「美しき地球…、私の手で、さらに美しく変えてあげよう。そして地球は、私のものになる…フフフフフ…」
CV/増山江威子
概要
映画『美少女戦士セーラームーンS』、それを元にして書かれた漫画『かぐや姫の恋人』に登場。
地球を氷漬けにして雪と氷で閉ざされた死の世界に変えて自身のコレクションに加えようと宇宙からやって来た邪悪な氷の女王。
辺り一面を極寒の地に変えてしまう程の猛烈な冷気を起こし、猛吹雪を発生させて攻撃する力を持つ。
その正体は原始太陽系星雲の成れの果ての姿で、劇中で宇宙翔が発見した彗星“プリンセス・スノーカグヤ”は彼女の本体にして分身体であり、はるか遠い昔に地球を支配しようと目論むも、クイーン・セレニティの発動した“幻の銀水晶”の力で弾き飛ばされ45億年もの長い間宇宙を彷徨い続けて再び地球を支配するチャンスが訪れるのを待ち続けて来た。
45億年ぶりに再び地球を支配するチャンスを得ると、(おそらく万が一の為に)自身の体の一部である水晶を密かに地球へとばら撒くと、スノーダンサーを送り込み地球を支配しようとするが、駆けつけたセーラー戦士たちに倒された為、計画を変更。
密かに地球を支配する為に、切り札となる“氷の塔”を作成するとともに、それの感背に必要不可欠な予めばら撒いておいた自身の体の一部である結晶をスノーダンサーたち、探し出すように命じ暗躍する。
また、『かぐや姫の恋人』では自分に名前を付けてくれた人物でもあり、身体の一部である結晶を最初に手に入れた翔を自身の永遠の伴侶にしようとも目論んでいた。
そして遂に結晶を手に入れていた宇宙翔を見つけ出し、彼の生態エナジーを吸い取ってパワーが増大した結晶を手に入れると遂に “氷の塔”を完成させ、そこから発生される猛烈な冷気による大寒波や無尽蔵に生みだされるスノーダンサーたちをと使役して一気に地球を氷漬けにして支配しようと活動を開始する。
その力は絶大なものであり7大セーラー戦士ばかりかスーパーセーラームーンですらも太刀打ちできない程の力を得るが、最後は決して諦めずに立ち向かうムーンを見て彼女を護るために立ち上がったセーラー戦士たちの力を得たムーンが発動した“幻の銀水晶”の力『多くの愛と友情の力、シルバー・クリスタルパワー』(『かぐや姫の恋人』では『虹色月心激(レインボー・ムーン・ハート・エイク)』)を浴びて分身体である彗星“プリンセス・スノーかぐや”諸共消し飛ばされ消滅した。
なお、デス・バスターズ編とデッド・ムーン編の物語を描いたSFCソフト『美少女戦士セーラームーン Another Story』ではヘル・デスティニーの運命改変の詠唱で復活し、ラストダンジョンの1つである暗黒の城で雑魚キャラとして登場している。
プリンセス・スノーカグヤ
宇宙翔によって発見され、命名された巨大彗星。公転周期は不明。45億年ぶりに地球へと接近するが、その正体は原始太陽系星雲の成れの果てであるスノーカグヤの本体であり、かつて地球を手に入れようとした際はクイーン・セレニティの発動した“幻の銀水晶”の力で退けられてしまい失敗してしまい、それ以来再び地球を手に入れるチャンスが訪れるまでの永い間宇宙を彷徨い続けていた。
なお、当初は名前を持っていなかったが、(映画ではオミットされているが)自分を発見し、名前を付けてくれた翔の事に対しては仄かな思いを寄せているようで、彼を自身の永遠の伴侶として手に入れようと考えているようだ。
雪の踊り子(スノーダンサー)
スノー・カグヤの手下の兵士。個々の戦闘力はそれほどでもないが連携力に長けており、セーラームーンを除くセーラー7戦士との戦いでは必殺技を出す隙を複数で巧みに突き、マーズ、ネプチューン、ウラヌス、ヴィーナスを次々に戦闘不能に。マーキュリーを全方位から次々と攻撃したうえで両腕を拘束して痛めつけ、一方的にやられるマーキュリーに気を取られたジュピターをも地に沈める。そして残ったプルートにも集中攻撃を加えて倒してしまった。