CV:銀河万丈
概要
寒冷地帯のある町フリジスの付近に設置された基地の責任者を務める。
本作のメインヴィランにあたる。
人物(ネタバレ注意)
軍人としての貫禄こそあるが、その本質は権力を振りかざし敵を葬ることを好むタカ派。
性格は冷酷非道であり、自分の意に沿わない者には容赦しない。
また、美食家という一面も持ち、ケーキなどの甘味を好む。それゆえか嗅覚と味覚が非常に優れている。
作中での動向(ネタバレ注意)
食事のため、部下を引き連れて家族連れ限定のレストラン「瓦礫と絆亭」を訪れ、難色を示す店主を軍の圧力で黙らせてテーブルに着く。
挙句、注文の中に含まれていたデザートのメレメレが品切れと知ると、最後の一つがサーブされたばかりだったフォージャー家のテーブルから部下を使って奪わせるという暴挙を重ねる。
反論してきたロイドと「店で出している他のケーキに使われている砂糖の種類を当て、より正答に近い方がメレメレを食べる」という勝負をするが、スパイ活動の一環で料理にも肥えていたロイドをあざ笑うかのように、自身は各ケーキに含まれる砂糖の量まで正確に当てて勝利。さも当然かのようにメレメレを独り占めして店を去っていった。
基地に帰還した後、部下たちを集め大型飛行船で第三国への航行を宣言する。
彼の目的は、裏ルートで入手した機密情報を利用することで東西の戦端を開き、戦争を引き起こすことにあった。
しかし、その機密情報が記録されているマイクロチップが民間人の少女の手に渡ったことを知り、部下たちを総動員してフリジスを捜索。少女を目撃していたドミトリとルカが確保してきたアーニャを乗せたまま、飛行船を発進させる。
しかし、アーニャ拉致の事実を知ったロイドが飛行機で突っ込んできたこと、そこに密航していたヨルが兵士たちを次々に殲滅させたうえに、飛行船内で火災が発生するという事態に。
兵士に変装して艦橋に侵入してきたロイドを「都会の匂いがする」と簡単に見破り排除しようとするが、最後は自身そっくりに変装したロイドに組手で敗れ失神。本物のフリをしたロイドにより偽物扱いを受けたまま、墜落寸前の飛行船から部下たちによって連れ出され退艦した。