やかされて育った兄とは違い、彼の対抗馬となるべく厳しく育てられたしっかり者。
洗礼式前からローゼマインの話を聞かされ、美味しいお菓子や楽しい玩具を次々と生み出す義姉に憧れを抱いていた。ローゼマインもそんなシャルロッテに対してメロメロであり、素敵なお姉様でいるべく張り切って可愛がっている。
自身の洗礼式の晩、拐われた自分を助けるために飛び出し毒を受けたローゼマインへ罪悪感と感謝と思慕が臨界点突発。尊敬を通り越して崇拝するまでに至る。
様々なものを開発し続け魔力を振りまくローゼマインを尊敬する反面、虚弱で常識知らずで度々騒動を起こす姉に「自分がしっかりしなくては」と支える気マンマン。姉として良いところを見せたいローゼマインと微笑ましい張り合いをしている。
実兄ヴィルフリートに対しては、血縁の情は確かにあるが離されて育ったために異母兄の感覚に近い。教育不足のためにどこか頼りなく、当初は「優しいけれど怠惰」と評していた。努力するようになってからは評価を改めたが、それでも「お兄様よりお姉様のほうが頼り甲斐がある」と述べている。
また兄が生まれながら領主として内定してるため、シャルロッテは対抗馬として育てられながも領主となる事は許されなかった。兄と姉が婚約し、完全に領主の座が絶たれた際には悔し涙を見せ、「領主になるのが優秀なお姉様なら心から納得できたのに」と母親に溢す。
将来は他領へ嫁ぐことになっているが、エーレンフェスト…引いてはローゼマインと離れる事を寂しがり、ブリュンヒルデがジルヴェスターの第二夫人に立候補した際には変わらずローゼマインを支える続けられる彼女を羨ましく思った。
ローゼマインに王命が下った際、必然的にヴィルフリートとの婚約が破棄され領主への道が再び開かれる。姉が残した産業を定着させるべく領内の調和を重視したアウブを目指すと決意し、姉とお揃いのペンダントトップをねだった。
能力
自他共に認めるサポート特化タイプ。
鬼教官と名高いフェルディナンドから「優秀」「第一夫人向きの性格」と評されるほど補助に優れる。
何かと不安定な兄姉の後始末に奔走した結果、このような能力が身に付いた。
当初はあまりにも違い過ぎるローゼマインの優秀さに心を折られたが、ローゼマインの不得意な社交や根回しで補佐すべく奮闘し、貴族院では姉の側近たちと力を合わせ社交に取り組んでいる。
補助の才能は申し分ない反面、独創性に欠け新しいものを生み出す事を苦手とする。また、問題にぶつかった際は従来のやり方にしか思いつかず打開策を提案するのが不得意。これは本人も自覚しており、規格外なローゼマインのサポートに徹していた弊害と言えなくもない。
しかし、エーレンフェストは未だ製紙・印刷産業の定着や派閥争いの安定が果たしたといえず、国内の情勢も不安定であるため、自分のような調停に秀でた者が領主となり領内の安定を目指せると意欲的である。
余談
「何故わたくしは殿方として生まれなかったのでしょうか。お兄様よりわたくしの方が上手くお姉様を補佐できると思います」と述べる程にはお姉様ガチ勢。短編集のおまけ4コマには男性ver.シャルロッテのイラスト(デフォルメ)が存在する。それを踏まえ、読者の間ではシャルロッテとローゼマインの百合カップリング、男体化シャルロッテとローゼマインとの男女カップリングが密かに人気である。