概要
「アルプスの少女ハイジ」の登場人物。ゼーゼマン家の使用人の男性。ヨハンやチネッテとは同僚。
ゼーゼマン家では執事として働くほか、クララの身の回りの世話も行う。
ハイジはセバスチャンを最初に見たとき「おじさん、ペーターにそっくりね」と気さくに話している。
大らかな性格で、ハイジの良き理解者。猫のミーちゃんを内緒で飼えるようにしてあげたり、ミーちゃんがロッテンマイヤーに見つかり捨てられたときは、知り合いの家にミーちゃんを引き取ってもらうなど、とても優しい男性。そのため、おばあさまと並び、フランクフルト滞在時のハイジにとって心の支えとなった人物。
ハイジの帰国時には、仕事が忙しいデーテに代わってハイジをデルフリ村まで送ってくれた。デルフリでハイジと別れるときには「山が嫌になったら、いつでもフランクフルトに帰ってきていいんですよ」と言う等、ハイジに対して、まるで父親が娘に接するような振る舞いを見せていた。
ロッテンマイヤーに対しては、幽霊騒動のときにヨハンと愚痴を言い合うなどしていたが、ハイジの起こした騒動を利用して(主に彼女や知り合いが連れてきた動物を使って)、動物嫌いのロッテンマイヤーが驚く様子を見て内心面白がっている場面もあり、心底嫌いというわけではない様子。