曖昧さ回避
- ソビエト連邦で計画されていた23号計画戦列艦の最初の艦。独ソ開戦で未成艦となった。
- アルクティカ級原子力砕氷船(10520型砕氷船)の4番船。起工時は「レオニード・ブレジネフ」だったが、1989年の竣工前に改名された。
23号計画戦列艦
1930年代のソ連で新戦艦建造のための海軍軍拡23号計画が策定。
計画段階でギブス&コックス社(アメリカ)から航空戦艦案も提出されたが、採用されなかった。
1936年に承認された建艦計画では戦艦8隻建造の予定だったが、1938年の第3次5カ年計画において6隻に減らされた。実際に起工されたのは4隻であった。
ソビエツキー・ソユーズは1938年7月15日にオルジョニキーゼ造船所(レーニングラード)で起工されたが、1941年7月10日建造中止。1949年までにスクラップにされ、竣工することはなかった。
長船首楼船体、二重式測距儀といった上部構造物、プリエーゼ式水中防御隔壁の採用等、全体的にイタリア風。420~375mmの装甲で水線長の57%が防御され、B-37型40.6cm砲をはじめ強力な兵装が計画されていた。
性能諸元(計画)
基準排水量 | 59,150t |
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全長 | 271.5m |
全幅 | 38.92m |
吃水 | 10.24m |
機関 | 重油専焼高圧型水管ボイラー12基+BBC式蒸気タービン発電機&モーター3基3軸 |
最大出力 | 210,000HP |
最大速力 | 28ノット |
航続距離 | 5,950海里(14.5ノット) |
武装 | B-37型50口径40.6cm三連装砲塔×3基、57口径15.2cm連装速射砲塔×6基、56口径10cm連装高角砲塔×6基、68口径37ミリ4連装高角機関砲×8基 |
乗員 | 1,924名 |
同型艦
二番艦:ソビエツカヤ・ウクライナ
三番艦:ソビエツカヤ・ベロルーシヤ
四番艦:ソビエツカヤ・ロシア
関連タグ
未成艦 戦艦 ソ連海軍 ソビエツキー・ソユーズ級戦艦 23号計画戦列艦
新海底軍艦:漫画「巨鋼のドラゴンフォース 」にてラ級艦の一隻として登場。