概要
漫画『BEASTARS』の登場キャラクター。主人公レゴシと同じハイイロオオカミの女子生徒。
初登場は21話。男子生徒からイジメを受けているところをレゴシに助けてもらった。
プロフィール
人物
大人びた正統派美少女
高等部1年。役者チーム。演劇部に入ったばかりの新入部員。毛色は濃い茶色で主張する所は出てる。キビからは「新入部員の中でダントツ可愛い」と評価されている。
ひねったとこもなく性格も悪くはない。
でも自信家で強欲。自分の美貌も自覚はあるらしい。オスの肉食獣よりは華奢だが、ルイくらいの草食獣なら力押しでマウントが取れる。
我が強く闘争的な肉食動物が多く描かれるなか、彼女は雌という部分が強調されており、見目の良い彼女は他の女子部員から妬まれ避けられ、演劇部内で孤立気味だった。
しかしレゴシへの憧れで覚醒したジュノはイヌ科の雌らしい本質、社交的・家庭的で明るく気立ての良い振る舞いを見せ、上手く立ち回り演劇部内での信用を得て見せた。様子見してたダンスチームのシイラ先輩からも「ルイとは違うカリスマがある」と評価されている。
無闇な闘争は避け肉食の力は他者を守るためにあるという考えを持つものの、彼女もオオカミという肉食動物。欲しいものは他人に与えられるより、自力で取りに行く。
レゴシに惚れちゃった後輩
タイミングよく助けられたこともあり、同族から見るとそこそこいい感じなのか、レゴシに惚れてしまうジュノ。レゴシの方もジュノのことを気にかけるよう周りから言われてるのもあってか元々の気性なのかよく世話をするようになる。
とはいえ相手はウサギ好きのオオカミ。迫って見てもほぼ眼中にない感じでスカされ流され、それでいて同族だからか他の獣に頼めないからーと頼みごとはしてくる。気安くも心は遠いところに置かれているのが辛い。
ルイからハルのことを示唆され、実際にハルへと媚び売ってるレゴシも見かけたが、それでも自信家な彼女は頑張っていた。スタートが遅れただけと言い張って。
最終的にはフラれたもののレゴシへの気持ちは続いており、レゴシから頼み事があれば少々ヤバ気なことも引き受けてしまうくらいにはゾッコン。
自分と正反対な恋敵との邂逅
しかし学園で諸々の事件を受けての草食と肉食の完全別学化が進められた時、自分が唯一心を乱される草食ハルに興味が湧き、追いかけて園芸部にたどり着く。
そこでハルに捕まり園芸部を手伝うことになる。
ハル先輩には負けない!といき込んでいたジュノだったが、子供の声で大人の口調で可愛い系、それでいて甘え上手で非力で危なっかしくて目が離せないハルを見て、その草食的魅力に屈した。
あの男子達みたいに運命狂わされる前に退散しておくことにする。
ルイへの尊敬と対抗心
ルイとの2人っきりの練習の際、普段は隠している自尊心とルイへの対抗心を見せたジュノ。ルイが草食として上に立ち、正義と道徳を見せつけることで世の平等を叶えるビースターを目指している中、ジュノは肉食として上に立ち、肉食の誇りと強さで世の平和を作るビースターになろうとしている。
シシ組関連でルイがいなくなったことと、レゴシが草食獣を助けたことを利用する事で頭角を表すジュノ。
しかし彼女から見てもルイの休学は納得行かず、なんと一人でシシ組に乗り込んでいった。
ルイからヤクザ入った現状を聞くも、実際の姿にルイは落ちぶれてないと感じたジュノは抗議を重ねたがルイの意見は変わらず、泣き別れになる。
経歴
学外でイヌ科市民が徒党を組んでガゼル食肉事件を起こした日の放課後、それをネタに男子生徒に絡まれているところをレゴシに助けてもらった。
中等部の頃よりあからさまに酷く言われたことに傷付き悔しがる彼女を、レゴシは自分の現状を交えてうまく慰めた。(ジュノの中では上手いこと他の先輩からレゴシが良く評価されていたこともあり)それ以来ジュノはレゴシに憧れている。
レゴシの想う相手も知っており、その上でイベント・自分の役・レゴシの実績・肉食獣たちの現状での不満など、全部を利用してレゴシの気持ちを勝ち取る気でいた。しかし空気を読まないことに定評のあるレゴシには効かず、雑に振られてしまう。
が、その時のスピーチのおかげで部内だけでなく、広く周りの肉食獣・草食獣から一目置かれるようになる。