概要
大長編第1弾『かこんでいたのにひどいや』に登場。
どこかの惑星から闇の大魔王を復活させるために必要な闇の石板を手に入れるために宇宙船「セルフワン・スペース号」に乗って地球にやってきた宇宙人。黒色の長髪で頭に一本のアンテナを生やしている。
武器として部下のロボット達(セルフワン同様、頭部に彼と同型の一本のアンテナを生やしている)に作らせた、相手を闇堕ちさせる兵器「闇玉」があり、これで校長を闇に染め、ちゃむらいも脅して無理やり手下にした(……が、二人ともじーさんに片やバズーカで瞬殺、片や叱られて逃走などあっさりあしらわれた)。
闇の大魔王を復活させて宇宙を征服してもらうために必要な残り二枚の石板を手に入れるために部下のロボット軍団と共に地球に飛来したが、じーさんは石板を一塁ベースに、校長は座布団代わり(曰く「しり置き板」)にしてたが何とかその2枚の石板を手に入れ、闇の大魔王を復活させようとするが、石板を食べたため一緒に連れ去ったゲベからは「征服してもらう」という彼に対して「オマエ…カッコ悪いよ。」と言われ、その意味については『オマエのかっこ悪いところをじーさんに教えてもらうんだな』といいゲベは突然筋肉ムキムキになり、背中に翼を生やして壁を突き破って走り去って行った。その状況をゲベを助けに来たじーさんたちに嫌々ながらありのままを説明したが、当然二人には信じてもらえず「だから話すの嫌だったんだよ〜!」と思っていた(特にじーさんは「へぇ〜」と話半分に聞くというかなり適当な態度だった)。
それでも手に入れた石板で闇の大魔王復活の儀式を行うが、じーさんにいきなりボコボコにされ、さらには自身を護衛させるために呼び出したロボット軍団も屁で一掃され、それでも大魔王に執着する彼だったがじーさんに、
「他人に頼るな!!」
「オマエが前を向いて!! オマエが立ち上がって!!」
「オマエが戦え!!」
と一喝される。
しかしセルフワンは「なんだそりゃ…それじゃまるで俺が一人じゃ何もできないみたいじゃねーか!」と自分じゃ何もできない他力本願な性格を否定するがじーさんに『違うのか? 今までの言葉を思い出してみろ』といわれ、今まで自分がやってきたことを思い出した。
闇玉は部下達に作らせた武器だったこと…
じーさんにボコられていた際にも自分で反撃せずにロボット軍団をけしかけたこと…
この期に及んでも自分で戦わず『魔王さまさえ来ればキサマなんか!!』と叫んだこと…
じーさんの言い分は正しく目上の者に媚を売り部下達を使いっ走りにしていたのは事実だが、彼が中間管理職に等しい地位に就いている以上は自分は現場に来ないで部下に命令したり武器を製造させるのは当然と言えるところも少なからずあり、むしろ武器の効果や魔王復活の手掛かりを把握しじーさんらが宇宙船に侵入すればモニターで部下と共に監視していた。
更に闇の大魔王も他力本願な上、他人を利用してから殺そうとする等も、セルフワン以上に性格が悪い。
自身が人に頼りきりだったことに気付き、逆上し 「魔王さまに頼らなくたって… 宇宙征服ぐらい出来るんだぁーっ!!」と叫び、自分の力でじーさんを殴り倒す。そしてそこでようやく「自分で戦うことをわからせるためにわざとやられた」と察したが、その直後に闇の大魔王の光線で体を貫かれ、瀕死の重傷を負ってしまう。さらにセルフワン・スペース号はセルフワンの身に何かあったときに5分で自爆する仕組みになっていた為自爆装置が作動してしまう。そしてじーさんと闇の大魔王との戦闘の直後に船が爆発してしまうが(詳しい経路と部下達の生死は語られてないが)実は生きていたことが判明、平原の中でじーさんに言われた言葉を思い返しながら今度は自分の力だけで生きていくと決心したのであった。
因みに、じーさんと孫はいつの間にかちゃむらいに助けられており、じーさんからも「あいつはあれぐらいで死ぬ奴じゃない。セルフワンは、生きているよ…。」と彼の生存を確信していた。
アイツは死んだだろうけど……♨️
???「解せぬのじゃい…」
余談
名前の由来は『one self』(意味:自分で、自分自身で)のアナグラム。
関連タグ
絶体絶命でんぢゃらすじーさん かこんでいたのにひどいや 他力本願
「オマエが前を向いて!!オマエが立ち上がって!!オマエが戦えっ!!」
「やってやるよ。オレの力でな!」
絶体絶命でんぢゃらすじーさん
大 長 編
「かこんでいたのにひどいや」