概要
『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』の登場人物。
父親である国王は過去の負傷が原因で臥せりがちであり、シーラ姫がその代理を担っている。
ガラにヨーコがさらわれた際には、ヨーコに代わってダーク・シュナイダーの封印を解いた(処女の接吻)。
ガラ戦ではD・Sに同行し、ヨーコの救出を助けた。この際に、敵の罠にうっかり手を出してしまい、D・Sに毒が仕込まれてしまうが、姫自らが口を使ってD・Sの体内から毒を吸い出している。いつも通りのD・Sの悪ノリであったが、キスから始まった一連の出来事を通して、異性として意識するようになる。
その後、シーン・ハリやカイ・ハーンが展開の都合で一時退場、アーシェス・ネイの合流が遅かったこともあり、しばらく作品における第二のヒロイン的存在となっていた。
ネイとの決戦の直前には、無茶な出撃を止めるようにD・Sを説得しに行ったにもかかわらず全く相手にされなかった上に(からかい半分に)肉体関係を迫られるも、「私をお望みなら差し上げますから、戦いに行かないで」と訴えるなど本気の好意を見せて、陰で見ていたヨーコを動揺させていた。
メタ=リカーナ王国の崩壊後は、その身に宿しているアンスラサクス最後の封印の影響から、ほとんど寝たきりの状態が続いていた。作品での出番は、物語の合間に封印に苦しめられる様子が描かれる程度に減少した。
アンスラサクスが彼女に接触することは無かったが、D・Sとカル=スが戦った際の暗黒の力同士の衝突の余波が影響を及ぼし、封印が解けてしまう。
封印が解ける間際に思いを寄せたのはD・Sの事であった。王女である自分に初めて女として、人間として対等に接してくれた事に感謝を抱き、「ささやかに生きる弱き者を守って欲しい」と祈りながら絶命する。封印により肉体が腹から裂けるという壮絶な死に様に、側にいたラーズ、オババは号泣した。(なおその直後に駆けつけたジオ・ノート・ソートとシーン・ハリの手によってか、何とか蘇生に成功している)
その後、詳細は不明ながら方舟の墜落から生き延び、「背徳の掟編 最終節」では「汎人類連合」の代表として姿を見せた。
作者自ら手がけた成人向け同人誌においては、ガラ戦での解毒から肉体関係に発展。さらにはカイ・ハーンを交えた解毒治療という名の乱交は69回にも及んでいた。
パッと見やり過ぎの二次創作にも見えるが、上述の通り本編でも結構際どいごとを言っているので実はそこまでやり過ぎではなかったりする。
名前と外見のモチーフは、『聖戦士ダンバイン』のシーラ・ラパーナ。(単行本中のコラムで明言されている)
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