概要
ジンオウガとタマミツネが同時に登場している作品に付けられるタグ。
二体の間にはリオ夫婦やテオナナのような種族上の繋がりは現状存在せず、また骨格や行動などもそれほど関連性は無い。
にもかかわらずこの二体がカップリングとして語られる理由としては、以下があげられる。
カップリングとされる理由
- オープニングムービー
恐らくもっとも大きな理由がこれ。
モンスターハンタークロスのオープニングムービーでは、当作品の看板となった4大モンスター(タマミツネ・ガムート・ライゼクス・ディノバルド)が登場し、タマミツネはジンオウガと同時に映っている。
モンスター同士が遭遇するだけに戦闘シーンであるが、他のモンスターのようにお互いに敵意をむき出しに攻撃をぶつけ合っていると言うよりは、どこかじゃれあっているだけのように見えてしまうハンターが少なくなかったらしく、ここからジンタマのカップリングという考えが生まれたと考えられる。
また、他のモンスターの場合ティガレックスとガムートや、リオレウスとライゼクスのように、前者はパワー系、後者は飛行系同士と言う具合に比較的戦闘スタイルの近しいモンスターであるが、ジンオウガとタマミツネは「柔と剛の対決」と述べられたように、強靭な四肢で襲い掛かるジンオウガと、泡を利用して攻撃をいなすタマミツネではまるきり正反対であり、いわゆるデコボコカップリング的な要素も持ち合わせている。
- モチーフが一致している
ジンオウガとタマミツネは共に「和」をイメージとしているモンスターである。
これについては戦闘BGMを聞けばお分かり頂けるはずである。
- 生息域が一致している
現状、タマミツネのクエストで指定されるフィールドには、ジンオウガのクエストも存在する。
もっともこれはジンオウガの生息地域がやたらと多いことも一因ではあるのだが。
ちなみに、ジンオウガは草食動物やガーグァが主食であることに対し、タマミツネは魚が主食なので、少なくとも食料事情的には共存は可能と考えられる。
- モンスター自体の人気が非常に高い
ジンオウガ・タマミツネ共に、単独での人気がとても高い。
具体的にはモンスターハンタークロス発売時に行われた歴代モンスター人気投票では、リオレウスやナルガクルガなどの旧作の看板モンスターたちを抑えジンオウガが1位
また、モンスターハンタークロスの登場モンスターにおける人気投票ではタマミツネが1位・ジンオウガが2位と、見事カップリングでワンツーフィニッシュを果たしている。
ちなみにモンスターハンタークロスで初登場のモンスターのうち、タマミツネの次にランクインしているのはディノバルドの6位である。いかにタマミツネの人気がずば抜けているかを物語っている。
このことから、「ジンオウガもタマミツネも両方好き」というハンターも多いと推測でき、カップリングとして扱われる機会も増えたのだと考えられる。
- 名前の字数とイントネーションが一致
ジンオウガ、タマミツネと名前が五文字で、泡狐竜、雷狼竜と別名が三文字目。また、別名は属性+見た目+竜と、構成も同じ。イントネーションは声に出して名前を一文字ずつ読めばわかる。高低の基準を0とすると、両者とも-1、1、1、0、-1という高低の変化になるだろう。
ジンオウガには金雷公、タマミツネには天眼という二つ名個体がいる。
さらに、天眼タマミツネのクエストの中には天眼タマミツネ自身に加えて通常のジンオウガとタマミツネが同時に登場するものもある。
加えて、タマミツネの生態として「雄は成熟すると群れを離れて単独で暮らすが、時おり母親の雌個体が様子を見に来る」という設定がある、ひょっとすると、見回りに来ていたところなのかもしれない。
MHRiseでも、ジンオウガ・タマミツネ共にヌシ個体が存在する。
一方で、ジンオウガには亜種は存在するが希少種は存在しないのに対し、タマミツネは亜種は存在しないが希少種は存在するという対照的なことになっている。
余談
…と、ここまで如何にこの二体がカップリングとして成り立ってきたかの理由を述べたが、ご存知の通り少なくともゲーム内で登場しているタマミツネはすべてオスである(もちろん設定上はメスも存在する)。
更に後の設定にてゲーム中のジンオウガは「食料を求めて広範囲を徘徊する成熟した雄」ということが明かされたため、設定に則った場合ジンタマはBLカップリングとなる。
そのため二次創作ではタマミツネ側が性別不明、どちらとも解釈できるように表現されることも多い。
2021年発売のMHRiseではX以来の二頭の共演が果たされ、しかも同作ではモンスター同士の本格的な縄張り争いがゲームのシステムとして実装されているため、実際に両者によるXのOPムービー以上のガチンコバトルが巻き起こることとなる。