「サトウカズマ!サトウカズマはいるかぁぁぁぁぁ!」
CV:生天目仁美
概要
ベルゼルグ王国の検察官。長い黒髪に眼鏡の聡明な雰囲気を漂わせる女性。20歳。
人物
普段は高圧的で、特に被疑者に対しては酷薄な態度を取るが素は気弱で生真面目。また融通が利かず、分からない事は追及したがる性格。その性格が災いして男っ気はない。
尋問の際に気弱な態度を見せたためここぞとばかりにカズマに責め立てられたが、調子に乗り過ぎて上述の地雷を踏み、かえって立場を悪くした。
ダストを主役としたスピンオフ『この愚か者にも脚光を!』では、特殊な性癖が明らかとなっている。
作中の動向
機動要塞デストロイヤー迎撃の際に、動力源のコロナタイトを領主アルダーブの屋敷に転送させ吹き飛ばしたカズマを、国家転覆罪の疑いで逮捕した。
嘘を見破る魔道具(嘘を吐くと鳴る)の反応から、カズマが魔王軍の関係者ではないかと疑いを持つ。
裁判では尋問のためにクリスやミツルギらを呼び出し、彼らに対してカズマがやった事の心証が悪くなる事のみを証言させ、殆どこじつけの印象操作で裁判長の心証に働きかけていた(中世レベルなこの世界の裁判では至極有効)。
一応魔王軍幹部のウィズと関わりがあるため魔王軍の関係者ではないとは言えず、ミツルギの仲間であるクレメア&フィオらカズマを目の敵にしているアクセルの街の人間(の一部、擁護派は権力行使で黙らせた)の証言、アクアやめぐみん(アニメではダクネスも)の余計な言動、更にアルダーブが悪魔マクスの力で真実を捻じ曲げさせた事で、いよいよ死刑宣告されそうになったカズマだったが…。
原作ではすんでの所でダクネスがアルダーブと取引を行い、アニメではこれに加えてカズマが魔道具に「俺は魔王軍の手先ではない」と叫んで反応が無かった事で処分保留となり、しばらくは彼女が監視役となった。だが何かあると、カズマのせいではないかと疑って押し掛けてくる。
アニメ版ではジャイアントトードに捕食されたりと原作以上の憂き目に遭っているが、持ち前の頭の固さや素の清純さなどが、より掘り下げて描写されている。
魔王軍幹部のバニルを討伐した一件から完全に疑いを解き、彼等を無罪放免として感謝状を贈った。