概要
同社は1950年に腕時計用精密部品の製造・販売を目的として設立された。その後腕時計用ネジの量産を目的としてシチズン時計株式会社(現 シチズンホールディングス株式会社)との共同出資により合弁会社(東海精密株式会社)を設立し、吸収していることから、現在でもシチズンとの関係が深い。
同社グループは、同社と子会社18社及び関連会社4社より構成され、事業部門には、特機事業(小型プリンター、カードリーダーライター)、工作機械事業(コンピュータ数値制御(CNC)自動旋盤等工作機械)、精密部品事業(腕時計部品、自動車用・空調機器用・ハードディスクドライブ(HDD)用・医療用等部品)の3部門がある。
特に、工作機械事業が扱う時計などの細かい部品を加工するスイス型の旋盤では、シチズンホールディングスに次いで20%以上のシェアを握る。また、プリンター事業のシェアもセイコーエプソンに次ぐ2位である。
企業戦略においては、創業者の時代より1000億円超の市場は手掛けずニッチな市場においてシェアを確保するグローバルニッチ戦略を基本としており、日本の工作機械メーカーとしては早い段階から海外生産・販売に目を向けている。2016年現在、売上高のうち8割が海外での営業売上であり、グループ人員の7割が海外人員である。
関連タグ
清水エスパルス:2005〜2009シーズンまでスポンサーし、2023年から再びスポンサー。2024シーズンからはゴールキーパーの胸に同社のロゴが掲示されている。