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ジャン=ピエール・ジルベルスタイン

じゃんぴえーるじるべるすたいん

『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』の登場人物。
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CV:尾上松也

概要

映画キラキラ☆プリキュアアラモード_パリッと!想い出のミルフィーユ!」の登場人物。
キラ星シエルがパリでスイーツ修行をしていた頃の師匠。
現在はパティシエの幽霊クックをパートナーにしており、「究極のスイーツ」を作ろうとしている。
スイーツに対してストイックに向き合い続けている孤高の天才パティシエだが、スイーツ以外のことにはほとんど興味を示さず、人付き合いも嫌っている。

ちなみに彼の「ピエール」はミドルネームではなく、「ジャン=ピエール」で一つの名前である。これはフランス人に見られる複合名というもの。中黒(・)でなくダブルハイフン(=)でつながれてるのはそのためである。作中で彼はどんな親しい相手からもジャンとのみ呼ばれることは殆どない。これは公式リリース資料などで彼の名前が書かれる時も同様である(ただし使える文字数があまりに限られる場合は『ジャン』と表記され、劇中終盤でもキュアパルフェが一度だけそう呼ぶ)。

TV本編での先行登場

TV本編では第22話のジュリオの回想シーンで1カットだけ登場している。この時は声なし。そのカットでは人間の姿のシエルではなく妖精の姿のキラリンに対して指導を行っていた。
この人物が「かつてのシエルの師匠である」ということ以外は何の説明もなかったので、視聴者の間では謎の人物として話題となった。2人がどのようにして出会ったのかもこの映画版で語られる。

また映画版公開直前となる2017年10月22日放送の第37話ではソレーヌの回想で声つきにて登場。
小さな工房で世捨て人のようにひたすらスイーツを追求するジャン=ピエールを表舞台に引っ張りだそうとするソレーヌから熱心な勧誘を受けたが、「パリで出店」というパティシエとして最高峰の出世コースにも興味は示さず「わたしのスイーツを極めるのみ」と断っていた。

人物像

性格はかなりエキセントリックで、他人と会話するときは相手の言うことを聞かずに自分の喋りたいことだけ喋るし、興奮するとおかしなポーズをとる癖がある。
また天才すぎるがゆえにおかしなセンスの持ち主でもある。彼が嬉々として作るスイーツは名状し難き混沌の怪物のような、もしくは狂気的なオブジェのような見た目をしており、パッと見はとても美味しそうには見えない。そしてそれを食べたものは、常識を超えた未知の味覚に打ち震えることになる。
これらのことからパリのスイーツ界では「天才」よりも「変人」として扱われているようだ。ただしこの手のキャラにありがちな「味も不味い」などということはなく、パリのスイーツショップのオーナーであるソレーヌの勧誘を受ける程に一流の腕前を持っているという評価は受けていた。

才能ある彼は「一般受け」する普通のスイーツも当たり前に作ることはでき、ソレーヌを含めた周囲の良識ある人々はそれを期待しているのだが、彼自身は自分のやりたいことをやっているだけというスタンスであり、他人からどう見られようが気にする様子はない。自分大好きなナルシストであり、彼の作るスイーツは良くも悪くも自己満足のために作っている。
しかし、それもまた「大好き」という気持ちの発露ではあるため、彼のスイーツにはキラキラルの強い輝きが込められている。

彼のスイーツ工房は路地裏にある廃屋同然の借家の一階であり、ほとんどお化け屋敷のごとき不気味さが漂っている。その内装もおよそスイーツ作りに関係なさそうなわけのわからない実験器具が並んでおり、例えばエクレアやブリオッシュがホルマリン漬けされてまるで人の内臓のごとき様相で瓶詰めされている。スイーツ工房というよりマッドサイエンティストか錬金術師の実験室という方が近い。
この地下には巨大な空洞が掘られており、そこで「究極のスイーツ」が作られている。しかしこの空間の見た目もスイーツのイメージは皆無で、明らかにロボットアニメによくある整備カタパルトを模している。
なお、家賃は滞納しているようで大家が取り立てに来る気配を感じると慌て出す。

シエルとの関係

シエルの師匠とされているが、TV本編37話の回想シーンで登場した時は「私は弟子は取らない主義」として否定している。シエルがソレーヌの勧誘を受けて彼の工房から出ていくときも「好きにするがいい」と引き留めはしなかった。
実際のところ、ジャン=ピエールが指導したのではなく、シエルが勝手にジャン=ピエールに付きまといスイーツの技術を盗んだと言うのが正しいようだ。ジャン=ピエールも自分のスイーツ作りの邪魔さえしないならばシエルが工房で修行していても特に気にしなかった。

そのようなスタンスであるため、ジャン=ピエールとシエルのスイーツに対する姿勢やパティシエとしての方針は全く異なるものになっている。シエルの方も師匠を立てるような殊勝な気持ちは薄い様子。
映画の予告動画では、ジャン=ピエールがシエルに顎クイして顔を近づけいちひまあおがあらぬ展開に赤面するという一幕で、その直後にシエルが涼しい顔で頭突きをかましている

出会い

キラリンとピカリオの妖精姉弟がパリへ辿り着いてしばらくは人目を避けながら、様々なパティスリーにこっそり忍び込んでそこのパティシエたちの腕前を見て盗むという形を重ねていた。
しかしこんな盗み見を重ねてもあまり成果は出ないし、人間たちから隠れて過ごすのも限界があると、2人とも早々にに行き詰まりを感じていた。
そしてある日、夜露を凌ぐ場所を探して夜の路地歌をさまよっていた姉弟は、美味しそうな獲物に見えたのかカラスの群れに襲われてしまい、慌てて近くにある廃屋に逃げ込む。
しかしそこは廃屋ではなく、ジャン=ピエールの工房だったのである。
ジャン=ピエールは妖精の姉弟を見てもおかしな生き物とは思いつつも別段驚きもせず、興味さえ示そうとしなかった。しかし、キラリンが自分の作りかけだったスイーツを正確に分析したことからパティシエの視点でこの妖精たちに興味を持つ。
そこにガラスを割ってさっきのカラスの大群が入ってきて大パニックになるが、ジャン=ピエールは胃にも介さず華麗な動きでそのカラスたちを避けながらスイーツを作り続け、カラスたちが去った頃には一皿のミルフィーユができていた。
それはまだ何のデコレーションもしていなかったが、ジャン=ピエールはその皿を無造作に妖精たちに突き出す。二人は恐る恐るそれを口にするが、あまりの美味しさに愕然とすることになった。
そしてこの人から教えを乞おうと2人はジャン=ピエールの押しかけ弟子としてこの工房の屋根裏部屋にいつくようになってしまったのだ。
ジャン=ピエールはこの2人を追い出すことはしなかったが親切丁寧に教えることもせず、ただ2人が作ったスイーツをたまに味見してそれに対して意見と改善点を的確に述べていた。

シエルへの影響

キラリンはジャン=ピエールの元で過ごすようになってからその秘められた才能が開花し、ついには人間化してキラ星シエルの姿を得るまでに至った。
ジャン=ピエールはシエル(キラリン)の才能は純粋に認めていて、彼女を「弟子」として親切丁寧に教えることはしなかったが、「パティシエとして最も必要である姿」を背中で見せてはいた。
彼にとって「パティシエとして最も必要である姿」とはスイーツを楽しむこと。それは『プリアラ』のテーマでもあるのだが、彼はそれをあまりに極端な形で捉えていた。
スイーツとは自分が楽しむために作るものであり、その楽しみは誰かと分かち合うものではない、という考え方をしていたのである。ただ、ジャン=ピエールは他人のスイーツのあり方を否定することはしない。みんながそれぞれ、自分のためだけにスイーツを作ればそれでいいと考えているだけである。
ジャン=ピエールは当時はそういう考え方をわざわざ口には出していない。ただ、修行時代のシエル(キラリン)は、ジャン=ピエールのようなすごいパティシエにになりたがっていたために無意識的に彼の生き方をもなぞるようになっていた。そして次第に彼女の心からともに修行を続けてきたピカリオの占める割合が薄くなっていったのである。
シエル自身は「伝説のパティシエ・プリキュアのように、世界中のみんなを笑顔にするスイーツを作る」ことを信念にパティシエを目指しているので、修行時代のシエルはスイーツを「自分のためだけ」に作っているつもりは全くなかった。ただ、自分が成長すればみんなのためになるから自分のことだけ考えてれば問題ないという欺瞞を無意識に持ってしまったところもあるかも知れない。実際、この映画では「修行時代のキラリンは弟を無意識に切り捨てたことが成長のきっかけになった」と師匠であるジャン=ピエールから冷静に分析され、シエルはショックを受けている。

一方、キラリンと違い天才肌ではなかったピカリオは,成長する姉に追いつけないばかりか、メンタリティ的にも変化していく彼女にある種の恐れを抱くようになり、姉から距離をとって屋根裏部屋で一人で閉じこもって独学で修行するようになっていった。そしてキラリンが人間化に至った日、彼女が放った何気ない一言がピカリオの心に消えない傷を植え付け、最終的に彼はノワールのしもべとして闇に落ちて姿を消す、
しかしピカリオがいなくなってもシエルはジャン=ピエールから離れることはできず、自分がどこまで成長できるかに耽溺する日々を送っていた。そしてある日、ソレーヌによって独立して店を開く機会が与えられ、それが自分にとっての大きな成長になると思ったことでジャン=ピエールから離れることになった。
それが幸いしたのか、シエルの中でピカリオが消えたことへのわだかまりが大きくなっていき、しばらくの後にソレーヌの元を飛び出し、自分たちの故郷であるいちご坂へ戻ってきたのである。弟もいつかここに戻ってくることを信じて。
そして、この街で出会った宇佐美いちかをはじめとするキラキラパティスリーのプリキュアたちとの触れ合いによって、シエルはジャン=ピエールの理想とは全く異なる方向にも輝く世界があることを知り、彼女の視野は大きく広がることになった。

一方、ジャン=ピエールはシエルがキラパティの仲間とともにパリへ戻ってきたことで、彼女が一人ではいられなくなった=弱くなったと感じて、ある種の失望を感じていた。
シエルは自分が仲間といることは成長の証なのだと師匠に認めさせるべく、キラパティの仲間と一緒に「最高のスイーツ」を作ってジャン=ピエールに食べさせようと奮闘することになる。

余談

担当声優の尾上松也は自他ともに認めるほどの大のスイーツ好きで、自らオリジナルスイーツをプロデュースしたほどであるが、この役に選ばれた時は大変驚いていたらしい。

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